芝浦工大教授の武田邦彦氏は、テレビ朝日「サンデープロジェクト」の日米韓による北朝鮮への軽水炉供与に対し、「北朝鮮でウラン濃縮を行い、使用済み燃料からプルトニウムが抽出でき、北朝鮮にとっては、二度おいしい計画」と、とんでもないコメントをした。しかし、実際には、日米韓は、北朝鮮が核開発をしないことを条件に、すなわち、ウラン濃縮も使用済み燃料の再処理もしないことを条件に、軽水炉の供与をしており、最初から、米日韓でウラン燃料を有料提供し、使用済み燃料もそのまま引き取る条件になっていた。にもかかわらず、北朝鮮にとって、二度おいしいとは、何を勘違いしているのか。世の中の核に対する認識とはこの程度。
それは内容の信頼性。前者は引用価値有り、しかし、後者は引用不可。前者が学術論文なら、後者は噂話的週刊誌記事。
ウキペディアで「原子炉」の項目を検索すると、「溶融塩炉」のところに、「燃料にトリウム232を使用する。核反応によって自発的にウラン233を生成し、反応を持続する」と解説。
溶融塩炉は熱中性子炉。よって、トリウム232は、燃料にならない。実際には、最初から、ウラン233とトリウム232を混合しておき、トリウム232は、核原料物質として、ウラン233の核分裂中性子を捕獲し、ウラン233に核種変換される。溶融塩炉は、熱中性子のエネルギー領域でηが2以上になるため、熱中性子増殖炉になる。
ウキペディアの記載内容は素人による主観。書き込み者は錯覚している。間違っても学術論文には引用不可。
ウキペディアで「原子炉」の項目を検索すると、「溶融塩炉」のところに、「燃料にトリウム232を使用する。核反応によって自発的にウラン233を生成し、反応を持続する」と解説。
溶融塩炉は熱中性子炉。よって、トリウム232は、燃料にならない。実際には、最初から、ウラン233とトリウム232を混合しておき、トリウム232は、核原料物質として、ウラン233の核分裂中性子を捕獲し、ウラン233に核種変換される。溶融塩炉は、熱中性子のエネルギー領域でηが2以上になるため、熱中性子増殖炉になる。
ウキペディアの記載内容は素人による主観。書き込み者は錯覚している。間違っても学術論文には引用不可。