オープニング
 フェード・インして花びらが開く
 ふしぎなメルモの主題歌を聞いたのは、宇野先生から楽譜が届いて、手塚先生のお宅の仕事部屋で、手塚先生自身がピアノを弾いて聞かせてくれたのが、最初だった。
 タイトル ふしぎなメルモ
明田川さんから主題歌のテープが届いた。もうカセットテープはあったが、このときはレコーディングテープであった。
 歌詞の文字

 メルモちゃん メルモちゃん

       メルモちゃんが持ってる

 オープニングの秒数がわかり、手塚先生自身がオープニングの絵コンテを書くことになった....。


  次の朝
     原作・校正 手塚 治虫

 
朝 いつものように早めにスタジオへ行くと、階段のところで、手塚先生が待っていた。手には一抱えもあるような動画用紙の束をもっていた。仕事を終えた後で、徹夜してここまで動画を作ってしまっていた
あかいキャンディー 青いキャンディー

            しっているかい
悪戯っぽい目で、来るスタッフたち1人1人に見せていた。池田さんがすぐにトレスをして、みなで、彩色をした、明石さんが背景を書いてそして菅谷さんに撮影してもらった、 ラッシュを見てさすがと、みながほめた。
 ちょうちょはたまごに ベィビーは大人に
  
やさしいライオンの時の作画のスタッフを中村橋のビルを借りて手塚先生の新作(後にわかるが、当時は秘密)のために、待機していた。お宝が目の前にあるのに、絶対に、使ってくれるなと、先生から釘を刺された。
  チーフ・ディレクター 永樹 凡人
このオープニングは、どうしてもと言う事で、手塚先生自身の依頼で、中村 和子さんに頼んで書いてもらった。
  小さくなるよ 大きくなるよ すごいよ  メルモは2クールの予定で始まった、最初の1クールを、スタジオジョークの代表者で、大変忙しかったが、無理を言って、永樹 凡人さんに無理無理依頼した。手塚先生の作品と言う事で、何とか引き受けてもらえた。
 美術 明石 貞一

     門屋 達郎
明石さんは早くからスタジオに来て美術監督と背景を書いてくれた、自分のスタジオを持っていたし、ほかにも仕事があるのにほとんど手塚プロの2階にいてくれた。
 仕上 池田 経子 池田さんは、すでにフリーでいた。絵本などのえを仕上げるなど、きれいな仕事をなさっていたが、メルモの話しが決まると同時に駆けつけてくれた。そして、何時寝ているのかと言うほど、何時も仕事をしていた。
 撮影 菅谷 正昭 独立して自宅を改装して撮影台を置いていた、プロデューサーの鈴木紀男さんの紹介だった。貿易の仕事もしていて、輸入した珍しい貝などを見せてもらったりした。ほとんど1人で仕事をしていたが、玉に瑕は・・・・。
 編集 西出 栄子 西出さんはスタジオ・ゼロにスタジオを持っていた。ほかにもたくさんの仕事をしていたが、新スタジオの編集室に出来るだけ来てくれて、編集をしてくれた。そして編集を教えてもらった。(見て盗んだ)
 ゆめみてた
 ふしぎな世界へ
 音響 明田川 進

 効果 イシダ・サウンド
 音楽 宇野 誠一郎
 録音 アバコ・スタジオ
          林 昌平

 現像 東洋現像所
 また今日も つれてって

         ララ..........ララ........ララ..........
 作詞 岩谷 時子

 演奏 フールサウンズ

 指揮 中村 英夫
 唄 出原 千花子
   ヤングフレッシュ
   「ふしぎなめるも」
 メルモちゃん メルモちゃん

        メルモちゃんが 持ってる
    制作担当   下崎 闊
 あかいキャンディー あおいキャンディー
(ここをマウスでダブルクリックして、文章を入力してください。)
          しってるかい
   プロデューサー 鈴木 紀男
       制作

      手塚プロダクション

      朝日放送