東京都江東区亀戸7の区立竪川河川敷公園で今月2日、ロープにつり下げたかごに乗って遊ぶ遊具「谷渡り」の鋼鉄製部材が壊れ、かごに乗っていた区立第四大島小5年の女児3人(いずれも10歳)が約1・5メートル下の池(水深20センチ)に転落した。2人は軽傷、1人は頭を打って入院した。
同区によると、2日午後3時前、女児3人が出発地点でかごに乗り込み、約6メートル先の着地点に向かう途中で、ロープと出発地点の土台をつなぐ部材の溶接が破断し、かごが落下。3人は同じ学校の児童で、2人は打撲や擦り傷の軽傷だったが、1人は脳しんとうと診断され入院した。かごの定員は1人だが、定員を示す表示はなかった。遊具は90年に木製で設置されたが、03年に部材の大半を鋼鉄製に改修した。だが、改修時の図面などを紛失しており、施工業者も特定できていないという。【前谷宏】
毎日新聞 2008年7月5日 東京朝刊