北の核申告歓迎声明出せず=「拉致」めぐり紛糾−国連安保理
(時事通信) 7月3日(木) 08:30:49
北朝鮮は6月26日、核問題をめぐる6カ国協議の合意に基づいて核計画申告書を提出。安保理は歓迎声明の取りまとめに入ったが、拉致問題に進展がないことを危惧(きぐ)する日本は、常任理事国の米国を通じて「拉致問題の早期解決を含め、北朝鮮が適切な行動を取るよう強く要請する」との文言を盛り込むよう求めた。
これに対し、中国が「(拉致問題は)6カ国の間でも論議を呼んでいる問題だ」(劉振民国連次席大使)などと難色を示し、「拉致問題を決して忘れない」(ハリルザド米国連大使)と訴える米国と対立して協議は紛糾。結局、調整はつかなかった。
[時事通信社]
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