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【東京】

「禁止」守って 国分寺ビラ投函届け出の住民

2008年7月6日

 国分寺市本多のマンションの集合ポストに市議会活動のビラを投函(とうかん)した幸野統(こうのおさむ)・共産党市議(27)が住居侵入容疑で書類送検された問題で、幸野氏のビラ投函を見つけ、小金井署に届け出たマンション住民の男性が五日、取材に応じ、「ビラ禁止と書いてある以上、やめるべきだ」と求めた。

 同マンションは二〇〇五年に管理組合の総会でビラ投函の規制を決議。集合ポスト横に投函禁止の張り紙が掲示されている。

 男性は「毎日すごい量のビラがポストに入り困っている。禁止と分かっていて入れるのはおかしい」と主張。「(市議が)主張を知らせるのは街頭演説やインターネットでもできる。生活を脅かす権利はない」と述べた。

 この問題でマンションの管理組合は、いったん小金井署に提出した被害届を取り下げている。

 一方、幸野氏の支持者らは同日、市内で「知る権利・知らせる権利を守ろう7・5決起集会」を開いた。

 集会では「ビラ配布のために平穏に立ち入ることが『住居侵入罪』となるなど到底考えられない。住民の知る権利をも侵害する」として幸野氏の不起訴処分を東京地検八王子支部に求めるアピールを採択。集会後はJR国分寺駅前で街頭活動を実施した。 (北川成史)

 

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