寝たきりの高齢者を悩ませる褥瘡(じょくそう)(床ずれ)の予防や治療法の普及を目指す「県褥瘡・創傷ケア対策研究会」が発足し五日、広島市中区のホテルで記念公開講座を開いた。
「床ずれ・糖尿病性潰瘍(かいよう)を防ごう!治そう!」をテーマに同研究会、新老人の会山陽支部、中国新聞社が主催した。
医療、介護関係者ら約八百人が参加。研究会代表に就いた岩森茂・安佐市民病院(安佐北区)名誉院長が「医師に知識がなく、満足にケアができないのが実情。看護師や栄養士と正しい知識を学びたい」とあいさつし、続いて医療関係者四人が講演した。
研究会は県内の医師ら十三人が発起人となって設立。今後、医療・介護関係者向けのセミナー開催などを予定している。(小畑浩)
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