社会 : 県看護大で就職ガイダンス 40病院がアピール
更新:2008-7-6 6:00
県主催の看護学生と再就業希望者のための病院就職ガイダンスが5日、駒ケ根市の県看護大学で開かれた。看護師不足を解消する狙いで昨年度に続き2回目の実施。駒ケ根市の会場では南信を中心に40の病院が参加し、足を運んだ学生らは病院の特徴や現場の働きやすさなどを熱心に聞いていた。
病院からは看護師長など職場の責任者や若手の看護師、人事担当者らが出席。パソコンやパンフレットを使った説明に加え、ブースに笑顔で働く職員の写真を張り出したり、ビデオを上映したりとさまざまな工夫で熱心にアピール。院内の庭で採ったラベンダーをプレゼントする病院もあった。
県看護大学4年の野口岳志さんは「就職を考えないといけない時期なので、新人教育や看護の面でどんな特色があるのかなど、病院の説明をしっかり聴いて絞り込んでおきたい。看護はまだまだ女性の職場なので男性の先輩の活躍ぶりも知りたい」と話し、説明会の会場に入っていった。
同ガイダンスは、今月、長野市と松本市でも開く。
県衛生部医療政策課看護係によると、昨年は3会場で延べ135の病院が参加し、学生233人が訪れた。ベテランを求める病院もあることから、今年度は離職者の再就業も対象とした。