|
|
|
社会|スポーツ|北京五輪| |
文字サイズ:
大|中|標準
|
北海道洞爺湖サミット
ヨサコイ世界にアピール 参加2チーム練習に熱
|
本番を目前に、真剣な表情で練習する平岸天神のメンバー=札幌市内 |
北海道洞爺湖サミット初日の七日に開かれる参加国首脳の歓迎行事で、今年のYOSAKOIソーラン祭りの大賞を受賞した平岸天神(札幌)と準大賞の新琴似天舞龍神(同)が演舞を披露する。踊り手たちは「YOSAKOIを世界に発信するチャンス」と猛練習に励んでいる。
両チームは、それぞれ百人で編成。本番に向けて二日に一度、札幌市内の中学校などの体育館で練習し、細かい動きなどを確認している。会場のザ・ウィンザーホテル洞爺では特設ステージの設営も進み、和太鼓など大道具の搬入も終わった。平岸天神の村井優美子会長は「徐々にサミットで踊るという実感がわいてきました」。
セキュリティーの面から踊り手にも条件がついた。不審者が紛れ込まないように出演資格はチーム在籍二年以上。外務省などと折衝してきたYOSAKOIソーラン祭り組織委員会が決めた。
山口敏郎事務局長は「両チームともサミットで踊るにふさわしい実力も信頼も備えているが、万が一があってはならないと思った」と話す。両チームに提案したところ、ともに在籍期間が長いメンバーが多く、了解が得られた。
本番では、六月のYOSAKOIソーラン祭りで大賞と準大賞を受賞した踊りを披露する。新琴似天舞龍神の梶浦宣明総代は「日本の和の美しさを世界にアピールしたい。精いっぱい踊ります」と意気込みも十分だ。