2008年05月
2008年05月12日
フリーチベット通信・アリ@freetibetトークライブ
おはよござんす。5月12日。朝のニュースでは、ネパールでチベット人の女性によるデモ。600人拘束。ネパール政府は今まで多くのチベット難民を受け入れてきたが、既に中国に飲み込まれ、難民への弾圧は激しさを増している。続いてミャンマのサイクロンのニュース。最悪150万人の死者との予測。外国の救援隊を受け入れないミャンマ軍事政権の後ろ盾は中国共産党だ。3番目が野村証券社員インサイダー取引事件。中国人社員とその留学生仲間の犯罪。
「外国人参政権」「人権擁護法案」が可決されれば、日本も急速に中国に飲み込まれてゆく事だろう。あの日の長野の風景はその前兆だったと、気がついてからでは遅い。非常ベルが鳴っている。
昨晩、アリ@freetibetのトークライブ「報道されなかった長野聖火リレーの裏側」(阿佐ヶ谷ロフト)に行って来ました。アリは27歳、獣医。かってチベットの非解放区を旅した事があるというだけの、ごく普通の青年です。長野聖火リレーに行った彼のmixi日記「世界最低の国、日本」には30万人ものアクセスがあり、社会現象的な広がりを見せています。もしまだの人は4/27のこのブログ に全文転載してるので、読んでみて。感情的になって「ばばあ」とか言ってますが、そこは汲んでやってください。
日曜の午前中、アリからメールがはいる。長野以来はじめて洗濯したんだと。ろくに寝る暇もないようだ。僕は午後4時頃起き、阿佐ヶ谷でアリの友人Mちゃん達と待ち合わせて会場へ向かう。キャパ60人の会場は満杯。
アリのトークは、中国への旅、雲南省からチベット人に変装しての潜伏行、聖地カイラス山に登った話、ラサでのおばちゃん(かむら)との出会い、西チベット非解放区をヒッチハイクで旅し、危険を冒してアリを匿ってくれたチベット人たち。夜になると拷問の傷跡を見せ、ここで起きている事を世界に伝えて欲しいと頼まれた事。帰ってからずっと沈黙していた事。かむらの日記を読んでその思いが爆発した事など。
アリの話を聞きに行ってよかった。インテリでもイデオローグでもない冒険好きな普通の若者の、感受性からの洞察。きっぱりしてて好感が持てる。発言内容の全てに共感できた。mixiでは付き合いがあったものの、顔をあわせるのはお互いに初めてで、休憩時間に挨拶し固く握手。
ゲストのbobinのダライラマの詩をうたった歌、良かったし、探偵ファイルのムーンマン氏も爆笑したけど、企画としては何がやりたかったのか拡散したきらいがある。緊急企画だからしょうがないか。場を作ってくれたロフトには感謝。
もうひとりのゲストが右翼の統一戦線義勇軍針谷大輔議長。人選はロフト。今回の騒乱が起きるまで、チベット問題で中国共産党への抗議を続けて来たのが右翼のみなさんだったという経緯がある。ゆえにチベット問題=右翼の主張という偏見もあり、好戦的なスローガンの為に、右翼とのスタンスについてはフリーチベットコミュでも議論されている。
正直言って僕も右翼は勘弁だった。共闘するなんて考えてもみなかった。ダライラマの非暴力・慈悲の考え方はネット右翼の強い論調に蹴散らされがち。フリーチベットを叫ぶ多くの若者は右翼でも左翼でもない普通の若者達だ。mixiや2chからはいってきたものも多い。
アリのトークで、長野に彼らがいなかったら本当にやばかった、暴力剥き出しの局面で警察ではなく、彼らに助けられたという事を聞いて、そういう側面もあったんだと理解。針谷氏とアリの話は噛み合っていたし、二人のガチな討論を聞きたかった。アリも十分な時間があればさらにディープな話ができたとは思う。
司会、勉強不足。伝える方が「私もよくわかんないんですけど」なら、出演者に仕切らせた方がまし。ロフト社長平野氏の発言「ダライラマは世襲制」には唖然。CIAがどうたらとか、農奴制がどったらとか言ってどうなるのよ。イデオロギーじゃないところで、若者の感受性が声を上げているのに、老人が観念論で締めくくってどうする。
ゲストからフリーチベットがファッションになっていると指摘あり。僕は入り口がファッションでもいいと思う。今チベット国旗がお洒落と思うなら、それでもいいじゃん。何がいけないの?自分は本質を知っている、彼らは知らないと言いたいのだろうか。長髪だって、フォークだって、反戦から始まってただのファッションになった。アイコンとしての役割が終わっただけの話。フリーチベットが大衆化する事を嘆くのは何故?自分が本質を見失わなければいいじゃない。
4200人のデモの隊列は本当に美しかった。だから70年代のようにイデオロギーやなんやかやで細分化し、敵対しあう愚は繰り返したくない。当時の左翼は無数の党派に分かれて殺しあった。敵はもっと遠くにいる。もしかしたら敵と思ってるものも被害者かも知れない。
アリは言った。投獄されている人達を救う為なら、虐殺を止める為なら、他の事はどうでもいい、と。僕もそう思う。フォーカスポイントはそこ。今進行している地獄を止める事ができるなら、右翼であろうが、左翼であろうが、ユダヤであろうが、CIAだろうが拍手を送るよ。
終わって、アリとその友人2人と旅の話で盛り上がり、中央線で一緒に帰る。家まで嫌がらせに来る輩もいるそうだ。行けるならカメラ連れてオリンピックの会場でチベット旗振りたいと言って笑った。懲りない奴だ。
<eyes on tibet >
● <メディアの前で訴えた僧侶二人行方不明のまま>
4月7日、チベットの僧院に海外メディアが招待されたとき、突然カメラの前に飛び出して、惨状を訴えた僧侶たちの事を覚えていますか。ニュースで映像が何度も流れましたね。泣きながら「チベットに自由はない!全部やらせの嘘だ!」と叫んでいました。僕は真っ先に彼らの生命が危険にさらされる事、拷問を受ける姿が頭に浮かび、ずっと気になっていました。その中のタップケとツンドゥという二人の僧侶はその後まったく消息がつかめないという事です。家族や周りのチベット人たちは、超法規的措置によりすでに射殺されてしまったのではないかと心配しているそうです。
● 「青海省でチベット人歌手、テレビ関係者、教師らが行方不明」
チベット式 by 長田幸康(www.tibet.to)
● 「ダライ・ラマから学ぶWEB2.0時代のマーケティング」
アンカテ(Uncategorizable Blog)
2008年05月10日
世界を愛でおっぱいにしよう\(^o^)/
起立。礼。着ウタ。
ダウンロード。
固い話が続いたんで、4時間目は
「おっぱい」
の授業やります。
はいはい、そこの人、前へ詰めて。
学校には内緒でお願いします。
「リアルバスト占いの歌」
「The New ABC Song」
さて、これは本物でしょうか。
どちらもありそうですが。
どちらにしても、おっぱいです。
ちなみに先生は<ある程度>おっきぃのが好きです。
むーん。
愛ってなに?
\(^o^)/
どっかの国では嘘発見旗が偽物だったそうです。
いいかげんにシナさい。
*************************************************
ブログ・アンカテの一日一チベットリンクに参加しています。
"eyes on tibet"(見ているよ、チベットを)
● FREE TIBET i-morley 2008/5/1
DJ:モーリー・ロバートソン ゲスト:アリ@FREE TIBET
mixi日記「世界最低の国、日本」に5日で30万アクセス。爆弾男、アリ@FREE TIBETがあの日長野で何が起きていたかを語る(free_tibet2008save_tibetさんによる全文書き起こし9ページ)
● 「報道されなかった長野聖火リレーの裏側」
会場:阿佐ヶ谷ロフト
出演:アリ@freetibet ゲスト:針谷大輔(統一戦線義勇軍議長)bobin(シンガー・ソングライター)探偵ファイル 大住(ムーンマン月男)
OPEN 18:30 / START 19:30¥1,000(当日のみ)
● アリ@freetibetの最新日記(mixi only)
ダウンロード。
固い話が続いたんで、4時間目は
「おっぱい」
の授業やります。
はいはい、そこの人、前へ詰めて。
学校には内緒でお願いします。
「リアルバスト占いの歌」
「The New ABC Song」
さて、これは本物でしょうか。
どちらもありそうですが。
どちらにしても、おっぱいです。
ちなみに先生は<ある程度>おっきぃのが好きです。
むーん。
愛ってなに?
\(^o^)/
どっかの国では嘘発見旗が偽物だったそうです。
いいかげんにシナさい。
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ブログ・アンカテの一日一チベットリンクに参加しています。
"eyes on tibet"(見ているよ、チベットを)
● FREE TIBET i-morley 2008/5/1
DJ:モーリー・ロバートソン ゲスト:アリ@FREE TIBET
mixi日記「世界最低の国、日本」に5日で30万アクセス。爆弾男、アリ@FREE TIBETがあの日長野で何が起きていたかを語る(free_tibet2008save_tibetさんによる全文書き起こし9ページ)
● 「報道されなかった長野聖火リレーの裏側」
会場:阿佐ヶ谷ロフト
出演:アリ@freetibet ゲスト:針谷大輔(統一戦線義勇軍議長)bobin(シンガー・ソングライター)探偵ファイル 大住(ムーンマン月男)
OPEN 18:30 / START 19:30¥1,000(当日のみ)
● アリ@freetibetの最新日記(mixi only)
2008年05月08日
フリーチベット通信・胡錦濤主席来日抗議デモ
5月6日、セーブ・チベット・ネットワーク が主催した「チベット問題の平和的解決を求める大集会&デモ行進」に参加してきました。日本青年館で行われた抗議集会と、代々木公園までのデモ行進、さらに胡錦濤氏が訪れた日比谷公園での抗議行動にも参加。以下はその記録です。胡錦濤氏は20年前チベット人を徹底的に弾圧して権力の中枢へと抜擢され、国家主席となった今、オリンピックをめぐってチベットでの人権問題が注目されています。
スタート時点のデモ参加者は主催者発表で4200人。到着時にはさらに増えていたようです。凄い数のチベット旗でした。この記事を含め、僕のブログへのリンク転載は自由とします。 詳細はこちらの記事が詳しいです。
胡主席来日に合わせチベット支援者らデモ(Yahoo オーマイニュース)
千駄ヶ谷駅から日本青年館に行く途中、信号で埼玉から来たという80歳のお婆ちゃんに声をかけられた。昔ラサやダラムサラに行った事があるそうだ。「お世話になりっぱなしで」とお婆ちゃん。そりゃじっとしていらんなかったでしょう。 会場の前ではTSNJ(チベット・サポート・ネットワーク・ジャパン) のひとたちが旗を貸し出していた。ごくろうさまです。
会場入り口で「ダライラマからです」と、赤いヒモ(ミサンガ)を頂く。左腕にしっかりと巻き、会場費をカンパ。1350人の支援者で会場は満席。ステージ向かって左には司会のDJモーリー・ロバートソンさん(J-wave)、池田有希子さん(女優)。中央演台の左に花で飾られたダライラマの写真。右手には10数人の来賓席。
モーリー氏の挨拶の後、チベットでの死者数などが読み上げられ、黙とうが捧げられた。それから集会の呼びかけ人、牧野聖修衆議院議員挨拶の挨拶。 「チベット問題を平和裏に解決するためにも、この20年チベットを弾圧してきた張本人である胡主席の胸に届くよう、声を上げていきたい」「非暴力、対話、慈悲の心」「相手は、中国の権力を握っている一部の人であって、ほとんどの中国人民は仲間だ」
続いてチベット亡命政府議会議長カルマ・チョペル・タグルンツァン氏の挨拶があった。チベットの人々の願いは「完全なる自治」「ダライ・ラマ法王がチベットに戻り私たちのリーダーになること」「チベットの領土はチベットに人に属すること」「中国人の方々に、チベットの地を私たちに明け渡して出て行ってもらいたい」
在日チベット人代表挨拶。「チベットの為にこんなにたくさんの方々が集まってくれる日が来るとは想像していませんでした」「彼ら(犠牲者)は命と引きかえに世界に知らせるつもりだったのだと思います」「言論の自由、デモする自由がある日本で彼らに代わって伝えたい」
ダライ・ラマの活動を紹介する5分間のビデオ上映の後、チベット問題を考える議員連盟会長・枝野幸男衆議院議員が挨拶。「我々(日本人)がチベット虐殺の共犯者になるようなことを認めるわけにはいかない」
さらにアムネスティ・インターナショナル日本チベットチームの長澤優子氏、内モンゴル人民党幹事長日本支部代表、クレイト・フビスガル氏、世界ウイグル会議日本エージェント、イリハム・マハムティ氏が挨拶。最後に在日チベット人たちが壇上に上がる。

「ありがとう」鳴り止まない拍手。
チベットの闘争の歌「ロンショー」を斉唱する。
「立ち上がれ!何十年かかろうと
抑圧され身をそがれ、骨までそがれる思いをしてきた者よ
世界中の人々よ共に立ち、サポートしてください
真実の目撃者となってください
赤い中国(共産主義)をチベットから追い出すため
立ち上がれ祖国を愛する者よ」
*******************************************
日本青年館を出ると、明治公園には既に信じられないくらい大人数のデモ隊と翻る旗。第一陣の先頭は六本木のデモで感動的なシュプレヒコールを聞かせてくれた在日チベット女性だ。頭を剃っていた。チベットのジャンヌダルクといってあげたい。先頭から後尾まではゆうに1時間の時差があった。神宮球場の横を通る。いい天気だ。神宮の杜にフリーチベットの声がこだまする。

女性が多いデモだった。老人も家族連れもいた。右翼・左翼、色んな国の人達、色んな宗教の人達もいたけれど、共通の災害(フーチンタオ)の前で、仲良く共闘したんだと思う。昔のベ平連(ベトナムに平和を市民連合)もこんな感じだった。ゆるやかで自由なネットワーク。「虐殺のオリンピック」「パンダはチベットの動物」など思い思いのプラカードを掲げるひと。


鎧兜をつけた戦国武将のコスプレも登場。武田の軍勢か。いくさでござる。 武士も自治が欲しいでござる。

国道246号線に出て渋谷方向へ。僕は先頭から3番目の集団にいた。

振り返ると遥か彼方まで隊列が続いている。

表参道で右折、原宿方面へ。

右;表参道。第2陣後方にいた、お洒落なおばさまがた。
左;右端にいるのは中継するアナウンサー。
原宿駅を過ぎたところで右翼街宣車とすれ違い、恫喝するようなダミ声で激励を受けるw。「チベット諸君、がんがれー!」よもや同志となるとは。

代々木公園野外ステージ前に着くと一面の旗が翻る。
はためけよ旗。空の奥処に舞ひ入る如く。

続々と到着するチベット・サポーターたち。第4陣、第5陣と到着するたびに歓声が起こる。知り合いはひとりもいない。特定の党派でもイデオロギーでも宗教でもない、チベット人の命と人権を守る為の自由な行進と祈り。

左;ステージでは在日チベット女性によるシュプレヒコール。
We Want Peace !
右;チベット問題を考える議員連盟会長・枝野幸男衆議院議員の挨拶。

左;東トルキスタン(ウィグル自治区)の青い旗の隊列。回教徒でありながらチベットを支援している。彼らもまた孤立無援な闘いを強いられているのだ。
右;ステージ上では、女性が内モンゴルの旗を掲げていた。写真を撮らせてもらう時目が合ったらにっこり微笑んでくれた。どちらもチベットと同じように民族浄化政策で中国共産党から迫害・弾圧されている少数民族のひとたちだ。

左;中国内部だけではない。ミャンマー、ネパール、台湾、北朝鮮。中国を囲む国々は様々な問題を抱えている。横断幕には「黄砂諸島及び長砂諸島はベトナムの領土だ」と書いてある。
右;手作りの旗。気持ちが伝わってくる。
ステージに向かって後方から一枚。
最後に在日チベット人たちがステージにあがる。「今日は本当にありがとう」「がんばれよ〜」壇上に上がったチベット人の顔は、知り合いに似てるような錯覚をするほど、僕らと同じルーツの顔だ。だが彼らは過酷な運命を生きている。平和なやり方で平和を願うデモは、ピースフルなムードで終了。
集会の後、在日チベット人たちがステージで記念撮影をしていた。キャンドルライティングまで2時間くらいあったので、多くの人が胡錦濤氏が来る日比谷公園へ向かう。僕もひとりで日比谷へ向かうが...。
*******************************************

JRで有楽町に移動するものの、単独行動なので、デモ隊がどこに集結しているかわからない。ひとりで日比谷公園内に潜入する。遠くからシュプレヒコールが聞こえてくる。気がついたら機動隊がピケを張っている背後に出てしまった。機動隊をかき分けて前に出ると、その前で果敢にアピールをするチベット・サポーター。「機動隊の真ん中で愛を叫ぶ」

公園入り口を閉鎖する警察車両。

その隣にはテレ朝、日テレの中継車。

双方が対峙する信号を渡り、銀座側で包囲されているデモ隊に合流。会談予定の松本楼は70年の銀座騒乱で炎上した場所だ。機動隊の催涙弾で両目をやられて銀座を逃げ回った事を思い出す。この日は多少の小競り合いはあったものの、ゲバルトもなく、一斉検挙の気配もない。 小競り合いが起こる度に警官が増え、デモ隊は徐々に包囲される。

ひとりが地下鉄の屋根の上に乗り、マイク・アピールをはじめるが、仲間が制して降りた。
日比谷の行動は草莽の会の呼びかけだった。愛国主義、憂国の士というんでしょうか、ダライラマとはまた違ったポリシーで、シュプレヒコールはエスカレート。「胡錦濤を射殺せよ〜」「日中国交断絶するぞ〜」「靖国神社に謝罪せよ〜」「中国はアジアの敵だ〜」となって、若いチベット・サポーターもつられて一緒にコールしていたが、僕は違和感を感じて移動する事にする。

日比谷側のゲート左手にひとかたまりのチベット旗が包囲されている。そっちへ行こうとすると警官が無言で制止し、通さない。しょうがないので、帰るふりして道路を横断し、反対側の信号からゲート前へ。

警官隊は地下鉄の出口を封鎖してそこへデモ集団を押し込もうとしている。後ろから「警察は交通妨害を止めろ〜」とか独りシュプレヒコール。フリーチベット!フリーチベット!

取り囲む警官隊に多いかぶさるように半身を預け、メッセージを前に出す若者。松本楼はすぐそこだ。声が届いたのか。ニュースでは中国外務省が「抗議行動に強い不快感」を表明した。俺たちはもっと不快だ。
*******************************************
mixiには動画を13本アップしました。この日は長野みたいな凶悪な緊迫感はなかったと思う。昼のデモに関する限り、平和で感動的なデモだった。アリ@freetibetが「世界最高の国、日本」という日記を書いている。アリ、現地で会いたかったけど、電話番号聞くの忘れてたよ。
アリ@freetibetのmixi日記「世界最高の国、日本」
銃口で黙らせるやり方も、公正な裁判なしで検閲し逮捕し拷問する恐怖政治も、毒餃子尖閣諸島その他もろもろの理不尽な要求も、全てパンダ2頭でうやむやにしてしまうような情けない国に僕らは住んでいます。経済的利益の為に人権弾圧に目をつむるなら、必ずやその矛先は僕らに向かってきます。
今回のデモで、チベット人もウィグル人も、内モンゴル人もみな本当は独立したいんだなと思いました。その為に中国と、ではなく中国共産党と戦っているのでしょう。武器なき闘い。人間の持つ底知れぬ闇との闘い。
彼らの瞳は本当に澄んでいて、笑顔はとっても素敵で、恋しちゃいそうでした。タシデレ(こんにちは/さようなら)。
FREE TIBET !
青空を返せ 祈りの場所に
FREE TIBET !
微笑みを返せ 僕らの家族に
●Eyes on Tibet「見ているよ、チベットを」一日一チベットリンク運動参加
スタート時点のデモ参加者は主催者発表で4200人。到着時にはさらに増えていたようです。凄い数のチベット旗でした。この記事を含め、僕のブログへのリンク転載は自由とします。 詳細はこちらの記事が詳しいです。
胡主席来日に合わせチベット支援者らデモ(Yahoo オーマイニュース)
会場入り口で「ダライラマからです」と、赤いヒモ(ミサンガ)を頂く。左腕にしっかりと巻き、会場費をカンパ。1350人の支援者で会場は満席。ステージ向かって左には司会のDJモーリー・ロバートソンさん(J-wave)、池田有希子さん(女優)。中央演台の左に花で飾られたダライラマの写真。右手には10数人の来賓席。
モーリー氏の挨拶の後、チベットでの死者数などが読み上げられ、黙とうが捧げられた。それから集会の呼びかけ人、牧野聖修衆議院議員挨拶の挨拶。 「チベット問題を平和裏に解決するためにも、この20年チベットを弾圧してきた張本人である胡主席の胸に届くよう、声を上げていきたい」「非暴力、対話、慈悲の心」「相手は、中国の権力を握っている一部の人であって、ほとんどの中国人民は仲間だ」
続いてチベット亡命政府議会議長カルマ・チョペル・タグルンツァン氏の挨拶があった。チベットの人々の願いは「完全なる自治」「ダライ・ラマ法王がチベットに戻り私たちのリーダーになること」「チベットの領土はチベットに人に属すること」「中国人の方々に、チベットの地を私たちに明け渡して出て行ってもらいたい」
在日チベット人代表挨拶。「チベットの為にこんなにたくさんの方々が集まってくれる日が来るとは想像していませんでした」「彼ら(犠牲者)は命と引きかえに世界に知らせるつもりだったのだと思います」「言論の自由、デモする自由がある日本で彼らに代わって伝えたい」
ダライ・ラマの活動を紹介する5分間のビデオ上映の後、チベット問題を考える議員連盟会長・枝野幸男衆議院議員が挨拶。「我々(日本人)がチベット虐殺の共犯者になるようなことを認めるわけにはいかない」
さらにアムネスティ・インターナショナル日本チベットチームの長澤優子氏、内モンゴル人民党幹事長日本支部代表、クレイト・フビスガル氏、世界ウイグル会議日本エージェント、イリハム・マハムティ氏が挨拶。最後に在日チベット人たちが壇上に上がる。
「ありがとう」鳴り止まない拍手。
チベットの闘争の歌「ロンショー」を斉唱する。
「立ち上がれ!何十年かかろうと
抑圧され身をそがれ、骨までそがれる思いをしてきた者よ
世界中の人々よ共に立ち、サポートしてください
真実の目撃者となってください
赤い中国(共産主義)をチベットから追い出すため
立ち上がれ祖国を愛する者よ」
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日本青年館を出ると、明治公園には既に信じられないくらい大人数のデモ隊と翻る旗。第一陣の先頭は六本木のデモで感動的なシュプレヒコールを聞かせてくれた在日チベット女性だ。頭を剃っていた。チベットのジャンヌダルクといってあげたい。先頭から後尾まではゆうに1時間の時差があった。神宮球場の横を通る。いい天気だ。神宮の杜にフリーチベットの声がこだまする。
女性が多いデモだった。老人も家族連れもいた。右翼・左翼、色んな国の人達、色んな宗教の人達もいたけれど、共通の災害(フーチンタオ)の前で、仲良く共闘したんだと思う。昔のベ平連(ベトナムに平和を市民連合)もこんな感じだった。ゆるやかで自由なネットワーク。「虐殺のオリンピック」「パンダはチベットの動物」など思い思いのプラカードを掲げるひと。
鎧兜をつけた戦国武将のコスプレも登場。武田の軍勢か。いくさでござる。 武士も自治が欲しいでござる。
国道246号線に出て渋谷方向へ。僕は先頭から3番目の集団にいた。
振り返ると遥か彼方まで隊列が続いている。
表参道で右折、原宿方面へ。
右;表参道。第2陣後方にいた、お洒落なおばさまがた。
左;右端にいるのは中継するアナウンサー。
原宿駅を過ぎたところで右翼街宣車とすれ違い、恫喝するようなダミ声で激励を受けるw。「チベット諸君、がんがれー!」よもや同志となるとは。
代々木公園野外ステージ前に着くと一面の旗が翻る。
はためけよ旗。空の奥処に舞ひ入る如く。
続々と到着するチベット・サポーターたち。第4陣、第5陣と到着するたびに歓声が起こる。知り合いはひとりもいない。特定の党派でもイデオロギーでも宗教でもない、チベット人の命と人権を守る為の自由な行進と祈り。
左;ステージでは在日チベット女性によるシュプレヒコール。
We Want Peace !
右;チベット問題を考える議員連盟会長・枝野幸男衆議院議員の挨拶。
左;東トルキスタン(ウィグル自治区)の青い旗の隊列。回教徒でありながらチベットを支援している。彼らもまた孤立無援な闘いを強いられているのだ。
右;ステージ上では、女性が内モンゴルの旗を掲げていた。写真を撮らせてもらう時目が合ったらにっこり微笑んでくれた。どちらもチベットと同じように民族浄化政策で中国共産党から迫害・弾圧されている少数民族のひとたちだ。
左;中国内部だけではない。ミャンマー、ネパール、台湾、北朝鮮。中国を囲む国々は様々な問題を抱えている。横断幕には「黄砂諸島及び長砂諸島はベトナムの領土だ」と書いてある。
右;手作りの旗。気持ちが伝わってくる。
ステージに向かって後方から一枚。
集会の後、在日チベット人たちがステージで記念撮影をしていた。キャンドルライティングまで2時間くらいあったので、多くの人が胡錦濤氏が来る日比谷公園へ向かう。僕もひとりで日比谷へ向かうが...。
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JRで有楽町に移動するものの、単独行動なので、デモ隊がどこに集結しているかわからない。ひとりで日比谷公園内に潜入する。遠くからシュプレヒコールが聞こえてくる。気がついたら機動隊がピケを張っている背後に出てしまった。機動隊をかき分けて前に出ると、その前で果敢にアピールをするチベット・サポーター。「機動隊の真ん中で愛を叫ぶ」
公園入り口を閉鎖する警察車両。
その隣にはテレ朝、日テレの中継車。
双方が対峙する信号を渡り、銀座側で包囲されているデモ隊に合流。会談予定の松本楼は70年の銀座騒乱で炎上した場所だ。機動隊の催涙弾で両目をやられて銀座を逃げ回った事を思い出す。この日は多少の小競り合いはあったものの、ゲバルトもなく、一斉検挙の気配もない。 小競り合いが起こる度に警官が増え、デモ隊は徐々に包囲される。
ひとりが地下鉄の屋根の上に乗り、マイク・アピールをはじめるが、仲間が制して降りた。
日比谷の行動は草莽の会の呼びかけだった。愛国主義、憂国の士というんでしょうか、ダライラマとはまた違ったポリシーで、シュプレヒコールはエスカレート。「胡錦濤を射殺せよ〜」「日中国交断絶するぞ〜」「靖国神社に謝罪せよ〜」「中国はアジアの敵だ〜」となって、若いチベット・サポーターもつられて一緒にコールしていたが、僕は違和感を感じて移動する事にする。
日比谷側のゲート左手にひとかたまりのチベット旗が包囲されている。そっちへ行こうとすると警官が無言で制止し、通さない。しょうがないので、帰るふりして道路を横断し、反対側の信号からゲート前へ。
警官隊は地下鉄の出口を封鎖してそこへデモ集団を押し込もうとしている。後ろから「警察は交通妨害を止めろ〜」とか独りシュプレヒコール。フリーチベット!フリーチベット!
取り囲む警官隊に多いかぶさるように半身を預け、メッセージを前に出す若者。松本楼はすぐそこだ。声が届いたのか。ニュースでは中国外務省が「抗議行動に強い不快感」を表明した。俺たちはもっと不快だ。
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mixiには動画を13本アップしました。この日は長野みたいな凶悪な緊迫感はなかったと思う。昼のデモに関する限り、平和で感動的なデモだった。アリ@freetibetが「世界最高の国、日本」という日記を書いている。アリ、現地で会いたかったけど、電話番号聞くの忘れてたよ。
アリ@freetibetのmixi日記「世界最高の国、日本」
銃口で黙らせるやり方も、公正な裁判なしで検閲し逮捕し拷問する恐怖政治も、毒餃子尖閣諸島その他もろもろの理不尽な要求も、全てパンダ2頭でうやむやにしてしまうような情けない国に僕らは住んでいます。経済的利益の為に人権弾圧に目をつむるなら、必ずやその矛先は僕らに向かってきます。
今回のデモで、チベット人もウィグル人も、内モンゴル人もみな本当は独立したいんだなと思いました。その為に中国と、ではなく中国共産党と戦っているのでしょう。武器なき闘い。人間の持つ底知れぬ闇との闘い。
彼らの瞳は本当に澄んでいて、笑顔はとっても素敵で、恋しちゃいそうでした。タシデレ(こんにちは/さようなら)。
FREE TIBET !
青空を返せ 祈りの場所に
FREE TIBET !
微笑みを返せ 僕らの家族に
●Eyes on Tibet「見ているよ、チベットを」一日一チベットリンク運動参加
2008年05月03日
フリーチベット通信「善のNATION応答せよ」
いとうせいこう「アースディライブ」

FREE チベット
FREE ミャンマ
FREE ウィグル
FREE パンチェン・ラマ
FREE アウンサン・スーチー
<WE ARE FREE>

**********************************************
「そうだ デモに 行こう」(^-^)/
5月6日(火)緊急集会「チベット人の命を救え!」
SAVE TIBET NETWORK
中国から胡錦濤国家主席が来日する日。
自由を求めたチベット市民を殺戮、拘束している中国政府に対し、
抗議の集会・デモを実施します。
◆ 集会 ◆
チベット亡命政府議会議長他、
アジアの民主化を目指す多数のゲストを迎え、
チベット問題の根本的解決に向けて集会を開きます。
場所:日本青年館
定員:1000名
開場:11:30〜
開演:12:30〜14:00
* MCにDJ&ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんと
女優の池田有希子さんが登場します。
◆デモンストレーション◆
青山通り、表参道絵を代々木公園までデモ
「非暴力」平和的なアプローチでデモを行います。
集合場所:明治公園 (日本青年館横)
集合時間:14:00
出発時刻:14:30〜 (雨天決行)
到着場所:代々木公園内 野外ステージ(NHK放送センター裏手)
フィナーレ:到着後、集会を行います。
◆キャンドル・ライティング@代々木公園◆
〜Pray for TIBET, Pray for PEACE〜
チベット・中国の犠牲者の方々への追悼
時間/19:00〜20:30
場所/代々木公園内 野外ステージ(NHK放送センター裏手)
持ち物/キャンドル、その他、チベットの国旗や絵、お花など、
セーブ・チベット・ネットワークは「チベット問題」を考える議員連盟」
「チベット・サポート・ネットワーク・ジャパン(TSNJ)」
在日チベット人、人権問題に取り組む在日外国人、
個人とチベット国内外のチベット支援グループを結んで活動しています。
◆ダライラマ法王からのメッセージ◆
〜平和的支援を、末永く〜
今回のチベット弾圧によって日本の皆様が深い関心と懸念を示し、協力してくださる方が増え、セーブ・チベット・ネットワークが日本に発足したことを私は大変ありがたく思います。同様に国会で議論をしてくださっていることにも感謝の意を表します。
セーブ・チベット・ネットワークの参加者ひとりひとりにお礼を述べると同時に、皆様方に私からのお願いがあります。支援活動はあくまで非暴力の気持で行っていただきたいと思います。
また、オリンピック開催を前に人々の関心は高まっていますが、オリンピック終了後もチベットのことを忘れずに見続け、末永くサポートしてくださることを私は心から願っています。
ダライ・ラマ14世
2008年4月11日
「eyes on tibet」
FREE チベット
FREE ミャンマ
FREE ウィグル
FREE パンチェン・ラマ
FREE アウンサン・スーチー
<WE ARE FREE>
**********************************************
「そうだ デモに 行こう」(^-^)/
5月6日(火)緊急集会「チベット人の命を救え!」
SAVE TIBET NETWORK
中国から胡錦濤国家主席が来日する日。
自由を求めたチベット市民を殺戮、拘束している中国政府に対し、
抗議の集会・デモを実施します。
◆ 集会 ◆
チベット亡命政府議会議長他、
アジアの民主化を目指す多数のゲストを迎え、
チベット問題の根本的解決に向けて集会を開きます。
場所:日本青年館
定員:1000名
開場:11:30〜
開演:12:30〜14:00
* MCにDJ&ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんと
女優の池田有希子さんが登場します。
◆デモンストレーション◆
青山通り、表参道絵を代々木公園までデモ
「非暴力」平和的なアプローチでデモを行います。
集合場所:明治公園 (日本青年館横)
集合時間:14:00
出発時刻:14:30〜 (雨天決行)
到着場所:代々木公園内 野外ステージ(NHK放送センター裏手)
フィナーレ:到着後、集会を行います。
◆キャンドル・ライティング@代々木公園◆
〜Pray for TIBET, Pray for PEACE〜
チベット・中国の犠牲者の方々への追悼
時間/19:00〜20:30
場所/代々木公園内 野外ステージ(NHK放送センター裏手)
持ち物/キャンドル、その他、チベットの国旗や絵、お花など、
セーブ・チベット・ネットワークは「チベット問題」を考える議員連盟」
「チベット・サポート・ネットワーク・ジャパン(TSNJ)」
在日チベット人、人権問題に取り組む在日外国人、
個人とチベット国内外のチベット支援グループを結んで活動しています。
◆ダライラマ法王からのメッセージ◆
〜平和的支援を、末永く〜
今回のチベット弾圧によって日本の皆様が深い関心と懸念を示し、協力してくださる方が増え、セーブ・チベット・ネットワークが日本に発足したことを私は大変ありがたく思います。同様に国会で議論をしてくださっていることにも感謝の意を表します。
セーブ・チベット・ネットワークの参加者ひとりひとりにお礼を述べると同時に、皆様方に私からのお願いがあります。支援活動はあくまで非暴力の気持で行っていただきたいと思います。
また、オリンピック開催を前に人々の関心は高まっていますが、オリンピック終了後もチベットのことを忘れずに見続け、末永くサポートしてくださることを私は心から願っています。
ダライ・ラマ14世
2008年4月11日
「eyes on tibet」
2008年05月02日
フリーチベット通信「中国詩人のチベットへの思い・チュートップの死」
【民主派は抗議デモ決行へ 香港の聖火リレー】
産経ニュス 2008.5.1 23:34
北京五輪の聖火リレーは2日、香港で行われる。海外での長い旅を経て、ようやく中国領内に戻った聖火を迎えようと、中国系市民団体などは盛大な歓迎集会を計画している。一方、民主派グループは「民主のたいまつリレー」をチベット弾圧への抗議と、中国政府に人権と民主化を求める行動として実行することを発表。関係者は「これまでの聖火への抗議は外国人がほとんどだったが、中国人の中にも民主と人権を支持する声があることを発信したい」と話している。
香港・九竜の商店街。多くの店の入り口に「中国加油!」(中国、がんばれ!)と書かれた赤い紙が張られている。地元企業などでつくる市民団体「全民聖火歓迎委員会」が北京五輪への支持を表明するため、この張り紙を約200万枚を印刷して配ったという。同団体はさらに、聖火リレーが行われる2日を「紅衣日」と名付け、市民に赤い服を着るようにマスコミを通じて呼びかけ、聖火を歓迎するムードを盛り上げる。
聖火支持派の「赤」に対し、民主化を求めるグループは「オレンジ色」で対抗する。共産党独裁の「赤」が薄まり、民主化の色に近づくとの意味が込められているという。 民主化団体「香港支連会」は2日、「民主のたいまつリレー」を計画し、9人のランナーが「民主、人権」などと書かれるオレンジ色の服を着て、香港市内を回る予定としている。
香港民主派の重鎮、李柱銘・立法会議員は産経新聞の取材に対し「香港当局はチベット人や人権活動家など入国を次々と拒否し、平和的な抗議活動をも押さえ込もうとしている。これは香港民主化の後退であり、1国2制度で保障される言論の自由に対する弾圧だ」と当局の対応を厳しく批判した。「香港で聖火リレーを無条件に支持する人は私たちと比べて多いかもしれないが、少数意見を持ち続けることが大事だ。中国人社会の中にも、中国政府のチベット政策に反対している人がいることを中国人に知ってもらいたい」と語った。
********************************************************
【中国人詩人によるチベットへの思い/チベットの苦悩、わが恥】
唐丹鴻(抜粋)
支配者が聞きたがる声のほかに、我々はチベット人の完全なる真実の声を聞いたことがあるだろうか。沈黙させられてはいてもそこかしこで響きわたる声を。
これが、チベット内のすべての寺院がダライ・ラマの写真を掲げることを禁じられている本当の理由なのだろうか。これが、すべての家を調べてダライ・ラマの写真を掲げる者を罰するためにあらゆる労働単位に役人を配置する理由なのだろうか。宗教的な祝日のたびに政府が信者を巡礼路で阻止する理由だろうか。公務員に対し自分の子どもたちをダラムサラで勉強させることを禁じ、これに反した場合は解雇され家屋も没収されるという政策の理由だろうか。微妙な時期にはいつも政府役人が寺院で会議を開いて僧侶に「党のリーダーシップを支持すること」や「分裂主義者のダライとは一切関係はないこと」を強制的に約束させる理由だろうか。これが、我々漢人が交渉の場につくことを拒否し常に非人間的な言葉を使ってダライ・ラマを侮辱する理由だろうか。結局のところ、これは「よく見かけるチベットの光景」を強調し、チベットの国民性のシンボルをより崇高なものにする、まさにその理由となっているのではないだろうか。
我々漢人は、「独立」の要求を放棄して現在は「中道」を唱導するダライ・ラマと話し合いのテーブルにつき、誠意を持って彼と交渉して、彼を通して「安定」と「調和」をなぜ実現できないのだろうか。
それは両者の権力の差異が大きすぎるからだろう。我々は人も多過ぎ力も強過ぎる。我々漢人は武力と金、そして文化的破壊と精神的レイプ以外に「調和」を実現する術を知らないのだ。
チベット人が漢人の露天魚売りから生きた魚を買い、その魚をラサ川に放したのを見たときや、ラサの路上に漢人の乞食がどんどん増えるのを見たとき (彼らは漢人地域ではなくチベットで物乞いをするほうが簡単だということを知っているのだ)、さらに朝陽に輝く聖なる山々の山肌に鉱山から出る醜い傷跡を見たとき、私は恥じ入る思いをした。また、漢人エリートたちが、中国政府は莫大な資金をチベットに投じ経済政策はチベット寄りでGDPも急成長しているのに「チベット人たちはほかに何を望むのか」と不平を言うのを聞いたとき、私は恥ずかしくて仕方なかった。
なぜあなた方は人には様々な価値観があることを理解できないのか。あなた方、漢人は洗脳や武器の力、金の力を信じているが、チベット人の心の中には何千年間にもわたって崇高な信仰があり洗い流すことはできないのだ。あなた方が自分たちのことを「奴隷社会からチベット人を救う救済者」と主張するなら、私はあなた方の傲慢さと妄想が恥ずかしい。銃を携えた軍警察がラサの路上で私の横を通り過ぎるとき、私がラサに行くたびに幾重もの軍事基地が見えるとき……そう、漢人の私は恥じ入るのだ。
何よりも、私が最も恥ずかしく思うのは「愛国的な大多数」だ。漢人は殺戮による征服しか知らなかった秦の始皇帝の子孫だ。力で弱者を抑え込む狂信的優越主義者だ。銃の後ろに隠れて犠牲者に発砲しろと命じる臆病者だ。ストックホルム症候群 (*1)に苦しむのだ。凌遅刑(*2) や去勢といった「高度な」文化が生み出した残虐な狂人なのだ。「愛国的」旗を振る不健全な人間なのだ。私はあなた方を軽蔑する。あなた方が漢人なら、私は自分があなた方の一員であることに恥じ入る。
ラサは燃えている。四川省や青海省のチベット地域では銃撃が行われている。私でさえこれを信じる。実際、私はこの事実を信じる。「彼らを殺せ!」「全滅させろ!」「血で洗ってしまえ!」「ダライ・ラマは嘘つきだ!」などと叫ぶ数々の「愛国的」投稿の中に、私は写し鏡のようにチベット人過激派の姿を見るのだ。あえて言うが、あなたたち若者(「愛国的若者」)は漢人とチベット人との間の何千年にもわたる友情の念を破壊する優越主義者の漢人なのだ。民族間の憎しみを増幅させているのはあなた方なのだ。あなた方は当局を「強く支持」しているわけではなく、実際には「チベットの独立」を「大いに支持」しているのだ。
チベットは消滅しつつある。美しい平和なチベットを作っている精神も消滅しつつある。チベットは中国になりつつある。チベットがそうなりたくないと願うものになりつつあるのである。チベットは疎外される不安に直面したとき、ほかにどのような選択肢があろうか。独自の伝統と文化にすがりついて古の文明を蘇らせるのか? あるいは、漢民族主義者の残忍な恥ずべき栄光を助長するだけの自滅的行動に出るのか?
そう、私はチベットを愛する。チベットが一国家であれ一地方であれ、チベットが自由意志を持つ限り、私はチベットを愛する漢人だ。
● 唐丹鴻 (タン・タンホン、1965年生まれ) は四川省成都出身の詩人で、ドキュメンタリー映画監督でもある。3/21付けで以上のようなエッセイを執筆し、中国国外でホスティングされている自身のブログ上で公開した。China Digital Timesによる英訳からの翻訳。転載元はダライラマ法王日本代表部事務所
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【福田首相 中国にパンダ貸与要請 公式に認める 】
毎日新聞 5月1日22時57分配信
福田康夫首相は1日、中国政府に対するジャイアントパンダの貸与要請について「既に外交ルートでそういうお願いをしているとは聞いている」と述べ、日本政府として貸与を要請していることを公式に認めた。首相官邸で記者団に答えた。
東京・上野動物園のリンリンが4月30日に死んでおり、首相は「動物園を訪れる皆さんは、パンダを目当てに来ると聞いている。いてくれたら良いと思う」と述べた
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【パンダはチベットの動物】
ブログ「花散里」
中国の珍獣として中国が世界に宣伝しているパンダは本当はチベットの動物。パンダは四川省に生息するが、四川省も一部はチベット。
チベットは今のチベット自治区のほか、青海省、甘粛省、雲南省、四川省などに分割された。パンダ生息地域は本当はチベットで、中国に侵略されている地域だ。
今回の北京五輪でも、チベットカモシカと共にマスコットにされた。これも、チベット侵略、植民地化を世界に認めさせる政治的策略の一環だ。
********************************************************
● チベットで今起きている事。
【チベット人遊牧民、アムド、ゴロ地方で銃殺される】
TIBETAN CENTRE FOR HUMAN RIGHTS AND DEMOCRACY
翻訳記事はチベットNOW@ルンタ
2008年3月21日、ポンコル・トゥマ及びメマ町区のチベット人住民達は、中国国旗を引き降ろし、禁じられているチベット国旗を掲揚した。
チベット人住民はこの事件の間に現場に駆けつけた中国当局に対しても抗議を表明した。この事件に対応するために、中国政府は2008年3月22日に、大小5台の軍用車をダルラ郡に派遣した。軍用車がダルラ郡に入ろうとすると、350人のチベット人の騎馬隊が押し寄せ、中国軍の侵入を拒んだ。この妨害の間、チベット人騎馬隊は反中国の抗議をした。
(犠牲になったchoetop TCHRDより)
2008年3月23日、ポンコル僧院の僧侶達と現地の高僧グルルはこの衝突に介入し、両者の間で緊張が高まるのを抑えた。同じ23日、この平和的反対運動を鎮静するために、約30台の軍用車がダルラ郡に派遣された。
2008年3月24日、この平和的反対運動に参加したポンコル・トゥマ及びメマ町区の約50人の住民が中国治安部隊により逮捕された。2008年3月25日には、さらに50人のチベット人が逮捕された。中国治安当局による逮捕の恐れや脅しが絶えずあるなかで、約400人のポンコル・トゥマの住民と100人のメマ住民は、2008年3月26日、隠れ場所を求めて付近の山頂へ逃避した。これに対して約860人の中国治安部隊が送られ、住民が逃げ隠れた山の周囲を取り囲んだ。何日かして中国治安部隊は、隠れているチベット人をおびき出し自首させるため、刑罰を軽くすることを約束したが、この約束にもかかわらず、治安部隊に自首をしたチベット人は2名のみで、この2人は後に暴行、拷問を受けている。
TCHRDが得た情報によると、この事件後数週間の間、何百人ものチベット人が治安部隊により逮捕されたとのことである。後に留置所から釈放されたチベット人の多くは、2000元(約2500米ドル)もの罰金を払わされた。
2008年4月28日、事件は劇的な展開を見せ、武装した中国治安部隊がポンコル・トゥマ町区の遊牧民部落を取り囲んだ。夜明けとともに、治安部隊は遊牧民めがけて発砲した。発砲開始直後、22歳のチュトップという名の遊牧民が死亡した。治安部隊はチュトップの死体を持ち去り、未だにチュトップの家族へは葬儀を行うために彼の遺体が返されていない。ポンコル・トゥマ町区の状況は緊迫していると伝えられ、さらに多くの治安部隊がポンコル町区に送られている。
● 日本の新聞では新華社を引用して「反乱隊の指導者が武装警察隊の上官を6発の銃弾で倒した」と伝えているようです。
産経ニュス 2008.5.1 23:34
北京五輪の聖火リレーは2日、香港で行われる。海外での長い旅を経て、ようやく中国領内に戻った聖火を迎えようと、中国系市民団体などは盛大な歓迎集会を計画している。一方、民主派グループは「民主のたいまつリレー」をチベット弾圧への抗議と、中国政府に人権と民主化を求める行動として実行することを発表。関係者は「これまでの聖火への抗議は外国人がほとんどだったが、中国人の中にも民主と人権を支持する声があることを発信したい」と話している。
香港・九竜の商店街。多くの店の入り口に「中国加油!」(中国、がんばれ!)と書かれた赤い紙が張られている。地元企業などでつくる市民団体「全民聖火歓迎委員会」が北京五輪への支持を表明するため、この張り紙を約200万枚を印刷して配ったという。同団体はさらに、聖火リレーが行われる2日を「紅衣日」と名付け、市民に赤い服を着るようにマスコミを通じて呼びかけ、聖火を歓迎するムードを盛り上げる。
聖火支持派の「赤」に対し、民主化を求めるグループは「オレンジ色」で対抗する。共産党独裁の「赤」が薄まり、民主化の色に近づくとの意味が込められているという。 民主化団体「香港支連会」は2日、「民主のたいまつリレー」を計画し、9人のランナーが「民主、人権」などと書かれるオレンジ色の服を着て、香港市内を回る予定としている。
香港民主派の重鎮、李柱銘・立法会議員は産経新聞の取材に対し「香港当局はチベット人や人権活動家など入国を次々と拒否し、平和的な抗議活動をも押さえ込もうとしている。これは香港民主化の後退であり、1国2制度で保障される言論の自由に対する弾圧だ」と当局の対応を厳しく批判した。「香港で聖火リレーを無条件に支持する人は私たちと比べて多いかもしれないが、少数意見を持ち続けることが大事だ。中国人社会の中にも、中国政府のチベット政策に反対している人がいることを中国人に知ってもらいたい」と語った。
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【中国人詩人によるチベットへの思い/チベットの苦悩、わが恥】
唐丹鴻(抜粋)
支配者が聞きたがる声のほかに、我々はチベット人の完全なる真実の声を聞いたことがあるだろうか。沈黙させられてはいてもそこかしこで響きわたる声を。
これが、チベット内のすべての寺院がダライ・ラマの写真を掲げることを禁じられている本当の理由なのだろうか。これが、すべての家を調べてダライ・ラマの写真を掲げる者を罰するためにあらゆる労働単位に役人を配置する理由なのだろうか。宗教的な祝日のたびに政府が信者を巡礼路で阻止する理由だろうか。公務員に対し自分の子どもたちをダラムサラで勉強させることを禁じ、これに反した場合は解雇され家屋も没収されるという政策の理由だろうか。微妙な時期にはいつも政府役人が寺院で会議を開いて僧侶に「党のリーダーシップを支持すること」や「分裂主義者のダライとは一切関係はないこと」を強制的に約束させる理由だろうか。これが、我々漢人が交渉の場につくことを拒否し常に非人間的な言葉を使ってダライ・ラマを侮辱する理由だろうか。結局のところ、これは「よく見かけるチベットの光景」を強調し、チベットの国民性のシンボルをより崇高なものにする、まさにその理由となっているのではないだろうか。
我々漢人は、「独立」の要求を放棄して現在は「中道」を唱導するダライ・ラマと話し合いのテーブルにつき、誠意を持って彼と交渉して、彼を通して「安定」と「調和」をなぜ実現できないのだろうか。
それは両者の権力の差異が大きすぎるからだろう。我々は人も多過ぎ力も強過ぎる。我々漢人は武力と金、そして文化的破壊と精神的レイプ以外に「調和」を実現する術を知らないのだ。
チベット人が漢人の露天魚売りから生きた魚を買い、その魚をラサ川に放したのを見たときや、ラサの路上に漢人の乞食がどんどん増えるのを見たとき (彼らは漢人地域ではなくチベットで物乞いをするほうが簡単だということを知っているのだ)、さらに朝陽に輝く聖なる山々の山肌に鉱山から出る醜い傷跡を見たとき、私は恥じ入る思いをした。また、漢人エリートたちが、中国政府は莫大な資金をチベットに投じ経済政策はチベット寄りでGDPも急成長しているのに「チベット人たちはほかに何を望むのか」と不平を言うのを聞いたとき、私は恥ずかしくて仕方なかった。
なぜあなた方は人には様々な価値観があることを理解できないのか。あなた方、漢人は洗脳や武器の力、金の力を信じているが、チベット人の心の中には何千年間にもわたって崇高な信仰があり洗い流すことはできないのだ。あなた方が自分たちのことを「奴隷社会からチベット人を救う救済者」と主張するなら、私はあなた方の傲慢さと妄想が恥ずかしい。銃を携えた軍警察がラサの路上で私の横を通り過ぎるとき、私がラサに行くたびに幾重もの軍事基地が見えるとき……そう、漢人の私は恥じ入るのだ。
何よりも、私が最も恥ずかしく思うのは「愛国的な大多数」だ。漢人は殺戮による征服しか知らなかった秦の始皇帝の子孫だ。力で弱者を抑え込む狂信的優越主義者だ。銃の後ろに隠れて犠牲者に発砲しろと命じる臆病者だ。ストックホルム症候群 (*1)に苦しむのだ。凌遅刑(*2) や去勢といった「高度な」文化が生み出した残虐な狂人なのだ。「愛国的」旗を振る不健全な人間なのだ。私はあなた方を軽蔑する。あなた方が漢人なら、私は自分があなた方の一員であることに恥じ入る。
ラサは燃えている。四川省や青海省のチベット地域では銃撃が行われている。私でさえこれを信じる。実際、私はこの事実を信じる。「彼らを殺せ!」「全滅させろ!」「血で洗ってしまえ!」「ダライ・ラマは嘘つきだ!」などと叫ぶ数々の「愛国的」投稿の中に、私は写し鏡のようにチベット人過激派の姿を見るのだ。あえて言うが、あなたたち若者(「愛国的若者」)は漢人とチベット人との間の何千年にもわたる友情の念を破壊する優越主義者の漢人なのだ。民族間の憎しみを増幅させているのはあなた方なのだ。あなた方は当局を「強く支持」しているわけではなく、実際には「チベットの独立」を「大いに支持」しているのだ。
チベットは消滅しつつある。美しい平和なチベットを作っている精神も消滅しつつある。チベットは中国になりつつある。チベットがそうなりたくないと願うものになりつつあるのである。チベットは疎外される不安に直面したとき、ほかにどのような選択肢があろうか。独自の伝統と文化にすがりついて古の文明を蘇らせるのか? あるいは、漢民族主義者の残忍な恥ずべき栄光を助長するだけの自滅的行動に出るのか?
そう、私はチベットを愛する。チベットが一国家であれ一地方であれ、チベットが自由意志を持つ限り、私はチベットを愛する漢人だ。
● 唐丹鴻 (タン・タンホン、1965年生まれ) は四川省成都出身の詩人で、ドキュメンタリー映画監督でもある。3/21付けで以上のようなエッセイを執筆し、中国国外でホスティングされている自身のブログ上で公開した。China Digital Timesによる英訳からの翻訳。転載元はダライラマ法王日本代表部事務所
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【福田首相 中国にパンダ貸与要請 公式に認める 】
毎日新聞 5月1日22時57分配信
福田康夫首相は1日、中国政府に対するジャイアントパンダの貸与要請について「既に外交ルートでそういうお願いをしているとは聞いている」と述べ、日本政府として貸与を要請していることを公式に認めた。首相官邸で記者団に答えた。
東京・上野動物園のリンリンが4月30日に死んでおり、首相は「動物園を訪れる皆さんは、パンダを目当てに来ると聞いている。いてくれたら良いと思う」と述べた
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【パンダはチベットの動物】
ブログ「花散里」
中国の珍獣として中国が世界に宣伝しているパンダは本当はチベットの動物。パンダは四川省に生息するが、四川省も一部はチベット。
チベットは今のチベット自治区のほか、青海省、甘粛省、雲南省、四川省などに分割された。パンダ生息地域は本当はチベットで、中国に侵略されている地域だ。
今回の北京五輪でも、チベットカモシカと共にマスコットにされた。これも、チベット侵略、植民地化を世界に認めさせる政治的策略の一環だ。
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● チベットで今起きている事。
【チベット人遊牧民、アムド、ゴロ地方で銃殺される】
TIBETAN CENTRE FOR HUMAN RIGHTS AND DEMOCRACY
翻訳記事はチベットNOW@ルンタ
チベット人住民はこの事件の間に現場に駆けつけた中国当局に対しても抗議を表明した。この事件に対応するために、中国政府は2008年3月22日に、大小5台の軍用車をダルラ郡に派遣した。軍用車がダルラ郡に入ろうとすると、350人のチベット人の騎馬隊が押し寄せ、中国軍の侵入を拒んだ。この妨害の間、チベット人騎馬隊は反中国の抗議をした。
(犠牲になったchoetop TCHRDより)
2008年3月23日、ポンコル僧院の僧侶達と現地の高僧グルルはこの衝突に介入し、両者の間で緊張が高まるのを抑えた。同じ23日、この平和的反対運動を鎮静するために、約30台の軍用車がダルラ郡に派遣された。
2008年3月24日、この平和的反対運動に参加したポンコル・トゥマ及びメマ町区の約50人の住民が中国治安部隊により逮捕された。2008年3月25日には、さらに50人のチベット人が逮捕された。中国治安当局による逮捕の恐れや脅しが絶えずあるなかで、約400人のポンコル・トゥマの住民と100人のメマ住民は、2008年3月26日、隠れ場所を求めて付近の山頂へ逃避した。これに対して約860人の中国治安部隊が送られ、住民が逃げ隠れた山の周囲を取り囲んだ。何日かして中国治安部隊は、隠れているチベット人をおびき出し自首させるため、刑罰を軽くすることを約束したが、この約束にもかかわらず、治安部隊に自首をしたチベット人は2名のみで、この2人は後に暴行、拷問を受けている。
TCHRDが得た情報によると、この事件後数週間の間、何百人ものチベット人が治安部隊により逮捕されたとのことである。後に留置所から釈放されたチベット人の多くは、2000元(約2500米ドル)もの罰金を払わされた。
2008年4月28日、事件は劇的な展開を見せ、武装した中国治安部隊がポンコル・トゥマ町区の遊牧民部落を取り囲んだ。夜明けとともに、治安部隊は遊牧民めがけて発砲した。発砲開始直後、22歳のチュトップという名の遊牧民が死亡した。治安部隊はチュトップの死体を持ち去り、未だにチュトップの家族へは葬儀を行うために彼の遺体が返されていない。ポンコル・トゥマ町区の状況は緊迫していると伝えられ、さらに多くの治安部隊がポンコル町区に送られている。
● 日本の新聞では新華社を引用して「反乱隊の指導者が武装警察隊の上官を6発の銃弾で倒した」と伝えているようです。
2008年05月01日
フリーチベット通信・速報
【ユダヤ人は五輪不参加を 米ユダヤ指導者ら声明発表へ 】
米国のユダヤ人指導者らが30日に、中国によるチベットでの人権弾圧などを理由に、北京五輪をボイコットするよう、世界のユダヤ人選手らに呼び掛ける声明の発表を計画していることが29日、明らかになった。
計175人が既に署名したという。中国による人権抑圧のほか、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスと中国との友好関係などもボイコット理由として挙げた。
中心人物の1人によると、署名した人たちは、後にホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を行ったナチス・ドイツによる1936年のベルリン五輪と同様に、中国が五輪を(人権弾圧などの)事実から国際社会の目をそらす手段として使おうとしているとみている。(共同)
産経(共同通信)2008.4.30 12:19
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【中国 外国人記者に殺害の脅迫】
北京オリンピックまであと100日となった4月30日、北京の外国人記者クラブは声明を発表し、チベット問題の報道を受けて少なくとも10人の外国人記者が匿名の中国人から殺害の脅迫を受けるなど、取材環境が悪化しているとして改善を求めました。
北京に駐在する外国人記者やカメラマン325人以上が加盟する「外国人記者クラブ」は30日、声明を発表しました。声明は「チベット問題で中国の国営メディアなどが欧米メディアを偏向報道だと批判するキャンペーンを展開した結果、少なくとも10人の外国人記者が匿名の中国人から殺害の脅迫を受けた」としています。
さらに、「チベット自治区周辺でチベット問題の取材を試みた外国人記者に対して当局が身柄を拘束したり、テープなどを没収したりするなどの妨害行為が50件以上報告されている」と指摘し、取材環境の悪化に強い懸念を示しています。そのうえで、記者クラブとして、チベット自治区やその周辺での自由な取材活動を認めることや、外国人記者の取材に応じる一般の中国人に対して当局が危害を与えないと保障することなどを要求しています。
NHK 4月30日 17時6分
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【韓国聖火リレー 民間人や警察官に無差別暴行】
北京五輪の聖火リレーが行われた27日、五星紅旗(中国国旗)がソウルの都心部を覆うと、市民の間で「どこからあれほど多くの中国の青年が現れたのか」という驚きの声が上がった。ソウル市民は中国の青年たちによる行動を「愛国心」と理解した。しかし、翌朝には彼らを見る視線は冷淡なものに変わっていた。
世論が急変したきっかけとなったのは、ソウル市中区のプラザホテルで起きた無差別暴行をとらえた動画だった。動画には中国人とみられる100人余りがホテルのロビーに押し寄せ、チベット支援団体のメンバー数人を壁側に追いやり、国旗のポールや手足で暴行を加える場面が映っていた。止めようとした制服姿の義務警察(兵役中の男性が行う警察業務)が殴られもした。中国人らは「殺せ」「謝れ」などと叫んだ。
暴行を受けたのは市民団体「チベット平和連帯」のメンバー3人と判明した。3人は同日午後5時半ごろ、徳寿宮前で中国のチベットに対する武力鎮圧に抗議し、チベットの旗を掲げてデモを行ったが、400人余りの中国人に追いかけられ、ホテルに逃げ込んでいた。暴行を制止した義務警察一人は頭部を6針縫うけがを負った。
動画は27日夜にインターネット上で公開され、韓国の民間人だけでなく、警察にまで暴行を加える中国の学生らに対する怒りが爆発した。ネット上には中国人デモ隊が投げた木材や金属切断機で負傷した取材記者や市民団体幹部の姿も公開された。徳寿宮の大韓門付近では「フリー・チベット」と書かれたTシャツを着ていた米国人学生4人が中国人300人余りに取り囲まれたが、警察に救出された。
朝鮮日報 4月29日
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問題の映像(字幕付き)
韓国の警察は再度中国政府に再三遺憾の意を表明し、
関わった留学生達の逮捕の準備を進めています。
この問題は中韓外交問題に発展しそう。
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【中国山東省:重大鉄道衝突事故、原因は五輪宣伝列車の脱線】
中国山東省ジーボー市で28日に発生した列車衝突事故で、北京から青島行きの五輪宣伝車の脱線は原因であることが判明した。死者70人、負傷者416人の重大事故であることもわかった。
報道によると、T195列車は2004年5月に「海之情(海の情)」と名づけられ、中国の初の「五輪宣伝列車」として開通した。車内、「五輪文化食堂車両」、「五輪文化高級車両」が設けられ、「五連特集番組」が放送されている。食堂車には「五輪画廊」が設けられ、「帆船の都」のイメージ大使、「五輪宣伝列車」などの活動が行われた。先月、五輪トーチの列車リレーも同列車で幕を開いた。
脱線した列車は制限速度が時速80キロの区間を、時速131キロで走行していた。
大紀元日本 4月30日
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チベット、および周辺地区では、警察による逃亡チベット人の射殺、フリーチベットと叫んだ尼僧2人の逮捕拘留など、連日危機的な状況が続いています。もうひとつの聖火がチベットを通過するときには、さらに激しい弾圧が加えられる事でしょう。わざと神経を逆なでして、抵抗した事を口実に続々と収容所に送り込んでいます。収容所でど何が起きているか。知りたいひとはこれをご覧下さい。
ダライラマ法王日本代表事務所 人権問題 目次
「eyes on tibet」
米国のユダヤ人指導者らが30日に、中国によるチベットでの人権弾圧などを理由に、北京五輪をボイコットするよう、世界のユダヤ人選手らに呼び掛ける声明の発表を計画していることが29日、明らかになった。
計175人が既に署名したという。中国による人権抑圧のほか、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスと中国との友好関係などもボイコット理由として挙げた。
中心人物の1人によると、署名した人たちは、後にホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を行ったナチス・ドイツによる1936年のベルリン五輪と同様に、中国が五輪を(人権弾圧などの)事実から国際社会の目をそらす手段として使おうとしているとみている。(共同)
産経(共同通信)2008.4.30 12:19
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【中国 外国人記者に殺害の脅迫】
北京オリンピックまであと100日となった4月30日、北京の外国人記者クラブは声明を発表し、チベット問題の報道を受けて少なくとも10人の外国人記者が匿名の中国人から殺害の脅迫を受けるなど、取材環境が悪化しているとして改善を求めました。
北京に駐在する外国人記者やカメラマン325人以上が加盟する「外国人記者クラブ」は30日、声明を発表しました。声明は「チベット問題で中国の国営メディアなどが欧米メディアを偏向報道だと批判するキャンペーンを展開した結果、少なくとも10人の外国人記者が匿名の中国人から殺害の脅迫を受けた」としています。
さらに、「チベット自治区周辺でチベット問題の取材を試みた外国人記者に対して当局が身柄を拘束したり、テープなどを没収したりするなどの妨害行為が50件以上報告されている」と指摘し、取材環境の悪化に強い懸念を示しています。そのうえで、記者クラブとして、チベット自治区やその周辺での自由な取材活動を認めることや、外国人記者の取材に応じる一般の中国人に対して当局が危害を与えないと保障することなどを要求しています。
NHK 4月30日 17時6分
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【韓国聖火リレー 民間人や警察官に無差別暴行】
北京五輪の聖火リレーが行われた27日、五星紅旗(中国国旗)がソウルの都心部を覆うと、市民の間で「どこからあれほど多くの中国の青年が現れたのか」という驚きの声が上がった。ソウル市民は中国の青年たちによる行動を「愛国心」と理解した。しかし、翌朝には彼らを見る視線は冷淡なものに変わっていた。
世論が急変したきっかけとなったのは、ソウル市中区のプラザホテルで起きた無差別暴行をとらえた動画だった。動画には中国人とみられる100人余りがホテルのロビーに押し寄せ、チベット支援団体のメンバー数人を壁側に追いやり、国旗のポールや手足で暴行を加える場面が映っていた。止めようとした制服姿の義務警察(兵役中の男性が行う警察業務)が殴られもした。中国人らは「殺せ」「謝れ」などと叫んだ。
暴行を受けたのは市民団体「チベット平和連帯」のメンバー3人と判明した。3人は同日午後5時半ごろ、徳寿宮前で中国のチベットに対する武力鎮圧に抗議し、チベットの旗を掲げてデモを行ったが、400人余りの中国人に追いかけられ、ホテルに逃げ込んでいた。暴行を制止した義務警察一人は頭部を6針縫うけがを負った。
動画は27日夜にインターネット上で公開され、韓国の民間人だけでなく、警察にまで暴行を加える中国の学生らに対する怒りが爆発した。ネット上には中国人デモ隊が投げた木材や金属切断機で負傷した取材記者や市民団体幹部の姿も公開された。徳寿宮の大韓門付近では「フリー・チベット」と書かれたTシャツを着ていた米国人学生4人が中国人300人余りに取り囲まれたが、警察に救出された。
朝鮮日報 4月29日
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問題の映像(字幕付き)
韓国の警察は再度中国政府に再三遺憾の意を表明し、
関わった留学生達の逮捕の準備を進めています。
この問題は中韓外交問題に発展しそう。
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【中国山東省:重大鉄道衝突事故、原因は五輪宣伝列車の脱線】
中国山東省ジーボー市で28日に発生した列車衝突事故で、北京から青島行きの五輪宣伝車の脱線は原因であることが判明した。死者70人、負傷者416人の重大事故であることもわかった。
報道によると、T195列車は2004年5月に「海之情(海の情)」と名づけられ、中国の初の「五輪宣伝列車」として開通した。車内、「五輪文化食堂車両」、「五輪文化高級車両」が設けられ、「五連特集番組」が放送されている。食堂車には「五輪画廊」が設けられ、「帆船の都」のイメージ大使、「五輪宣伝列車」などの活動が行われた。先月、五輪トーチの列車リレーも同列車で幕を開いた。
脱線した列車は制限速度が時速80キロの区間を、時速131キロで走行していた。
大紀元日本 4月30日
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チベット、および周辺地区では、警察による逃亡チベット人の射殺、フリーチベットと叫んだ尼僧2人の逮捕拘留など、連日危機的な状況が続いています。もうひとつの聖火がチベットを通過するときには、さらに激しい弾圧が加えられる事でしょう。わざと神経を逆なでして、抵抗した事を口実に続々と収容所に送り込んでいます。収容所でど何が起きているか。知りたいひとはこれをご覧下さい。
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