北部救急ヘリ存続を/医師らフリマで訴え
【北部】資金難が続く北部地区医師会病院の「救急ヘリ」の運営を引き継いだNPO法人「MESH(救急ヘリ搬送事業)サポート」設立準備委員会の医師や看護師が五日、名護市内の大型スーパー構内で開かれたフリーマーケットに出店し、支援を呼び掛けた。
看護師らが貝殻を使って作成した一個八十円の携帯ストラップや、コップなどを、買い物客が次々と買い求め、募金に応じながら「頑張って」と激励した。
年会費千円の賛助会員の申し込みをした松田勝さん(57)は「国頭村安田に八十五歳の母親がいる。まだ元気だが、救急ヘリがないと万一のけがや病気で手遅れになりかねない」と話した。
若い人たちの協力も目立ち、伊江小六年の喜納杏李さんは「伊江島に住んでいるので救急ヘリは絶対に残してほしい」と訴えた。
同NPOでは、個人や企業、行政にも幅広い支援を求めている。