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【洞爺湖サミット】警備にセグウェイ登場
「世紀の発明」と話題になりながら、鳴かず飛ばずだった電動式立ち乗り2輪車「セグウェイ」が北海道洞爺湖サミットの取材拠点である国際メディアセンター(IMC、留寿都村)で、会場警備に活躍している。もの珍しさもあってか、報道陣の取材にも引っ張りだこだ。
警備を担当する警備会社によると、今回のサミットでは、通常用と山道にも対応できるオフロード用の計3台が使われている。小回りがきくうえ最高時速20キロと自転車並のスピードが出る、視線が高くなり視認性が高まる、巡回の際の体力の消耗度が少なく追跡時の力を蓄えておけるなどの利点があるという。
費用は1台100万円前後で、電気自動車などと同じ「電動式」なので、サミットの主要課題のひとつ、CO2削減にもなることから試験的に採用した。警備会社の担当者は「今後は空港や大学のキャンパスなど広い範囲の巡回警備が必要な施設で使われる機会が増えるのではないか」と話している。