5日午前6時ごろ、京都市山科区竹鼻四丁野(しちょうの)町、愛生会山科病院1階の泌尿器科前ロビーで、ポリ容器を持った男が「ドクターを出せ。火をつけるぞ」と言ったため、当直事務員(65)が110番通報。駆けつけた山科署員は、灯油を床にまいてライターで火を付けようとした男を現住建造物等放火未遂の疑いで現行犯逮捕した。
同署の調べでは、逮捕されたのは山科区四ノ宮小金塚、タクシー運転手徳永隆寿容疑者(68)。「昨年、前立腺の手術を受けたが良くならない。病院と話し合ったが納得がいかなかった。火を付けて自分も死ぬつもりだった」と供述しているという。この事件で入院患者の避難などはなかった。