市民が刑事裁判に参加する裁判員制度が来年から始まるのを前に、模擬裁判を体験できるシンポジウムが大阪で開かれました。このシンポジウムは、来年5月に始まる裁判員制度に向けて市民に刑事裁判を体験してもらおうと、大阪弁護士会が開いたものです。会場では強盗傷害の罪に問われた引ったくり犯の模擬裁判が行われ、参加者は裁判員席に座って証人尋問や被告人質問を体験しました。参加者からは「裁判を身近に見られる感じがしました」といった声が聞かれ、小田幸児弁護士は「普通の生活感覚、普通の常識に従ってやっていただくことが裁判を豊かにすると思う」と話していました。大阪弁護士会では10月にも参加者全員が模擬裁判を体験できるシンポジウム「Shall We 評議!?」を開く予定です。