ワイン

ガイド:橋本 伸彦

世界のワインが集まるロンドンにてテイスターを務め、帰国後もライターとして活躍中。

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掲載日: 2007年 04月 23日

この味でこの値段?! 驚異のコノスル

コノスル10種を比べる


2007年3月に京都のそうげんカフェで行なったテイスティングでは、コノスルのワイン赤白10種を試飲した。ねらいは

 ■それぞれの品種にある風味の特徴を比べる
 ■複数ある同じ品種のワインでレベルの違いを比べる

という点である。きちんと熟したブドウのアロマを生かした造りのコノスルなら、ブドウの持ち味を対比するのにも向いている。
バケツで冷やされるボトル
バケツの氷水でしっかり冷やす

1. ゲヴュルツトラミネール ヴァラエタル
2. ソーヴィニヨン・ブラン 20バレルズ
3. シャルドネ ヴァラエタル
4. シャルドネ リザーヴ
5. シャルドネ 20バレルズ
6. ピノ・ノワール コンヴァージョン
7. オーガニック
8. ピノ・ノワール リザーヴ
9. メルロー ヴァラエタル
10. カベルネ・ソーヴィニヨン リザーヴ

試飲会ではワインの名前と味など、メモを取るのが肝心
この試飲会で、例えばシャルドネ種のみで造るワインは異なる価格帯を下から、ヴァラエタル、リザーヴ、20(トゥエンティ)バレルズと3種比較した。グレード上がっていくにつれて、ワインの凝縮感と芳香が増していくのが分かるのである。

全般にヴァラエタル・シリーズは、それぞれの品種の基本的な風味をきっちり生かして造られている。果実味が中心となり、オークの香りはほとんど目立たない。リザーヴそしてヴィジョン、20バレルズとシリーズのグレードが上がるほど、ブドウの風味の凝縮感が鮮やかに浮かび上がるため、それを際立たせるオークの香りも添えられる。それに栓を開けてから風味が開いていく変化も、グレードが高いほど長く楽しめるということに皆が気付いた。

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