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注目情報
私大文系からの国立医学部再受験合格体験記 （ｂｙ まつけんさん）
琉球大学の配点（２００１年２月の時点）
・センター試験
国３００ 英３００ 数２００ 理２００ 社会１００
・二次試験
数１００ 理（化学必修、生物・物理から一教科）２００点
※現在は面接もあり、配点は１５０点？くらいだそうです
琉球大学は、国立医学部では珍しくセンター逃げ切り型の配点になっています。しかも、２次試験に英語はない上に、センター試験における文型科目の比率が高いのが特徴です。ちなみに、ここの数学と理科は基本に忠実な問題が多く、奇をてらったものはあまりでません。赤本を立ち読みすれば、非常に安心感が得られると思います(^^ゞ
勉強方法についてですが、文系からの受験の場合、数学と理科がネックになると思います。国・英・社に関してはあまり勉強しなかったので、主に数学と理科について記そうと思います。
・学習計画について
基本的にものぐさで、自分で計画を立てて勉強するような高等なことは出来ませんでした。そこで、最低限のルールとして
１．平日は必ず勉強する
２．土日は基本的に勉強のことは忘れておく
平日は朝８時に登校し、予備校の自習室が閉まる夜８時ころまで予備校に篭っていました。一人暮らしだったので、家に帰ってから米を炊き始め、その間に数学の問題を一問だけ解くようにしました。今からはとても信じられない規則正しい生活でした(-。-)y-゜゜゜
土日は原付で多摩の方まで走りに行くか、パソコンつついているか、本を読んでいるかでした。たまに気が向くと自習室に行って勉強しましたが、基本的には休みと決めて心穏やかに過ごしていたと思います。
煮詰まりすぎるのは、百害あって一利なしです。再受験者の強みで、一度受験というものを突破していますから、この辺りの調整は出来るのではないでしょうか。
・予備校での勉強（４〜１２月初旬）
数学・生物・化学のみ受けていました。国語は無視、英語も琉大に決定した瞬間から行かなくなり、結局３科目だけ重点的に勉強することになってしまいましたね。
各教科共通して言える事ですが、予習は必ずしましょう。授業を受けた時の効果が全然違ってきます。予習して、間違ったところはチェックしておき後で復習、分からないところはその日のうちに質問。これを繰り返すだけでも、かなり実力はつきます。
予習は、次の回の分だけで充分です。最初の方に張り切って、どんどん先取りしようとすると後が辛くなります。一年あるのですから、落ち着いていきましょう。
以下、各論を。
数学は医歯薬ではなく一般理系向けを受講しました。テキストは河合塾の授業用テキストのみ。他にはほとんど手を出しませんでした（出す余裕がなかったとも・・・）。予習は必ず行い、授業では解法を確認しておきます。自分の解法と授業での説明が違った場合、答えが合っているようなら両方とも頭に叩き込んで
おきましょう。授業で教わる方が効率のいい解き方ではありますが、色々な思考方法を訓練するのだと思ってください。
家に帰ったら、自分の苦手な分野（例えば確率）を選んで、１日１問解くようにしました。簡単な問題から始めて、少しずつレベルアップしましょう。１問解くだけなので、ゆとりを持って考えることが出来ます。これをやって、苦手な分野を片端から潰していきました。
理科ですが、受講クラスは理系向けで最も簡単なもの（基礎レベル）でした。大学時代に理系科目に触れていないので当然ですね。これも、河合塾のテキストを中心に勉強しました。予習して授業をしっかり聞いて、疑問点を潰していけば充分です。
あと、夏休み頃から『入試精選問題集』（河合出版）の化学／生物��B・��を始めました。これは難しい問題も含まれているので難易度は高いのですが、解くと為になります。私は、授業で分かったことや、この問題集で学んだことを見返せるよう、その都度ポイントをノートにまとめておきました。
数学は思考パターンの数が勝負になりますが、生物や化学はどうしても記憶量が必要になってきます。人の記憶は移ろいやすいもの。過信せず、手を動かしましょう。
ただし、目的はあくまでも自分で読み返しやすいようにする事であり、ノートを作るという事だけに専念しないように。やたら凝ったノートを作る人がいますが、あまり感心しません。必要最小限を分かりやすく、が基本ですので。
・センター試験
１２月の中頃くらいから、センター試験に特化して勉強を始めました。
テキストですが『青本』（『大学入試センター試験実戦問題集』 （駿台文庫） をやりました。別に意味があるわけではなく、現役時代に使っていたなあ、と懐かしくなったもので。他の本でもいいのでは？ 自分の好みで選ぶといいと思います。
『青本』や予備校の模試は本番よりもかなり難しく作られているので、結果が思わしくなくても不安がらないでください。私は模試よりも、問題集を解いた時の点数よりも、センター試験本番の成績の方が良かったです。
ちなみに、センター試験の結果ですが、
国２４１ 英２８４ 数１９９ 理２００ 社（世界史）１００
文学部なのに国語が最低でした(^^ゞ
言い訳ですが、センター試験の国語は意外と難しいです。文章読解で選択肢の中から正しい答えを選ぶというのは一種の訓練が必要でして、それは大学の学問とはまったく関係のないものです。国語といえども手を抜かず、ちゃんと問題数をこなして慣れましょう。
・二次試験
勉強はセンター試験が終わってから、本格的に始めました。琉球大学に限って言えば、センター前までは、センター試験に全力を注ぐべきだと思います。
テキストですが、まずは『赤本』。これははずせません。琉球大学の場合、３年分ほどしか掲載されていませんが充分でしょう。あとは、河合塾の授業テキストのうち、間違えた問題をすべて復習しました。さらに、『入試精選問題集』の間違えた問題もすべて見直しました。
この時期になると焦りはじめ、重箱の隅が気になります。しかしながら、ここまで１０ヶ月以上勉強してきて「始めて見た！」は、基本的には出てきません。
それよりも、今までやってきた範囲を確実に仕上げた方が戦力になります。
このためにも、多くの問題集に手を出すよりも、いい問題集を少数選んで確実に仕上げていった方がいいのでは、と考えます。
医学部に入ってから
・医学部に入ってから
一般入試で入ると、前の大学で取得した単位と類似の教養科目は認定が得られます（琉大の場合）。この制度を最大限活用すれば、非常に暇になります。バイトするなり遊ぶなりしてください。
医学部に入ってからの勉強についてですが、基本的に再受験者は好成績を示す傾向がみられます（琉大の場合）。二度目の大学であり手の抜き方の要領を心得ている、年齢等のプレッシャーもあり手を抜かずにきっちりと勉強する、モチベーションが最初から違う、などなど色々な要因が考えられます。少なくとも、勉強について行けませんという事はないので、安心してください。
ま、亀の甲より年の功ということですかね。
琉球大学の入試以外では、この方法が適応かどうか分かりません。ここの入試は、他の国立大学と比べると非常に簡単なので、他大志望者は別の学習方法を考えた方がいいかも・・・。
最新の情報を聞きたい場合は、
琉球大学 中国医学研究会
の掲示板に投稿すれば、誰か教えてくれると思います（私も可能な限り）。
こちらは再受験者が（何故か）多いので、再受験を考えている人にも親切だと思います。
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