自分がデザインしたものを町で見掛ける、というのはデザイナーの大きな喜びのひとつだと思います。
入社して間もなく、パッケージのデザインを先輩に手伝ってもらいながらも何とかかたちにする事ができ、私のデザインが世に出る事になりました。それから約一ヶ月後スーパーでそのパッケージを見かけた時、うれしさよりも不安を感じました。それはこの商品の売り上げをこのパッケージが左右するというデザインに対する責任でした。
パッケージに限らず、カタログやポスター、パンフレットなど、デザイナーの関わる仕事には全てこの責任がついて回ります。どの職種にしても当たり前の事かもしれませんが、私は自分のデザインが初めて世の中に出た時にその事を強く感じました。
アートディレクターとなったいまでもその責任は軽くなる事はなく、これから何年たっても変わらないと思います。その責任と向き合いながらより良いものを創る為に精進していきます。
往年の名ゴルフプレイヤー「アーノルド・パーマー」は、こんな言葉を残しています。
「カップをオーバーするときくらい強く打つのは勇気がいるが、
ロングパットの入るときは、ほとんど『強く打ちすぎた』と思うときだ。
臆病なパットにはチャンスがない」
僕はこの言葉をいつも自分に言い聞かし、失敗を恐れずに頑張っていきたいなと思っています。
新卒の皆さんも、アグレッシブに攻めて、“ウイニングパット”を決めてください。
個人的には、僕にゴルフを教えてくれる方、一緒に練習してくれる方を募集しています。