東京都江戸川区の無職石田佳奈子さん(19)が行方不明になっている事件に絡み、覚せい剤取締法違反(使用・所持)などの罪に問われた無職塩野直樹被告(26)は7日、東京地裁(中村昌史裁判官)の初公判で起訴事実を認めた。
塩野被告は4月、石田さんを山梨県内まで車で連れ回したとされる監禁容疑で警視庁に逮捕されたが、石田さんの行方が分からないことなどから処分保留となっている。
山梨市の山林で石田さんのブーツなど所持品が見つかっており、警視庁が捜索を続けている。
塩野被告は監禁容疑での逮捕後、覚せい剤の使用、所持が判明し、逮捕、起訴された。
起訴状によると、塩野被告は4月10日ごろ、埼玉県ときがわ町の路上に止めた乗用車で、覚せい剤を自分で注射したほか、同12日には覚せい剤約1グラムと合成麻薬MDMAの錠剤約1グラムを所持した。