2008年7月4日 20時15分更新
先月、岡山県倉敷市で、警察官が禁止されているミニバイクの2人乗りを見つけた際、後ろに乗っていた少年を、バイクを運転していた少年とまちがえて道路交通法違反の疑いで逮捕していたことがわかりました。
警察は、少年をおよそ2時間後に釈放し謝罪しました。
岡山県警察本部によりますと、先月30日の正午すぎ、岡山県倉敷市真備町で、玉島警察署の警察官が、道路交通法で禁止されている2人乗りをしていたミニバイクを見つけ、その後、コンビニエンスストアに入った少年2人から事情を聴きました。
しかし、2人が何も答えなかったため、警察官は服装などから、このうちの1人を、ミニバイクを運転していた少年として道路交通法違反の疑いで、その場で逮捕しました。
ところが、その後の調べで、少年が「運転していたのは別の少年だ」と話し、近くの防犯カメラの映像でも後ろに乗っていたことが確認できたことから、警察はおよそ2時間後に少年を釈放し、少年や保護者に謝罪しました。
岡山県警察本部の田辺直志交通指導課次長は「名前や住所が確認できない場合、任意捜査では限界があるのでその場で逮捕することもある。しかしこのようなまちがいがないよう、指導を徹底し、再発防止に努めたい」と話しています。