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第1回 青木まり子
『歌が持っている力は偉大ですね〜』とフォークソングシングアウトを経験してきた「青木まり子」さんが、本当にお忙しい中、「JASOA SINGOUT ACO USTICS」(2/23)に応援参加で駆けつけてくれることになりました。早速「SPOT LIGHT」インタビューさせてもらいました。
青木まり子 Mariko Aoki
1971年5月25日、フォークグループ「ジャネッツ」でキャ ニオンレコードより『♪恋の汽車ポッポ♪』でデビュー。ジャネッツ解 散後、CMソングやコーラスとして活動を続け、1996年〜1999年、2006年〜2007年の間には「シモンズ」再結成メンバーとして活躍。2000年からは再結成された「五つの赤い風船」のメインボーカルとして活動し、「青木まり子」個人としてもライブ・ TV出演等に精力的に活動している。
青木まり子ホームページ http://mariko-aoki.com/
2008年2月23日(土) ライブ映像
「海を見ていた午後〜冬物語〜なごり雪」青木まり子
たっぷり浸った弾き語り、青木まり子さんのそれは詩を伝えるだけではなく、今日のひと時、この空気を共有することの「幸せ」を感じさせてくれるやさしい語りかけでした!そして、今を大事にして選ばれたアンコールの曲たちは、「さあ、肩の力を抜いて、やがて来る春をゆっくり待ちなさい」と微笑むのでした。あまりにも贅沢なひと時でした。
インタビュー
TV・ラジオ・LIVEでも精力的に活動しているまり子さんですが、ステージでいつも考えることってありますか?
いつも、お一人一人のお客様に「今日は、ここに来てくれてありがとう!」と感謝を致しております。
お越しいただく皆さんには、それぞれのお仕事や家庭環境や生活が当たり前ですがあるでしょ。
それでも、今日という日に歌を聞きに来てくださる!大切なお時間を戴 き多くのご努力を戴いていますよね。本当に嬉しく有り難い事だと思います。
またライブが始まれば、皆さん笑顔で懐かしむ様に口元が歌っている!
一緒に歌を口ずさむ事は本当に楽しく幸せなことです。
ですから勿論お客様がお一人でもどんなLIVEでも一曲一曲心に 届く歌を歌いたいと常に思っています。
1000曲のレパートリーを持ち、歌われているそうですね。
私は、「詩を大切にして伝え歌うこと」を第一に心がけています。詩が 歌ですからね。
レパートリーの1000曲の曲達は、楽曲を作られた方、歌い広めてこられた方々一曲ずつそれぞれ色々な思いがこめられていていますので生まれて来てくれた子供の様に大切に育てご紹介をする!という様な気 持ちでいます。
レパートリーも多くの歌い手さんによって、色合いや勿論内容全て違いますが。
私の中では、人への想いや人情?。四季の風。空、海、花、夢、希望、別れ、巡り会い?等等。最近は多少オリジナルもできましたのでいつのまにか1000曲という事にもなったようです。
また、言葉と思いを伝えることを大切にと考えていますので譜面というよりはバインダーの中!文字の上に踊る簡単なギターコード存在の簡素な物で、「弾き語り」をするための1000曲です。
デビューから37年ですね。LIVE回数は6000回以上にも なるんですね。
そうですね。今まであまり数えたことなかったけれど、LIVEの回数 は6000回以上になりますね。色々なことがありましたね。デパートの催し物会場で熱帯雨林にすむ昆虫の展示会横で歌ったこともありました。ステージから「ちょっと大きめの昆虫です!」と思わず言ったら 大うけして昆虫達とステージお客様がひとつになり、みんなが歌を聞き歌ってくれた面白い経験もしました。
お酒の席でのLIVEでは色々な曲をリクエストされました。忘れもしない。お年を重ねられた先輩の方から『別れの一本杉』を リクエストされたことがありました。歌いましたよ。その詩に 思いをこめて・・・気づいたらその男性は涙をボロボロ流していました。 若き時代の恋や別れを思い出していたのでしょうか?歌にはその人その人の思いや人生と寄り添って歩きいつか支えるという大きな役割がありますね。まだ、回数は考えないでいつでも、どこでも歌って参ります。
フォークソングのシングアウトを経験してきたまり子さんにとってシン グアウトはどんなものですか?
私がジャネッツとしてデビューしたときは、周りのシンガーも学生でデビューした方が多かったですね。コンサートの最初と最後はみんなで必ずシングアウトをしました。
シングアウトという言葉を聞くと私の中では良く練習をしたな〜。リハー サルでは、あんなに、ばらばらだったハーモニーが、本番の幕が上がったその瞬間思いが一つになるのか綺麗で迫力のある歌という形に変わった事!コンサートが終わった時には、喧嘩もしたし、、忙し かったし。。等等の愚痴も何もかも全部吹き飛んで、皆で良かったね!と言って当時は喫茶店でお茶をした事を思い出します。そのときのハーモニーはもうできないのですよね。ちょっと大げさかもしれませんが。歌は、勿論生きていますから、皆でシングアウトしたその時にできたハーモニーはそこにいる一人一人の思いが一つになって出来上がるものだと信じています。
だから今日、今のシングアウトを大事にしたいんですね。
一緒に今を青春しましょ(^^)シングアウトは生涯青春の源そのものだと考えます。
これからどんな歌を歌っていきたいと考えていますか?
「残したい。つなぎたい。歌いたい。」って考えていますね。
たとえばスタンダード曲を歌った「For the good times」を 2004年に発売しましたが、まだまだスタンダードもそれ以外の楽曲でも 私の歌で歌い語り残したいものがありますね。そして次の時代につないでいきたい歌もいっぱいあります。今年はそんなアルバムができたらい いと思います。
もちろんオリジナル曲は積極的に増やしていきます。今多くの方が「この歌をうたって・・・」とリクエストやお声をかけてくれています。新曲も選曲もお楽しみにしていてくださいね。
2008年2月18日 17:25 | 個別ページ