青海チベット鉄道に運行の危機、永久凍土層が急速に縮小-地球温暖化 
2008-07-04 18:00:11
青海チベット高原を走る、世界で最も標高の高い鉄道「青海チベット鉄道(青蔵鉄道)」にも地球温暖化の影響が出始めている―青海チベット高原に広がる永久凍土層が、当初予想されていたよりも早いペースで縮小しているという。
青海省気象局が発表した統計によると、同高原の平均気温は1980年代に比べ、1度近く上昇しているという。これは予想を上回る水準。予想では100年間で世界の平均温度が0.74度上昇するとされていた。国営新華社通信が伝えている。
永久凍土層の縮小に関して、同気象局の陳暁光局長はヒマラヤ山脈の生態系に及ぶ影響を指摘。青海チベット鉄道の保守費用も増加したと説明している。
2006年に開通した青海チベット鉄道。不安定な凍土や多くの技術的問題を解決するため、巨額の資金が投じられたという。
中国科学院(CAS)が先に発表した報告では、今後50年間で表層の凍土は約15%縮小するとされていた。また凍土縮小のペースが速まれば、2016年には青海チベット鉄道が安全に運行できなくなると警告している。(c)South China Morning Post/Shi Jiangtao
「Web-Tabユーザーアンケート」へのご協力をお願いします。
地球温暖化  環境  交通  中国   |
|
|||||
地球温暖化の関連記事
- 青海チベット鉄道に運行の危機、永久凍土層が急速に縮小-地球温暖化(2008-07-04 18:00:11)
- 米ブロガー、日本政府の新エネルギー政策を称賛(2008-06-27 18:00:33)
- 電気自動車「REVAi」デリーで発売、州政府も積極支援-インド(2008-06-27 12:00:27)
- 地球温暖化、渡り鳥にも影響を及ぼす?−米調査(2008-06-24 15:00:29)
- 地球温暖化との関連は? 「酸素極小層」の調査開始-チリ(2008-06-19 18:00:30)
大事に至らず何よりでしたノキア製携帯電話が発火、北欧諸国内では半年間で3件目
|
続報が入り次第お伝えしますジャイマ火山の噴火活動、6か月ぶりに再開-チリ(c)The Santiago Times/the N... |
操縦歴33年のベテランということです中国-台湾の週末直行チャーター便、航空会社会長自らが第1便を操縦
|
||