現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 国際
  4. アジア
  5. 記事

北朝鮮外務省「義務を履行しない国がいる」 日本を牽制

2008年7月4日20時55分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 【ソウル=牧野愛博】北朝鮮外務省は4日、核問題を巡る6者協議について「全参加国が義務を履行しなければ、次の段階の議論に円満に入れない」などとする報道官の談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。「履行を拒否している国がいる」とも説明。北朝鮮に対する重油100万トン相当の経済・エネルギー支援に参加していない日本を間接的に批判した。

 核計画の申告に対する検証についても「協力する準備はあるが、行動対行動の原則は順守すべきだ」と主張。6者協議は10日にも開催されるとみられるが、北朝鮮が現時点で、検証や核廃棄を巡る議論を拒否ないし先延ばしする可能性が出てきた。

 談話は、米国によるテロ支援国家指定解除を「まだ発効していない」とし、対敵国通商法の制裁条項を解除する措置について「内容的に完全ではない」と主張。経済・エネルギー支援も「40%しか履行していない状態だ」とした。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内
  • 中国特集
  • 北京五輪への道