2008年03月24日
四国遍路編 「12月15日~プロローグ 四国へ」
本章に入る前にいくつか注意点を。
まず、これは基本的に石原マチに宛てた手紙形式で綴られている。紀行文と手紙の間を行ったり来たりする不安定な文体となるが、これを綴った当時の飛鳥エイジ自身が極めて不安定な状態であったので、どうかご宥恕願いたい。
また、ところどころ俺のマチへの気持ちがあまりにストレートな部分もあるが、これも当時の飛鳥の本心をありのままに語ったものであり、俺自身の変遷を知ってもらうためにもそのまま使用する。
俺の、初めての遍路は、自分自身の壊れきった心身を甦らせるため、そして、マチの幸せのためにある。そして、その経験は、今もなお俺の中に強烈に焼き付き、日常の中で「辛い」と感じた瞬間に、「いや、俺は彼の地を歩き抜いたではないか!」と叱咤激励してくれる。
その、素晴らしき体験を、今、語ろう。
平成14年12月15日
S台駅。日曜らしい空気というべきか。ボーナスシーズンでもあるし、懐の温かい人も多いのだろう。行き交う人々に、いつもより活気がある。
俺はというと、荷物の重さにうんざりしながらATMに寄りかかり、一休みしていた。本当に華奢な身体になったものだ。ついさっき、肌着を買うために立ち寄ったスポーツ用品店で、「お客様は痩せてらっしゃいますから、このサイズでも大丈夫かと……。」と言われた。
……痩せてる?誰が?生まれて初めてのことだった。半年間で10数キロも落ちた体重は、俺の外見も変えてしまったようだ。
今、14時43分。約束の時間まで1時間を切った。マチは来てくれるのだろうか?狂おしいまでに猛るマチへの思い-俺にとってあの子はもはや「一部」になってしまっている。切り離すことなどできない、俺という人格の一部。思えば、今日を迎えることができたのもすべて彼女のおかげだ。マチの一言一言が俺に力を吹き込み、甦らせてくれたのだ。彼女からもらったエネルギーを四国で使ってくる。そして彼女の幸せを祈るのだと。俺の遍路は、マチへの愛の具現としてあるのかもしれない。
来てくれるだろうか?あと50分。マチの姿を今日、この目にできたなら、俺の旅に恐れるものは何もない。『仏様、大師様、どうか私に、マチをお与えください。』柄にもないセリフだと思う。だが、そんな言葉が素直に出るのも、遍路に出る者の心境なのかもしれない。それに、俺がマチを求める心は、それほど純粋なのだ。
会いたい……。これほど誰かを恋い焦がれたことなど、俺の人生のメモリには存在しない。
15時39分。時間だ。歩み出す足が震えていた。怖いのだ……。「もし」を思うと、心臓が激しく脈打つ。携帯はまだ鳴らない。5分が過ぎた。改札を出ていないはずはない。もう電話の前まできただろうか?様々な思いが交錯する。が、1秒ごとに俺の不安は膨らんでいった。
10分が過ぎた……。だめかもしれない-そんな絶望が俺をとらえ始めた。彼と打ち合わせでもしているのか?わずかに残る希望的観測で、自身の崩壊をかろうじて抑えていた。過ぎていく時の一秒一秒が俺を容赦なく締めつける。
「マチ……!」
名前を口にしても、不安はその膨張をとめてはくれない。だが、俺の中にはまだ決定的な希望が残されていた。それは、彼女が、『マチ』だということだ。今まで俺を一度たりとも裏切ったことのない子。マチとはそういう子なのだ。俺の中のマチへの信頼は、どんなにぶよぶよに膨れ上がった不安にも覆い尽くせないほど、大きく強いものになっていた。マチは来てくれる-俺の中の希望が力強くそう叫ぶ。俺はもう、彼女を疑わないと決めたのだ。
その時は唐突に訪れた。
白いセーターと、黒のロングマフラー、9月のあの日より少し伸びた髪をおろして、マチはやってきた!いつものあの笑顔で!俺を癒してくれる、あの輝くような笑顔で……。女神の降臨はいつも突然で、約束されたものなのだ。俺の運命を変えてくれたその子は、まさに女神そのものだった。マチは今日も俺の運命を変えるため、ここにやってきてくれたのだ。

「来たぞー!おう!」
とん!と胸をたたかれた。その気さくな接触が俺に最初の力を吹き込む。
「来てくれたな、マチ。」
「当然!」
俺の中の不安は、その居場所を失い、滅していた。なんというやりとりだろう。マチの答えはいつでも小気味よい軽さがある。
……俺は、この子と会えて本当によかった。改めてそのことを確信していく。
新幹線の改札を二人でくぐる。
「ほい、入場券。」
「ん、ありがと。」
ありがとう-その一言がどれだけ俺を力づけるか、彼女は知らないだろう。
お札の代わりに準備してくれたモノのことを聞くと、ギリギリまで出さないという。一体なんだろう?
映画は午前中に見てしまい、彼にはもう帰ってもらったと。俺のためにすまない。
先日の電話のことを、思い切って切り出してみた。
「なあマチ、お母さんに言われたんだけど、俺を思い出すとつらいのか、?」
なんのこと?というような表情だ。大きな瞳が、いつもの澄んだ輝きのまま、俺をまっすぐに見つめていた。
「俺を思い出すようなものがそばにあると、いろいろセットで嫌なものまで思い出して、マチが悩んだり苦しんだりすると。俺はその言葉がいちばん辛くてきつくてさ……。なあマチ、俺を思い出すと苦しいのか?」
黙って首を横に振るマチ。一息おいて、彼女は語った。
「マチがつらいってのは、ヤツのことだから。それに、マチには何があったかとか聞かないで、勝手にいろいろ考えてるんじゃないかな。ま、それももう終わっちゃったことだし。」
この数日間、俺の心を締めつけ苦しめていたものが、霧消していく。
「本人の言葉を信じていいのか?」
「うん!」
俺は、マチの頭をなでながら、涙をこらえていた。女神の頭をなでるとは、なんと不遜なとも思うが、俺にとってのマチは、可愛い娘のようなものでもあるのだ。
俺は、この旅に命をかける覚悟だった。あるいはもう、彼女に触れる機会は二度とないかも知れない。思い切りマチを抱きしめた。俺の願いに応じて、マチもその両手でがっしりと俺の胸を抱きしめてくれた。
「……行ってくるよ!」
「おう!」
彼女の声は、俺以上に力強い。
夢のような至福のときは瞬く間に過ぎていった。旅立ちまで3分。俺は巨大な荷物を背負い、待合室を出ようとした。マチはさっと前に立ち、扉を大きく開いてくれる。さりげない優しさが、マチの行動の一つ一つにあふれている。
新幹線は既に入線していた。
「それじゃ」
何か決意したようなマチの言葉。
「目をつぶって、手を出して!」
俺は彼女の操り人形になったように、忠実に動いていた。すると、手の中に小さな何かが優しく置かれる。
「お守り!」
開かれた俺の目に、赤い布の包みが映った。
「手芸の苦手なマチががんばったんだよー。赤いのは『飛鳥』だから。黄色も明るく元気になるように!どうしようもなく辛くなったときに、開けて中見ていいよ!」
トントンと軽いリズムで飛び出す彼女の一言一言が、遍路飛鳥にとめどなくエネルギーを充填してくれる。どうしてお前は、こんなことができるんだ……?
ありがとうマチ
涙がこみ上げてきた俺の様子に、彼女はすかさず返す。
「泣くなよ!門出だぞ!」
まったくその通りだ。お前は本当に15歳なのか?マチの言葉に後押しされるように、俺は列車に乗り込んだ。
16時08分発、MAXやまびこ120号。俺を四国へ運んでくれる、最初の足だ。
出入り口をはさんで、俺たちは向かい合った。がっしりと握られた手。その手を引き寄せ、マチの指に軽くキスをした。
「あー!契約違反だ。」
「おいおい!手もダメか?」
「そーだよー!もう。」
「あの、えっと、ごめんなさいです。」
「よろしい。」
こんなやりとりが、彼女とならできるのだ。俺の心に光が差す。柔らかい温もりに満たされていく。
「いつまでもこんなやりとりができたらいいな。」
「おう!そうだな。」(←注:マチです)
本当に心の底からそう思う。俺は一生、この子に忘れないでいてもらいたい……。
発車まで1分を切った。
俺は、マチの胸のオープンハートにそっと触れた。一瞬、驚いたような表情。が、またすぐ彼女は元の笑顔に戻る。その一瞬の戸惑ったような表情。俺はマチに「女」を感じてしまった。触れてはいけないものが彼女にあるということを知った。そして彼女の笑みは、俺を信頼する心を伝えてくれていた。
俺の中でそれまで抑えていた思いが、あふれ出た。その思いは涙となって、頬を伝って流れ落ちる。
「マチ……行ってくるよ。俺の旅、今から始まる!」
「そうだよ!だから泣くな。」
「ああ、すまん。お守りありがとう……。俺、嬉しい。」
「うん。」
発車のベルがホームに響く。俺とマチは互いに目を合わせたまま、時が止まったかのように動かなかった。マチの姿がガラス越しになっても、俺は見つめる目をそらすことはなかった。列車ががくりとその巨体を動かす。それでも、俺とマチは互いが見えなくなるまで見つめ合っていた。
俺の旅は今始まった。マチが救ってくれた俺の命、マチが支えてくれた俺の夢。俺は再生の旅、四国遍路に向かうのだ。マチのお守りを握りしめて!
俺は、涙を拭いながら、客室へと踏み出した。力強い一歩だった。その強さは、マチが与えてくれたものなのだ。
東京着18時24分。
暑い!なんで駅構内こんなに暑い。肌着の上に肌着といういでたちで十分だ。ゴアテックスなんて不要なり。背中には汗が滲んでいる。俺ってやっぱり寒い地方の人なんだなと再認識。
それにしても、マチっていったい何者なんだろう?この新幹線の車中、かつてないほど俺は安らいでいた。温かな優しい手に抱かれる幼子のように、穏やかな心だった。マチの言葉が俺を包んでくれる。15歳の、21年も年下の少女が、なぜあんなにも大きいのか?
駅の休憩所で、寺をまわりながら納める札に、一枚一枚『マチ』と書き入れる。
三ヶ月前-。
「なあ、俺の願い事に『マチ』って書いていいかな。」
「へ?願い事って何?」
「納札っていってさ、遍路が寺を打つごとに、納める札なんだ。名前や住所、それに願い事を書き込むんだよ。」
「へえ……。でもなんで『マチ』なの?」
「そりゃお前の名前だからさ!それに、『マチ』って字の意味は知ってるだろ。」
「うん。」
「だからさ。俺が願うものは『マチ』、つまり『幸せ』さ。そして俺の一番欲しいものは、マチだから。」
「なーに言ってンの!」
「でOK?」
「OK!」
思い出すな、あの時を……。
OKと笑う彼女の目は、限りない優しさをたたえていた。
マチをいつか俺ものに……。ああ、これじゃ不倫記録だ。『転落教師不倫中』ではますます袋叩きだろうなぁ。しかし、自分の不遇をネタにできるようになったとは、俺もずいぶん立ち直ってきたものだ。つくづくマチに感謝しなくてはなぁ。
前のベンチのカップル、彼が彼女を後ろから抱きしめている。が、不思議となんの気も起こらない。自分が、もっと幸せだから。
俺は3時間ちょっと前に、マチを抱きしめた。マチも俺を思い切り抱きしめてくれた。その温かく、柔らかな体を胸の中に引き寄せながら、マチの耳元で俺はつぶやいた、『行ってくるよ』と。
俺とマチとの距離はゼロだった。抱きしめることに慣れてはいけないが、この温もりは俺にとっていつも新鮮な感動だ。俺はこれからもマチを抱きしめたい。抱きしめるたびに、新たな感動に心を震わせるように、ありたい。許されない行為だからこそ、その一回一回が、忘れえぬ記憶となって俺の中に焼き付けられていくのだ。
東京駅で夕食をとった。メニューはオムライス。やはりマチを思い出す。マチのオムライスが食べたい!
マチに手紙を出さないと誓ったから、S台に帰るまでは我慢です。8月の中旬以降、10日以上もマチと連絡なしってのは、なかったな。まあ、それだけ俺がマチにすがっていたということなんだが。
それにしても、まだ関東さえ出ていないのに記録本四ページがびっしりなんだが、これも息切れしそうだな。俺の悪い癖だ。マチへの想いは、息切れしないといいんだが。
何?まだ四カ月足らず?そうだな……キャリア浅いか。でも、小学生のころのマチもいい子だって思ってたんだぞ。なんとなく俺を見てくれてるような様子が、うれしくてさ。
ちょうどあの頃からカミさんが、俺から急激に離れていった。両親も弟にできた長男のことが気になってしょうがないので、俺はちょっと寂しかった。そのうえPTAの本部役員とも仲が悪かったしな。いろいろ言われてつらかった。俺はもっといろいろやりたかったんだが、なんで自分の子供と全く無関係のことまで、突っ込んでこれるかなぁ。あの頃からかな、教師って仕事が虚しく思えてきたのは。
マチの水着姿が残ってたのはびっくりだった。しかもやらかしてくれたしな。精密機械持ってる教師に冷水ぶっかけやがるとは!最近のマチは強くなったって言うけど、よくよく考えたら十分素質あったんじゃないのか?映像に俺の悲鳴が入ってるなんてなかなかないぞ。
東京発22時。サンライズ瀬戸。サンライズ出雲と連結し、四国山陰地方へと夜の東海道を走る寝台特急だ。本来なら9月16日、マチが15歳になるその前日に、俺が乗るはずだった列車。思えばあの日、教育長から遍路ストップをかけられ、絶望しながら、マチと話したあの時……。あのマチの言葉が今の俺を支えたのだ。
「でもいつか行くんでしょう!?」
マチのバイタリティーが、そんな言葉を生むのだろう。二十歳年上の男を支えて、なお余りある彼女の力の秘密がそこにあるのだ。
鉄路を行く寝台に抱かれながら、俺はそんなことを考えていた。
サンライズ車内。寝台列車は久しぶりだが、やっぱりこの独特の雰囲気がたまらなくいい。いまミニサロンから車窓の眺めを楽しんでこれを書いている。マチといっしょに見たいものだ。ちなみに、部屋は暗証番号のロックがかかるようになっている。4桁の数字だが、俺の暗証番号は当然『0917』だ。多分自分の誕生日を忘れても、この日は忘れないだろう。大切な、大切な人の生まれた日だから。俺もこの日を神に感謝したい。マチを、無事この世に送り出してくれた神に。
明日、いよいよ俺の旅が始まる。マチに捧げる旅だ。お休み……。
……夜目が覚めた。運命とはこんなものなのだろうか。そこはちょうど浜松駅だった。俺にとっては思い出したくない地名。だが今は、マチがいてくれる。本当に運命とは、どこまでも数奇なものなのかもしれない。
月は満月のちょっと前。その明るさに負けぬ冬の星々が、俺を出迎えてくれていた。北にはカシオペアが、天頂にはぎょしゃ座の五角形が静かに下界を見つめたまま凝結している。そして、列車の進行方向に時折姿を見せる『天空の歌舞伎者』オリオンは、いつものように冬の空に燦然と輝く。やはり星は、俺の友でいてくれたのだろうか?
かの星文人・野尻抱影氏は、星を友としながら、90年の生涯を送った。俺にあのような偉業などなぞれるはずもないが、星を愛するという一点においては、自分も同様であると信じたいのだ。そしてなによりも、今の俺には、地上に輝く星がある。
……そうか、そうだな!神という表現ですら、マチの存在を言い表すには不足だった。俺にとって、常に傍らにあって、愛すべき対象だったものは星だ。人という生き物に神の存在を感じさせた、星という神秘の光。……そうだった。マチは、俺にとって目の前にある、触れることもできる、温もりを与えてくれる、地上に下りた星だったのだ!遍路にでる正にこの時に、そのことに思い当たるとはな。
先刻、額に深々と刻み作られたしわを見て絶句した。若葉のようなマチの輝きが、消えないしわをたたえた始めた俺とどんなに不釣り合いかわからないはずもない。寂しかった。俺の歳は、マチと俺を決定的に隔ててしまうのか?それでも星が人の生を超越して輝くように、マチは俺の人生に光を与えてくれると思いたい。俺より一秒でも長く生きてくれたなら、俺にとってマチは永遠の存在だから。
あ!そのことでちょっと思い出したぞう!先日、自転車の後ろから車道に転げたって話ィ!マチ……俺な、本気で心臓バクバクだったんだぞ。『車がそこまで』じゃねえよ!
生傷の絶えないマチもかわいいけど、命だけは大切にしてくれ。あの地震のとき、俺はマチを救うことしか考えられなかった。俺にとってのマチがどんなものか、あのとき確信できたんだ。
『戦わなければ生き残れない』
あ、間違った。飯田にしかわからんボケかましてる場合じゃないっつーの!でもさ、マチだって、『予想通りの反応!やったね。』とか言ってんじゃん。俺の心拍数も知らねえで!
『マチがいなければ、生きていけない』
お前が存在しない世界なんて、怖くてシミュレーションできねぇ!
さてと、言うこと言ったから、もうひと眠りするか。(おい!)
いよいよ明朝、俺は四国に、立つ!俺の四国遍路が、始まるのだ。
本編3.5-2 12月16日 飛鳥エイジ、四国に立つ!~スナフキンとの出会い に続く
まず、これは基本的に石原マチに宛てた手紙形式で綴られている。紀行文と手紙の間を行ったり来たりする不安定な文体となるが、これを綴った当時の飛鳥エイジ自身が極めて不安定な状態であったので、どうかご宥恕願いたい。
また、ところどころ俺のマチへの気持ちがあまりにストレートな部分もあるが、これも当時の飛鳥の本心をありのままに語ったものであり、俺自身の変遷を知ってもらうためにもそのまま使用する。
俺の、初めての遍路は、自分自身の壊れきった心身を甦らせるため、そして、マチの幸せのためにある。そして、その経験は、今もなお俺の中に強烈に焼き付き、日常の中で「辛い」と感じた瞬間に、「いや、俺は彼の地を歩き抜いたではないか!」と叱咤激励してくれる。
その、素晴らしき体験を、今、語ろう。
平成14年12月15日
S台駅。日曜らしい空気というべきか。ボーナスシーズンでもあるし、懐の温かい人も多いのだろう。行き交う人々に、いつもより活気がある。
俺はというと、荷物の重さにうんざりしながらATMに寄りかかり、一休みしていた。本当に華奢な身体になったものだ。ついさっき、肌着を買うために立ち寄ったスポーツ用品店で、「お客様は痩せてらっしゃいますから、このサイズでも大丈夫かと……。」と言われた。
……痩せてる?誰が?生まれて初めてのことだった。半年間で10数キロも落ちた体重は、俺の外見も変えてしまったようだ。
今、14時43分。約束の時間まで1時間を切った。マチは来てくれるのだろうか?狂おしいまでに猛るマチへの思い-俺にとってあの子はもはや「一部」になってしまっている。切り離すことなどできない、俺という人格の一部。思えば、今日を迎えることができたのもすべて彼女のおかげだ。マチの一言一言が俺に力を吹き込み、甦らせてくれたのだ。彼女からもらったエネルギーを四国で使ってくる。そして彼女の幸せを祈るのだと。俺の遍路は、マチへの愛の具現としてあるのかもしれない。
来てくれるだろうか?あと50分。マチの姿を今日、この目にできたなら、俺の旅に恐れるものは何もない。『仏様、大師様、どうか私に、マチをお与えください。』柄にもないセリフだと思う。だが、そんな言葉が素直に出るのも、遍路に出る者の心境なのかもしれない。それに、俺がマチを求める心は、それほど純粋なのだ。
会いたい……。これほど誰かを恋い焦がれたことなど、俺の人生のメモリには存在しない。
15時39分。時間だ。歩み出す足が震えていた。怖いのだ……。「もし」を思うと、心臓が激しく脈打つ。携帯はまだ鳴らない。5分が過ぎた。改札を出ていないはずはない。もう電話の前まできただろうか?様々な思いが交錯する。が、1秒ごとに俺の不安は膨らんでいった。
10分が過ぎた……。だめかもしれない-そんな絶望が俺をとらえ始めた。彼と打ち合わせでもしているのか?わずかに残る希望的観測で、自身の崩壊をかろうじて抑えていた。過ぎていく時の一秒一秒が俺を容赦なく締めつける。
「マチ……!」
名前を口にしても、不安はその膨張をとめてはくれない。だが、俺の中にはまだ決定的な希望が残されていた。それは、彼女が、『マチ』だということだ。今まで俺を一度たりとも裏切ったことのない子。マチとはそういう子なのだ。俺の中のマチへの信頼は、どんなにぶよぶよに膨れ上がった不安にも覆い尽くせないほど、大きく強いものになっていた。マチは来てくれる-俺の中の希望が力強くそう叫ぶ。俺はもう、彼女を疑わないと決めたのだ。
その時は唐突に訪れた。
白いセーターと、黒のロングマフラー、9月のあの日より少し伸びた髪をおろして、マチはやってきた!いつものあの笑顔で!俺を癒してくれる、あの輝くような笑顔で……。女神の降臨はいつも突然で、約束されたものなのだ。俺の運命を変えてくれたその子は、まさに女神そのものだった。マチは今日も俺の運命を変えるため、ここにやってきてくれたのだ。
「来たぞー!おう!」
とん!と胸をたたかれた。その気さくな接触が俺に最初の力を吹き込む。
「来てくれたな、マチ。」
「当然!」
俺の中の不安は、その居場所を失い、滅していた。なんというやりとりだろう。マチの答えはいつでも小気味よい軽さがある。
……俺は、この子と会えて本当によかった。改めてそのことを確信していく。
新幹線の改札を二人でくぐる。
「ほい、入場券。」
「ん、ありがと。」
ありがとう-その一言がどれだけ俺を力づけるか、彼女は知らないだろう。
お札の代わりに準備してくれたモノのことを聞くと、ギリギリまで出さないという。一体なんだろう?
映画は午前中に見てしまい、彼にはもう帰ってもらったと。俺のためにすまない。
先日の電話のことを、思い切って切り出してみた。
「なあマチ、お母さんに言われたんだけど、俺を思い出すとつらいのか、?」
なんのこと?というような表情だ。大きな瞳が、いつもの澄んだ輝きのまま、俺をまっすぐに見つめていた。
「俺を思い出すようなものがそばにあると、いろいろセットで嫌なものまで思い出して、マチが悩んだり苦しんだりすると。俺はその言葉がいちばん辛くてきつくてさ……。なあマチ、俺を思い出すと苦しいのか?」
黙って首を横に振るマチ。一息おいて、彼女は語った。
「マチがつらいってのは、ヤツのことだから。それに、マチには何があったかとか聞かないで、勝手にいろいろ考えてるんじゃないかな。ま、それももう終わっちゃったことだし。」
この数日間、俺の心を締めつけ苦しめていたものが、霧消していく。
「本人の言葉を信じていいのか?」
「うん!」
俺は、マチの頭をなでながら、涙をこらえていた。女神の頭をなでるとは、なんと不遜なとも思うが、俺にとってのマチは、可愛い娘のようなものでもあるのだ。
俺は、この旅に命をかける覚悟だった。あるいはもう、彼女に触れる機会は二度とないかも知れない。思い切りマチを抱きしめた。俺の願いに応じて、マチもその両手でがっしりと俺の胸を抱きしめてくれた。
「……行ってくるよ!」
「おう!」
彼女の声は、俺以上に力強い。
夢のような至福のときは瞬く間に過ぎていった。旅立ちまで3分。俺は巨大な荷物を背負い、待合室を出ようとした。マチはさっと前に立ち、扉を大きく開いてくれる。さりげない優しさが、マチの行動の一つ一つにあふれている。
新幹線は既に入線していた。
「それじゃ」
何か決意したようなマチの言葉。
「目をつぶって、手を出して!」
俺は彼女の操り人形になったように、忠実に動いていた。すると、手の中に小さな何かが優しく置かれる。
「お守り!」
開かれた俺の目に、赤い布の包みが映った。
「手芸の苦手なマチががんばったんだよー。赤いのは『飛鳥』だから。黄色も明るく元気になるように!どうしようもなく辛くなったときに、開けて中見ていいよ!」
トントンと軽いリズムで飛び出す彼女の一言一言が、遍路飛鳥にとめどなくエネルギーを充填してくれる。どうしてお前は、こんなことができるんだ……?
ありがとうマチ
涙がこみ上げてきた俺の様子に、彼女はすかさず返す。
「泣くなよ!門出だぞ!」
まったくその通りだ。お前は本当に15歳なのか?マチの言葉に後押しされるように、俺は列車に乗り込んだ。
16時08分発、MAXやまびこ120号。俺を四国へ運んでくれる、最初の足だ。
出入り口をはさんで、俺たちは向かい合った。がっしりと握られた手。その手を引き寄せ、マチの指に軽くキスをした。
「あー!契約違反だ。」
「おいおい!手もダメか?」
「そーだよー!もう。」
「あの、えっと、ごめんなさいです。」
「よろしい。」
こんなやりとりが、彼女とならできるのだ。俺の心に光が差す。柔らかい温もりに満たされていく。
「いつまでもこんなやりとりができたらいいな。」
「おう!そうだな。」(←注:マチです)
本当に心の底からそう思う。俺は一生、この子に忘れないでいてもらいたい……。
発車まで1分を切った。
俺は、マチの胸のオープンハートにそっと触れた。一瞬、驚いたような表情。が、またすぐ彼女は元の笑顔に戻る。その一瞬の戸惑ったような表情。俺はマチに「女」を感じてしまった。触れてはいけないものが彼女にあるということを知った。そして彼女の笑みは、俺を信頼する心を伝えてくれていた。
俺の中でそれまで抑えていた思いが、あふれ出た。その思いは涙となって、頬を伝って流れ落ちる。
「マチ……行ってくるよ。俺の旅、今から始まる!」
「そうだよ!だから泣くな。」
「ああ、すまん。お守りありがとう……。俺、嬉しい。」
「うん。」
発車のベルがホームに響く。俺とマチは互いに目を合わせたまま、時が止まったかのように動かなかった。マチの姿がガラス越しになっても、俺は見つめる目をそらすことはなかった。列車ががくりとその巨体を動かす。それでも、俺とマチは互いが見えなくなるまで見つめ合っていた。
俺の旅は今始まった。マチが救ってくれた俺の命、マチが支えてくれた俺の夢。俺は再生の旅、四国遍路に向かうのだ。マチのお守りを握りしめて!
俺は、涙を拭いながら、客室へと踏み出した。力強い一歩だった。その強さは、マチが与えてくれたものなのだ。
東京着18時24分。
暑い!なんで駅構内こんなに暑い。肌着の上に肌着といういでたちで十分だ。ゴアテックスなんて不要なり。背中には汗が滲んでいる。俺ってやっぱり寒い地方の人なんだなと再認識。
それにしても、マチっていったい何者なんだろう?この新幹線の車中、かつてないほど俺は安らいでいた。温かな優しい手に抱かれる幼子のように、穏やかな心だった。マチの言葉が俺を包んでくれる。15歳の、21年も年下の少女が、なぜあんなにも大きいのか?
駅の休憩所で、寺をまわりながら納める札に、一枚一枚『マチ』と書き入れる。
三ヶ月前-。
「なあ、俺の願い事に『マチ』って書いていいかな。」
「へ?願い事って何?」
「納札っていってさ、遍路が寺を打つごとに、納める札なんだ。名前や住所、それに願い事を書き込むんだよ。」
「へえ……。でもなんで『マチ』なの?」
「そりゃお前の名前だからさ!それに、『マチ』って字の意味は知ってるだろ。」
「うん。」
「だからさ。俺が願うものは『マチ』、つまり『幸せ』さ。そして俺の一番欲しいものは、マチだから。」
「なーに言ってンの!」
「でOK?」
「OK!」
思い出すな、あの時を……。
OKと笑う彼女の目は、限りない優しさをたたえていた。
マチをいつか俺ものに……。ああ、これじゃ不倫記録だ。『転落教師不倫中』ではますます袋叩きだろうなぁ。しかし、自分の不遇をネタにできるようになったとは、俺もずいぶん立ち直ってきたものだ。つくづくマチに感謝しなくてはなぁ。
前のベンチのカップル、彼が彼女を後ろから抱きしめている。が、不思議となんの気も起こらない。自分が、もっと幸せだから。
俺は3時間ちょっと前に、マチを抱きしめた。マチも俺を思い切り抱きしめてくれた。その温かく、柔らかな体を胸の中に引き寄せながら、マチの耳元で俺はつぶやいた、『行ってくるよ』と。
俺とマチとの距離はゼロだった。抱きしめることに慣れてはいけないが、この温もりは俺にとっていつも新鮮な感動だ。俺はこれからもマチを抱きしめたい。抱きしめるたびに、新たな感動に心を震わせるように、ありたい。許されない行為だからこそ、その一回一回が、忘れえぬ記憶となって俺の中に焼き付けられていくのだ。
東京駅で夕食をとった。メニューはオムライス。やはりマチを思い出す。マチのオムライスが食べたい!
マチに手紙を出さないと誓ったから、S台に帰るまでは我慢です。8月の中旬以降、10日以上もマチと連絡なしってのは、なかったな。まあ、それだけ俺がマチにすがっていたということなんだが。
それにしても、まだ関東さえ出ていないのに記録本四ページがびっしりなんだが、これも息切れしそうだな。俺の悪い癖だ。マチへの想いは、息切れしないといいんだが。
何?まだ四カ月足らず?そうだな……キャリア浅いか。でも、小学生のころのマチもいい子だって思ってたんだぞ。なんとなく俺を見てくれてるような様子が、うれしくてさ。
ちょうどあの頃からカミさんが、俺から急激に離れていった。両親も弟にできた長男のことが気になってしょうがないので、俺はちょっと寂しかった。そのうえPTAの本部役員とも仲が悪かったしな。いろいろ言われてつらかった。俺はもっといろいろやりたかったんだが、なんで自分の子供と全く無関係のことまで、突っ込んでこれるかなぁ。あの頃からかな、教師って仕事が虚しく思えてきたのは。
マチの水着姿が残ってたのはびっくりだった。しかもやらかしてくれたしな。精密機械持ってる教師に冷水ぶっかけやがるとは!最近のマチは強くなったって言うけど、よくよく考えたら十分素質あったんじゃないのか?映像に俺の悲鳴が入ってるなんてなかなかないぞ。
東京発22時。サンライズ瀬戸。サンライズ出雲と連結し、四国山陰地方へと夜の東海道を走る寝台特急だ。本来なら9月16日、マチが15歳になるその前日に、俺が乗るはずだった列車。思えばあの日、教育長から遍路ストップをかけられ、絶望しながら、マチと話したあの時……。あのマチの言葉が今の俺を支えたのだ。
「でもいつか行くんでしょう!?」
マチのバイタリティーが、そんな言葉を生むのだろう。二十歳年上の男を支えて、なお余りある彼女の力の秘密がそこにあるのだ。
鉄路を行く寝台に抱かれながら、俺はそんなことを考えていた。
サンライズ車内。寝台列車は久しぶりだが、やっぱりこの独特の雰囲気がたまらなくいい。いまミニサロンから車窓の眺めを楽しんでこれを書いている。マチといっしょに見たいものだ。ちなみに、部屋は暗証番号のロックがかかるようになっている。4桁の数字だが、俺の暗証番号は当然『0917』だ。多分自分の誕生日を忘れても、この日は忘れないだろう。大切な、大切な人の生まれた日だから。俺もこの日を神に感謝したい。マチを、無事この世に送り出してくれた神に。
明日、いよいよ俺の旅が始まる。マチに捧げる旅だ。お休み……。
……夜目が覚めた。運命とはこんなものなのだろうか。そこはちょうど浜松駅だった。俺にとっては思い出したくない地名。だが今は、マチがいてくれる。本当に運命とは、どこまでも数奇なものなのかもしれない。
月は満月のちょっと前。その明るさに負けぬ冬の星々が、俺を出迎えてくれていた。北にはカシオペアが、天頂にはぎょしゃ座の五角形が静かに下界を見つめたまま凝結している。そして、列車の進行方向に時折姿を見せる『天空の歌舞伎者』オリオンは、いつものように冬の空に燦然と輝く。やはり星は、俺の友でいてくれたのだろうか?
かの星文人・野尻抱影氏は、星を友としながら、90年の生涯を送った。俺にあのような偉業などなぞれるはずもないが、星を愛するという一点においては、自分も同様であると信じたいのだ。そしてなによりも、今の俺には、地上に輝く星がある。
……そうか、そうだな!神という表現ですら、マチの存在を言い表すには不足だった。俺にとって、常に傍らにあって、愛すべき対象だったものは星だ。人という生き物に神の存在を感じさせた、星という神秘の光。……そうだった。マチは、俺にとって目の前にある、触れることもできる、温もりを与えてくれる、地上に下りた星だったのだ!遍路にでる正にこの時に、そのことに思い当たるとはな。
先刻、額に深々と刻み作られたしわを見て絶句した。若葉のようなマチの輝きが、消えないしわをたたえた始めた俺とどんなに不釣り合いかわからないはずもない。寂しかった。俺の歳は、マチと俺を決定的に隔ててしまうのか?それでも星が人の生を超越して輝くように、マチは俺の人生に光を与えてくれると思いたい。俺より一秒でも長く生きてくれたなら、俺にとってマチは永遠の存在だから。
あ!そのことでちょっと思い出したぞう!先日、自転車の後ろから車道に転げたって話ィ!マチ……俺な、本気で心臓バクバクだったんだぞ。『車がそこまで』じゃねえよ!
生傷の絶えないマチもかわいいけど、命だけは大切にしてくれ。あの地震のとき、俺はマチを救うことしか考えられなかった。俺にとってのマチがどんなものか、あのとき確信できたんだ。
『戦わなければ生き残れない』
あ、間違った。飯田にしかわからんボケかましてる場合じゃないっつーの!でもさ、マチだって、『予想通りの反応!やったね。』とか言ってんじゃん。俺の心拍数も知らねえで!
『マチがいなければ、生きていけない』
お前が存在しない世界なんて、怖くてシミュレーションできねぇ!
さてと、言うこと言ったから、もうひと眠りするか。(おい!)
いよいよ明朝、俺は四国に、立つ!俺の四国遍路が、始まるのだ。
本編3.5-2 12月16日 飛鳥エイジ、四国に立つ!~スナフキンとの出会い に続く
2008年03月24日
パンのミニチュア作品紹介です☆
今、あるSo-netブロガーの方に、クレイミニチュアの作製をお願いしています。

これ、とあるパンのミニチュアなんですが、いや~本物ですねコレ。
このサイズでひねりとか中のうぐいすあんも再現してもらってるし、本物と並べたらイイ感じですよ。
他にも何種類かお願いしてまして

こういう手作りお願いできるの、嬉しいですね。
まだ何種類かお願いしたいと思ってますが、次回作品もここで紹介させて頂きます。
ちなみに
これらのミニチュア作品は、あるところで「実用的」に生かされます。
飛鳥のとある目論見のために作って頂いてるんですが、その模様も撮影出来るようになったらお伝えしたいですね。
ルナのミニチュア制作
http://blog.so-net.ne.jp/runa_s_blog/
飛べますかね?ぜひ、覗いてみて下さい。ショップも開いてらっしゃいますね。
これ、とあるパンのミニチュアなんですが、いや~本物ですねコレ。
このサイズでひねりとか中のうぐいすあんも再現してもらってるし、本物と並べたらイイ感じですよ。
他にも何種類かお願いしてまして
こういう手作りお願いできるの、嬉しいですね。
まだ何種類かお願いしたいと思ってますが、次回作品もここで紹介させて頂きます。
ちなみに
これらのミニチュア作品は、あるところで「実用的」に生かされます。
飛鳥のとある目論見のために作って頂いてるんですが、その模様も撮影出来るようになったらお伝えしたいですね。
ルナのミニチュア制作
http://blog.so-net.ne.jp/runa_s_blog/
飛べますかね?ぜひ、覗いてみて下さい。ショップも開いてらっしゃいますね。
Posted by 飛鳥エイジ at
14:38
│Comments(0)
2008年03月24日
朝青龍が見た海ですね
高知県、四国八十八ヵ所第三十六番 青龍寺付近から見た太平洋です。
撮影は、飛鳥エイジ本人です。
朝青龍がエネルギーをもらったという四国の海。
この青龍寺が、彼の四股名の由来です。
ちなみに
青龍寺では、「どんな願いも一つだけ叶う」という、なんやドラ%ンボールみたいな伝説がありまして。(さすが青龍!)
ただ、方法が面倒なんですよ。飛鳥エイジ、ついそれを忘れてしまいまして!
だから、その遍路から帰ってきて、「一番の願い」がかなわなかったのかも知れません。
運命だったんでしょうね。
しかし、その願いの「一部」は、思わぬ形でかなうことになります。
マチの嘘と、それを全く知らなかったテルのおめでたさのおかげで、飛鳥はそれを知ることになります。
今思えば、知らなければこんなところまで堕ちずに済んだのでしょうね。
それと
その時飛鳥は本当に偶然しることになるのですが、逮捕され、供述書を見ると、「しゃべることを強制された。脅された。」とか書いてました。
死ねよ。
お前の中にも「真実」があるだろ?へらへら笑いながら「ええ、やることやってますよ。マチの方から『やろ』って迫ってきたこともありますし。」と話したこと、俺は脳みそに焼き付いてんだけどね。
アレが脅迫なら、人類の会話の全てが脅迫になるよ。警察!その辺でおしゃべりしてる人間全部逮捕だよ。今夜特集番組あるから、片っ端から逮捕してみ☆
つか、それを言ったら、打ち合わせ中の警官も全員逮捕だわな。
それほどムチャクチャだったわけだよ飛鳥事件。テル、お前の嘘は、詫びるまで許さない。絶対に「裁き」を受けてもらうよ。
青龍寺は「仏法守護」の寺。
その力で、真実を明らかにしたいものだ。
Posted by 飛鳥エイジ at
05:29
│Comments(0)
2008年03月23日
はいリコメです 遅くなりまして(詫!
どれみさん
問題解決の一つの姿は、やはり奴らの謝罪がありますね。自分たちの犯罪を認め、飛鳥に頭を下げるなら、飛鳥もこれ以上物騒なことを語らなくて済みます。
飛鳥が過激な言葉を使うのは、奴らがあくまでも表に出ず、こそこそとここや本館を覗くだけの卑怯者だからです。陰では、飛鳥のブログの削除要請などしているくせに、ね。
本当にやつらは、最低最悪の犯罪者どもです。その犯罪者に「誤れば許す」と公言する飛鳥の度量を、理解してもらいたいものですね。
DTAさん
今後の方向性が定まりました。
そして、警察から安心できる発言も引き出したので、イイ感じです。カス野郎云々より、飛鳥の敵である犯罪集団の揚げ足取りや、マチテルの「被害者演技」の方がタチ悪いですからね。それを封じる方法が見つかっただけでも有意義でした。
タツオさん
まあ、あんなゴミカスどもに火の粉ほどの存在感もありませんが、鬱陶しいのでスリッパで叩き潰しておきます。
匿名性をいいことにネットに巣くう社会のお荷物ども。世の中の流れが明らかに奴らを絶滅させる方向に進んでいる事を感じます。現実世界でやってはならないことは、ネット上でも許されない。人間社会として当然のことです。
ゆっこさん
ホント、カス野郎=犯罪者どものせいで、まともな人間が安心してネット上を歩けないようでは、実社会の治安も不安ですよね。
法整備ですが、いっそのこと今回の飛鳥の行動が、そのような法整備に結びつけばいいんですがね。
というわけで、ほら、来いよゴミ野郎ども。
「勝ったつもりかい?」とかぬかした真性腰抜けカス野郎よ。飛鳥の前に現れると小便ちびっちまうのはわかったから、取り敢えずぶん殴られる心配のないこの「ネット上」でキャンキャン吠えてみろ?
マンディーさん
ホントですよ・・・・
なぜ飛鳥エイジの貴重な時間を、カス野郎どもの為に使わなくてはならないのか……
あんなゴミ野郎どもの、社会の足引っ張り続ける一生など、飛鳥の人生の一刹那と比べても遙か無価値ですからね。
全く……俺様が2時間も使ってやったんだから、感謝のあまり頭蓋骨が露出するまで土下座しやがれカスども!って感じです。
ブライスさん
いやいや、金八とT田は体型が似ています!武田鉄矢さんには悪いんですが、あの体型をもうちょっと車輪で轢き潰して広げると、T田のできあがりです☆
鈍い上に的がデカイので、飛鳥の前げりで即死させられます。ええと、ほら、ベジータが人造人間けっ飛ばして、背中まで足形出てきたのあったじゃないですか。まるっきりあんなかんじです。
それと、事なかれ教師が教えた子供たちは、総じて我が儘で無気力無関心になりますね。
M県の子供たちがまさにそれじゃないですか。こう言ってはなんですが、飛鳥の語りにこそこそと中傷文を送り付けることしか出来ないM県の教師どもには、本当に情けなくて屁が出ます。
あ、違った
涙が出ます。
S.K.さん
ホントですよね。マスゴミが如何に嘘ぶっかますかを知らない日本人が多すぎます。
おめでたいにもほどがあります。
大体、チベットの問題だって、日本人が「大嘘だ!」と騒ぐ報道を行っているのも、「中国のマスコミ」じゃないですか。日本のマスゴミが、どうして「嘘つかない」と言えるんでしょうね?なんの根拠も無いはずですよ。
誰が何と言おうと、飛鳥事件の真実は、飛鳥の語りの中にあります。そして、飛鳥は随時証拠を提出し、広く晒して判断材料としています。
さて、日本人は飛鳥とマスゴミのどちらを信じるでしょうね?
っと、すいませんまとめてお返事させていただきました。
今日も~~売り上げいまいち………………泣きたいです。
さて、今夜は何してるんでしょうねあの犯罪者どもは。
許せないですね。激烈な怒りを感じます。口裏合わせて人を殺そうとしておきながら、今なお被害者ヅラを貫く「完全なる犯罪者」、マチとテル。
ま、T田やM県教育委員会も許せませんが、取り敢えず明らかな「犯罪」を犯していながらのうのうと毎日へらへら暮らしているあの二人に、安心などさせたくないですね。
いずれあの二人の行動について語るときも来ます。
そして、飛鳥に再び理不尽な力が加わるようなら
全ての証拠を、あらゆる手段であらゆる人間に伝えます。もちろん、微塵も修正など加えられていない「本物の証拠」のままでね。
死なば諸とも、といつも言っている。
早く改心して、謝罪に来い。いつでも聞いてやる。
全く……俺が四国歩いてる間、どれだけのことしてたんだ?
テル、お前も知らないだろ?
あの6月9日の夜。日付が変わってまもなく解散したあと、俺とマチが二人きりになったあと、何があったか聞いたか?
俺がマチを襲ったとか聞いてんじゃねえだろな……。アイツには、そんな嘘は朝飯前ってやつだからね。
いずれ、本編できちんと語ってやるよ。ちゃんと読めよ、テル。
つかよ
その二日前に「夏油温泉」に行ってるんだよ、俺とマチは。
夏油温泉について調べてみろ
問題解決の一つの姿は、やはり奴らの謝罪がありますね。自分たちの犯罪を認め、飛鳥に頭を下げるなら、飛鳥もこれ以上物騒なことを語らなくて済みます。
飛鳥が過激な言葉を使うのは、奴らがあくまでも表に出ず、こそこそとここや本館を覗くだけの卑怯者だからです。陰では、飛鳥のブログの削除要請などしているくせに、ね。
本当にやつらは、最低最悪の犯罪者どもです。その犯罪者に「誤れば許す」と公言する飛鳥の度量を、理解してもらいたいものですね。
DTAさん
今後の方向性が定まりました。
そして、警察から安心できる発言も引き出したので、イイ感じです。カス野郎云々より、飛鳥の敵である犯罪集団の揚げ足取りや、マチテルの「被害者演技」の方がタチ悪いですからね。それを封じる方法が見つかっただけでも有意義でした。
タツオさん
まあ、あんなゴミカスどもに火の粉ほどの存在感もありませんが、鬱陶しいのでスリッパで叩き潰しておきます。
匿名性をいいことにネットに巣くう社会のお荷物ども。世の中の流れが明らかに奴らを絶滅させる方向に進んでいる事を感じます。現実世界でやってはならないことは、ネット上でも許されない。人間社会として当然のことです。
ゆっこさん
ホント、カス野郎=犯罪者どものせいで、まともな人間が安心してネット上を歩けないようでは、実社会の治安も不安ですよね。
法整備ですが、いっそのこと今回の飛鳥の行動が、そのような法整備に結びつけばいいんですがね。
というわけで、ほら、来いよゴミ野郎ども。
「勝ったつもりかい?」とかぬかした真性腰抜けカス野郎よ。飛鳥の前に現れると小便ちびっちまうのはわかったから、取り敢えずぶん殴られる心配のないこの「ネット上」でキャンキャン吠えてみろ?
マンディーさん
ホントですよ・・・・
なぜ飛鳥エイジの貴重な時間を、カス野郎どもの為に使わなくてはならないのか……
あんなゴミ野郎どもの、社会の足引っ張り続ける一生など、飛鳥の人生の一刹那と比べても遙か無価値ですからね。
全く……俺様が2時間も使ってやったんだから、感謝のあまり頭蓋骨が露出するまで土下座しやがれカスども!って感じです。
ブライスさん
いやいや、金八とT田は体型が似ています!武田鉄矢さんには悪いんですが、あの体型をもうちょっと車輪で轢き潰して広げると、T田のできあがりです☆
鈍い上に的がデカイので、飛鳥の前げりで即死させられます。ええと、ほら、ベジータが人造人間けっ飛ばして、背中まで足形出てきたのあったじゃないですか。まるっきりあんなかんじです。
それと、事なかれ教師が教えた子供たちは、総じて我が儘で無気力無関心になりますね。
M県の子供たちがまさにそれじゃないですか。こう言ってはなんですが、飛鳥の語りにこそこそと中傷文を送り付けることしか出来ないM県の教師どもには、本当に情けなくて屁が出ます。
あ、違った
涙が出ます。
S.K.さん
ホントですよね。マスゴミが如何に嘘ぶっかますかを知らない日本人が多すぎます。
おめでたいにもほどがあります。
大体、チベットの問題だって、日本人が「大嘘だ!」と騒ぐ報道を行っているのも、「中国のマスコミ」じゃないですか。日本のマスゴミが、どうして「嘘つかない」と言えるんでしょうね?なんの根拠も無いはずですよ。
誰が何と言おうと、飛鳥事件の真実は、飛鳥の語りの中にあります。そして、飛鳥は随時証拠を提出し、広く晒して判断材料としています。
さて、日本人は飛鳥とマスゴミのどちらを信じるでしょうね?
っと、すいませんまとめてお返事させていただきました。
今日も~~売り上げいまいち………………泣きたいです。
さて、今夜は何してるんでしょうねあの犯罪者どもは。
許せないですね。激烈な怒りを感じます。口裏合わせて人を殺そうとしておきながら、今なお被害者ヅラを貫く「完全なる犯罪者」、マチとテル。
ま、T田やM県教育委員会も許せませんが、取り敢えず明らかな「犯罪」を犯していながらのうのうと毎日へらへら暮らしているあの二人に、安心などさせたくないですね。
いずれあの二人の行動について語るときも来ます。
そして、飛鳥に再び理不尽な力が加わるようなら
全ての証拠を、あらゆる手段であらゆる人間に伝えます。もちろん、微塵も修正など加えられていない「本物の証拠」のままでね。
死なば諸とも、といつも言っている。
早く改心して、謝罪に来い。いつでも聞いてやる。
全く……俺が四国歩いてる間、どれだけのことしてたんだ?
テル、お前も知らないだろ?
あの6月9日の夜。日付が変わってまもなく解散したあと、俺とマチが二人きりになったあと、何があったか聞いたか?
俺がマチを襲ったとか聞いてんじゃねえだろな……。アイツには、そんな嘘は朝飯前ってやつだからね。
いずれ、本編できちんと語ってやるよ。ちゃんと読めよ、テル。
つかよ
その二日前に「夏油温泉」に行ってるんだよ、俺とマチは。
夏油温泉について調べてみろ
Posted by 飛鳥エイジ at
19:43
│Comments(0)
2008年03月23日
どうも最近……
脱力系の記事が無いな
有り余る緊張感て感じな記事ばかりだわな
まぁ、そういう精神状態なんだから仕方ないが
しかし、たまにはバカまっしぐらな話も書かないと、トランザムにも限度があるってもんだ
GN粒子圧縮チャージの時間がほしいわ
そう言えば、書くよって予告したっきりそのまんまなバカエピソードがいくつもあったような気がする〜……。
もし
リクエストのコメント入ったら
それ書きます!
有り余る緊張感て感じな記事ばかりだわな
まぁ、そういう精神状態なんだから仕方ないが
しかし、たまにはバカまっしぐらな話も書かないと、トランザムにも限度があるってもんだ
GN粒子圧縮チャージの時間がほしいわ
そう言えば、書くよって予告したっきりそのまんまなバカエピソードがいくつもあったような気がする〜……。
もし
リクエストのコメント入ったら
それ書きます!
Posted by 飛鳥エイジ at
13:11
│Comments(1)