質問 |
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QNo.3136163 | 犬の出産について… | |
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質問者:rei21 |
6ヶ月になるMダックス(メス)を飼っています。 今回2つ質問があります。 もうすぐ初めての生理が始まる思うのですが、 1・何歳くらいから出産させていいのでしょうか? と言うのも、避妊手術する前に1度出産させようと思っているからです。 その理由は、1度は出産させた方がメス特有の病気になりにくくなるんじゃないか、 長生きするんじゃないかと思っているからです。 でも実際はどうなのでしょうか? 2・出産は犬の体にとって良い事ですか? 教えて下さいm(__)m |
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困り度:
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質問投稿日時: 07/07/03 15:19 |
回答良回答20pt |
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ANo.5 | こんにちは。 出産をさせたいのでしたら、生後2年目以降(出来れば3〜4歳頃)にした方がいいですよ。一般的には「1年を過ぎたら大丈夫」と言われていますが、愛犬の身体の事を考えた場合、これではまだ早過ぎます。 (注意)初回のヒート時は避けて下さい。 出産させると長生き出来るというのは間違った認識です。犬は出産する毎に、母犬の老化を早めます。どれ位?と問われても、個々の固体によって異なりますので、断言は出来かねます。 但し(他の方も仰っていますが)ダックスの交配は、プロにとっても難しい物です。カラーの掛け合わせを間違えてしまうと、奇形児の出生率が高くなります。よく「ダップル」というカラーが、珍しさから高値で販売されていますが、これは意図的に生ませる事が可能です。但し、そり殆どは短命です。ちゃんとした交配の中で産まれて来た「ダップル」は問題ありません。加えて、質問者さんのワンちゃんがブリーダーさんから購入されたものでしたら、そのブリーダーさんに「種犬」を紹介・斡旋してもらえば良いと思いますし、その際に様々な注意点も教えて頂く事が出来るでしょう。しかし、ペットショップで購入されたのでしたら、まずはワンちゃんの健康状態をしっかり調べましょう。もしかしたら(可能性は高いです)先天的・或いは後天的な疾患を持っている場合もあります。これは繁殖場に於ける「無理な出産」と{不衛生な環境」などが原因となっています。このような場合は交配は諦めて下さい。産まれて来る仔犬達に、母犬の疾患が遺伝してしまう可能性が高いからです。 私もM.ダックスのブリーダーを目指していましたが、その「あまりの難しさに挫折してしまい」断念しました。 出産は犬の体にとっては悪い事ではないと思います。それが自然な姿なのですから「悪い事だ」と決め付ける理由はないでしょう。 まぁ、世間一般論としては「余計な出産は不幸な犬を増やすだけ」という理由から、去勢や避妊を半強制的に押し付けられている感があります。私は「反去勢・避妊派」なので、出産に関しては良い事だと思っています。もちろん全ての仔犬の貰い手を見つける事が出来るか、或いは全ての仔犬を自分で面倒見られれば、という条件付ですが・・・ 雌犬は一回は出産させておいた方が「更年期障害」を避ける事が出来る、というような話を、ちゃんとしたブリーダーさんから聞いた事があります。これは意見の分かれる事だとは思っていますが・・・ 犬のお産は大変ですよ。たぶん関連した書籍が発売されていると思いますので、事前によく読んで勉強し、出産に望まないと大変な事になってしまう事にもなり兼ねませんよ。 昔なら、殆どが雑種でしたから、本能で母犬は何をすればいいのか知っていました。だから「朝起きたら仔犬が産まれていた」なんて事が普通に起きていました。しかし、今の犬達(特に純血種達)は自分で交配出来ない子もいます。何故なら交配を人間が管理し、犬達の意思には関係なく機械的に交配させているからです。もちろん人間の手によって、です。自然交配が出来る子もいますが、殆どは人工交配です。人の手を借りないと交配出来ない子がたくさんいます。 ですから、もしかしたら交配自体が大変な事になるかも知れませんよ。 それから交配にはお金が必要です。「種犬」によって値段は違います。また「子返し」の有る無しも問題として出て来ます。 交配したから必ず妊娠するというものでもありません。 未熟児しか産まれない事もありますし、死産に終わってしまう事もあります。 もちろん元気な仔犬をたくさん産んでくれる事もあります。 まとめますと・・・ ダックスの交配は非常に難しく、専門知識が必要です。 母体となるダックスが健康体である必要があります。 ダックスは人気犬種です。遺伝性疾患を持っている可能性は高いです。 犬の出産は生後2年以降、出来れば3〜4歳位の時に。 出産は母犬の老化を早めます。(繁殖場の犬達が短命な事の主な原因です) 出産自体は良い事です。決して悪い事ではありません。 交配にはお金がかかります。決して安くはありません。 「子返し」があるのか、ないのかといったトラブルも発生します。 交配したからといって、必ず妊娠出来るというものではありません。 未熟児しか産まれなかったり、死産に終わる可能性もあります。 犬の出産はとても大変な物です。想像している以上ですよ。 無事に産まれても、その全ての仔犬達に対する責任が生まれます。 一度は出産を経験させると、更年期障害を避けられる、という意見もあります。 |
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回答者:isora99 | |
種類:回答 どんな人:専門家 自信:自信あり |
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回答日時: 07/07/04 17:06 |
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この回答へのお礼 | 丁寧なご回答ありがとうございます。 やはりダックスの出産は難しいようですね。 ブリーダーに相談しようかと思っていましたが、 命を短くしてまで、死ぬリスクをおわせてまで出産は望みませんので 出産はさせない・避妊手術をする方向で家族会議をしようと思います。 |
回答良回答10pt |
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ANo.1 | >その理由は、1度は出産させた方がメス特有の病気になりにくくなるんじゃないか、 長生きするんじゃないかと思っているからです。 そのようなことは全くもってないかと思います。 乳腺腫瘍に至っては1回目の発情前がベストですし以後回数を重ねるごとにリスクが高くなります。 出産は2歳〜3歳ごろがベストではないかと私は思います。 うちも出産経験ありますが出産は母犬にも生まれる子犬にもリスクがありますし飼い主もかなりの覚悟が必要です。 きちんと母犬の妊娠中出産後の健康管理(低カルシウム血症は死亡することもあります)、母犬が出産によって死ぬ可能性、生まれた子犬の 遺伝的欠陥や死産、育児放棄による人口哺乳、生まれた子犬の行き先 仕事をしていれば休んだりやめたりしないと到底面倒見れないです。 ただ、それだけのことをやった以上の喜びもあります。 ただ単に「出産させれば病気になりにくくなるから」出産させるのでしたらやめたほうがいいです。 出産の適齢まで待って出産させて病気を予防することより 出産して母犬が死ぬ確率の方が高いかと思います。 (2歳で産んだとしたら3・4回くらいのヒートを経験していますので 乳腺腫瘍の発生率は未避妊のメスと変わらないと思います) 意味がよくわからないのが ♀特有の病気になりにくくする為に1度出産させて避妊手術? 避妊手術で子宮と卵巣を取れば別に♀特有の病気は乳腺腫瘍以外は 無いのではないでしょうか?それであれば出産は何の意味も無いのでは? 私の理解の仕方が悪いのでしょうか? 病気になる確率を少しでも減らしたいだけであれば早目に手術すれば 良いと思います。 余談ですがうちは麻酔のリスクが怖くてメスの避妊手術に踏み切れません(汗) 低カルシウム血症(産褥テタニー) http://www5.ocn.ne.jp/~salbia22/illness42.html 発情回数と乳腺腫瘍発生のリスク http://www1.bbiq.jp/kiyomi/spay.htm |
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回答者:tokihime | |
種類:アドバイス どんな人:経験者 自信:参考意見 |
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回答日時: 07/07/03 16:09 |
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この回答へのお礼 | 丁寧なご回答ありがとうございます。 何故かうちの母が「産ませた方が病気にならないんじゃないか」と言いました。 私的には母体に負担がかかるから逆に良くないんじゃないかと思い、 疑問だったので質問しました。 母がなぜそんな風に思ったか謎ですが…(汗) とにかくリスクがあると言う事は、重々理解しました。 これから家族会議をしようと思います。 |