昨夏に40・9度の国内最高気温を更新した熊谷市の八木橋百貨店前に1日、高さ4メートルの「大寒暖計」がお目見えした。毎日午前10時と午後2時、同5時の気温を表示し、熱中症予防などを呼びかける。
近くのなおざね商店街の発案で昨夏に初めて取り付けたが、最高気温を記録したことで一躍、注目を浴びた。昨夏は表示限界の40度を突破したことから、50度まで目盛りを増やした。
商店街の滝沢寧和会長(62)は「売り上げ増加につながったわけではありませんが、おかげで熊谷が有名になりました。でも今年は40度はいかないでほしい。住んでいていいわけありません」と話していた。
またこの日、市と日本気象協会が運営する熱中症予防情報提供システムがスタートした。市内30地域に区切ったきめ細かい情報を事前登録した携帯電話メールに知らせる。【金沢衛】
毎日新聞 2008年7月2日 地方版