随分と前ですが、「皇族とか政治家は、クルマの後席に乗る時にきちんとシートベルトを締めるべき」
という趣旨のことを書いたことがあります。もちろん、皇族や政治家に限らず、
誰でもシートベルトを締めるべきなのですが、啓蒙的な意味を期待しての「皇族とか政治家」
です。
私がそういうことを書いたからといって、何がどうなるはずもありませんが、
それから何年もたってますが、
私は皇族や政治家が後席でシートベルトを締めているのを見たことがありません。
啓蒙的な意味云々の話ではなく、純粋な疑問なのですが、
例えばトヨタ自動車の渡辺捷昭社長は社用車の後席でシートベルトをしているのでしょうか?
例えば、漆間巖警察庁長官は公用車の後席でシートベルトをしているのでしょうか?
しているのが当然であるべきとは思うのですが、実際にしているかどうかは知りません。
もし彼等が後席でシートベルトをしていないならば、彼等個人の意識の問題はおいといて、
日本中がそういう意識なんですよ、きっと。
これも前に書いたように思うのですが、
道交法上では後席でのシートベルト着用は義務付けられていませんが、
それによって「後席ではシートベルトなしでも安全」
という間違った認識が広まってしまったのが大失敗でした。
私としては後席のシートベルト着用は義務付けるべきだと思いますし、前席、後席に関わらず、
シートベルト未着用で事故に遭って、怪我をしたり死亡したりの場合、
事故関係者の賠償責任等が大幅に低減されるべきだと思います。
トヨタ自動車の渡辺捷昭社長と警察庁長官の漆間巖さんの名前を出したのは、
象徴的な意味でしかなく、お二人に対して何か特別な思いがあるわけではありません。
でも、やっぱりシートベルトをしているかどうかは気になりますね。
それなりにメジャーなメディアが、「後席でシートベルトをしていない有名人リスト」
でも作って発表すると面白いと思うのですが、どこかやらないでしょうか?
もちろん、自分とこの社長も差別せずに取材対象ですよ。
「していない人リスト」というよりも、実際は取材対象全員がリストに乗りそうな気がしますけどね。