「有田塾」募集中

【第5回有田塾】

 【講師】
森まゆみさん(作家)。
 【テーマ】「仕事もして、恋もして」(仮題)
 【日時】
7月26日(土)午前10時から12時
 【場所】石神井交流センター(西武池袋線石神井公園駅下車、北口すぐ)

 森さんには『鴎外の坂』(新潮社)などの著作があります。最新刊は『断髪のモダンガール』(文藝春秋)。谷中、根津、千駄木を紹介した雑誌「谷根千」の中心メンバーでもあります。

 お申し込みはメールで新党日本東京都第一支部まで。定員40人。先着順。
 

 第1回 有田芳生(3月29日、終了)、第2回 南美希子さん(4月26日、終了)、第3回 服部真澄さん(5月24日、終了)、第4回 森達也さん(6月28日、終了)。

2008/07/04

一年ぶりの福岡の夜

7月3日(木)役員会を終えて文藝春秋。サロンで石井謙一郎記者と珈琲を飲みながら統一教会のことなどで雑談。8月に発売される別冊「宝島」に石井さんが書いたリポートは力作。統一教会がいかにカネまみれであるかが驚く事例で明らかにされる。新宿で甲斐バンドの甲斐よしひろさんにバッタリ。竹村文近さんに鍼を打ってもらう。ここしばらく身体が重かった。それがすっきり。頭頂の一鍼が決定的だったような気がする。常盤新平さんは、原稿が書けないとき、頭頂部に3本ほどブスッと打ってもらうそうだ。電車で座っていたら額に血がしたたり、乗客がびっくりしたこともあったそうな。羽田から福岡。ホテルに荷物を置いて一年ぶりの「うえ田」。参議院選挙のときのお礼を伝えつつ玄海の魚と寿司に満足。東京にこれだけの値段でかくも質高い店があればなあといつも思う。バー「いしばし」。名店なのだが若い客がうるさくてすぐに退散。「幸来軒」でラーメン。ホテルで中部英男さんの『誘拐捜査』(集英社)を読む。つかの間の休息だ。

2008/07/03

毎日新聞夕刊「特集ワイド」に登場

今日3日の毎日新聞夕刊「特集ワイド」に出ます。テーマは「カレセン」。リード文を紹介します。

 若い女性の間にカレセンが増えているという。カレセンとは「枯れたおじさんが好きな女子」のこと。その魅力を語った「カレセン 枯れたおじさん専科」(アスペクト)なる本まで出て、注目されている。ちょい不良オヤジなんてもう古い。時代はカレセンなのである。【小松やしほ】

「辻説法」は再会の場

 7月2日(水)石神井公園駅の北口で朝7時前からリーフレットを配りながら訴え2時間20分。ここでも懐しい人たちと再会した。まずは宇宙飛行士・向井千秋さんの夫である向井万起男さんとひとこと立ち話。さらに二女が保育園に通っていたときの保育士だったMさん、共産党幹部のNさん、「ザ・ワイド」のディレクターだったMさん、アナウンサー山本文郎さんの事務所のSさんだ。「辻説法」は「再会の場」でもある。練馬区がベネッセに委託して運営されている保育園へ。そこはベネッセが運営する介護付き有料老人ホーム「くらら」の1階にある。いずれ高齢者と保育園児の交流も行われるという。こうした世代間交流はとても意味あることだ。しかし期間設定型契約(入居金はなく、毎月支払う)では、介護保険料や「くらら」での介護費用を加えると、自己負担見込み額は37万4228円もかかる。入居金型契約の場合は、はじめに1008万円を支払わなくてはならない。これだけの条件を満たす高齢者がいるにしても一部ではないか。大泉学園駅で立ち話をした高齢女性の話が思い出された。夫は入院。いま生活費は3万円だという。それでは暮らしていけないので、娘さんが5万円を仕送りしている。持ち家だというのだが、これでは厳しい。別の女性が言っていた。「希望のない社会になってしまいましたねぇ」。自転車に乗る2人の女性が声をかけてきた。介護の仕事をしているという。30代の熱心な男性が退職したことを嘆いていた。理由は低賃金なので結婚もできないというものだった。医療・福祉中心の産業構造に変えて行くなかで雇用や施設を増やし、ある水準の賃金を補償する日本にならなくてはならないと確信する。

2008/07/02

親鸞の時代の精進料理を再現

 7月1日(火)080701_16560001 銀座にある京都新聞の東京支社。8月に5回にわたって連載予定の「時代の証言 オウム問題」の取材を受ける。京都、滋賀にちなみある者が証言するシリーズだ。いまの連載は瀬戸内寂聴さんでテーマは源氏物語。事件を振り返ることも必要だが、「いま」につながる問題ーたとえば神戸事件から秋葉原事件までーについて語るつもりだ。築地本願寺で6日に行われる「念佛ノ源流」の参加費を払う。親鸞が生きていた鎌倉時代の精進料理を再現し、お経に節を付けた「声明」(しょうみよう)や節談説教も公開される。午前の部は220人の定員が満席。午後の部はあと40席の空きがある(1日午後4時現在)。精進料理は3000円。ただし声明や節談説教を聞くだけなら無料だ。地下鉄で日本橋。「丸善」で本を見てから中野。中野サンプラザでの「インサイダー」の録画取材は秋葉原事件。そのあと日本の医療を守る市民の会で色平哲郎・長野県南相木村国保直営診療所長の話を聞く。地域医療は日本の未来を示唆している。税金の44パーセントしか戻ってこないシステムを認めるのか、それともスウェーデンのように74パーセントが戻ってくるような「信頼ある政府」を作るのか。懇親会には出ずに「らんまん」。それにしても洞爺湖サミットの警備は異常だ。ますます警察官の数は増えている。陸海空自衛隊もイージス艦、空中警戒管制機(AWACS)だけでなく、防衛大臣に直轄する「中央即戦集団」からサリンなどに対応する化学防護隊まで動員されている。街を歩いていて管理国家をこれほど感じることはない。

2008/07/01

英文毎日のトンデモ記事ー2つの問題

 6月30日(月)080701_00450001 早朝の石神井公園で2時間、大泉学園で30分の訴えをしてから澤田篤さんのスタジオで写真撮影。日焼けで顔がパサパサ。それを抑えるのに時間がかかる。さらに池袋駅東口で1時間、新宿駅近くで30分。池袋では話を聞いてくれた33歳のフリーター青年と立ち話。派遣に契約しているが長期の仕事はなく、たいてい1日だけの作業だという。やはり小泉政権で改悪された労働者派遣法を改めることは喫緊の課題だ。桂花ラーメンでの遅い昼食は「太肉麺」。小林クリニックで「ニンニク注射」。新橋に出てサウナアスティルで急いで汗を流す。銀座まで歩いてバー「ル・ヴェール」。毎日新聞夕刊編集部の小松やしほ記者から「カレセン」をテーマに取材を受ける。この話題での取材は4度目。まずは「週刊ポスト」、さらに関西テレビ、読売テレビ、そして今回だ。このメディアを見ても「面白がり度」には傾向があるのかも。掲載は7月3日の夕刊。「ル・ヴェール」のカウンターにいる姿が写真では使われる。小松さんと神保町の「萱」。そこに毎日新聞の小川一社会部長とNさんがたまたまやってきたので、4人でワイワイ。英文毎日新聞の問題などを聞く。問題となった記者の記事が、2900本書いたなかの10本ぐらいだったにしても言い訳は通用しない。チェックできなかった体制にこそ問題がある。しかしここぞとばかりに毎日新聞を攻撃し、「硫化水素」での犯行を宣言する者まで現れている。匿名で実力行使をそそのかす「銃眼から敵を撃つ」卑怯者には適切な対応が必要だ。「10代や20代でしょ」と聞けば「いいえ、どうも30代、40代のようですよ」とのこと。帰るつもりでいたら小松さんから毎日新聞の横に出ている屋台に行こうと誘われる。小川さんからも「ぜひ」と言われたので、たまにはいいかと竹橋。本当にあった。深夜通用門を開けるとそこに屋台が出ていて、ビールケースに腰掛けて飲んでいる。小松さんが運動部の野村隆宏編集委員、石井朗生記者を呼びだして深夜まで北京オリンピック談義。

2008/06/30

山拓V安倍の茶番劇はもういい

 6月29日(日)雨の日曜日。中島みゆき、小椋佳を聴きながら、「週刊読書人」に掲載される服部真澄さんとの対談原稿に手を入れる。練馬まで歩いていくつかの商店街にご挨拶。「あら、テレビで見なくなったと思っていたら事務所を開いたんですってねぇ」といった声いくつか。商店街は噂社会なのだ。新宿で雑用。三越のジョアンでパンを買って池袋。平和台に向かうも電車はまた遅れる。副都心線ができてからというもの、乗った電車がなぜか必ず遅延なのだ。小竹向原で二つの路線が合流するからだろう。これまでは急行も準急もなかったから、麹町、有楽町に向かうときに人身事故以外はほとんど遅れがなかった。もっともローマなどで2時間も列車が遅れても意に介さない国民性に比べれば、日本人は時間にきっちりしすぎているところがある。まさに民族性だ。パンクチャルであることは悪いことではない。恐れるのはいつかこれでは事故が起きないかという問題だ。先日も小竹向原の前で電車が停車。その横を急行が通っていった。コンピューター管理だと聞いたが、どうも不安が募る。多田富雄さんと石牟礼道子さんの対談を読んでいて、想念は北朝鮮問題に向かった。水俣で人間を破壊したチッソの企業責任はもちろんのこと、国や県の責任も問われた大問題は、いまだ解決していない。その有り様を美しくも哀しい筆致で綴る石牟礼さんの書簡にこんな表現があった。「経済の高度成長を国策とするなら、ワリを食うものをあらかじめ決めておきたいという発想があるのではないか」。この「経済の高度成長」を「日朝国交回復」に代えるなら、「ワリを食う」のは拉致被害者とその奪還を切望する家族である。もちろん政府や政治家は北朝鮮との外交交渉をすることによって拉致問題を解決しなければならない。しかし拉致問題の全面的解決は金正日体制が崩壊しないかぎり実現などしない。したがって被害者家族や支援者のなかに「金正日政権打倒」を主張するのは当然のことである。ハンナ・アーレントの「全体主義」理論からいっても、北朝鮮民衆や拉致被害者の立場に立てば、「打倒」をスローガンとすることは断じて正しい。しかし、政治家がそれをいうのが間違いであるのは、17世紀のウェストファリア条約を持ち出すまでもない。民族自決の原則からいって「革命の輸出」ができないのと同じことである。北朝鮮問題をめぐってはかくのごとく二重構造がある。そこに政治家の思惑が入ってくるから余計にややこしくなっている。山崎拓議員と安倍晋三議員の対立も、利権VS観念の世界。威勢のいい台詞を語るだけで何らの成果もあげずにプッツン退場した無責任な安倍ちゃんには、もはや拉致問題など語って欲しくはない。政府がおかしいのはこれから全国で開かれる拉致問題の集会で「打倒」を主張する専門家を排除していることだ。拉致問題は全国の心ある人たちが多くは支えてきた。そこに政府があとから入ってくることで言論が制限される。政府は地方で行われる集会にかかわるべきではない。私は日朝国交回復交渉を進めるなかで拉致問題解決の道を摸索することが現実的な路線だと思っている。

2008/06/29

テロ対策の異常警備はおかしい

 6月28日(土)第4回の「有田塾」は盛会に終わった。講師の森達也さんは会場に早く来てくれたのでお互いの近況を交わす。森さんにはこれからの執筆計画や昨年の参議院選挙での幻に終わった斎藤貴男さん擁立計画のことなどなどを聞いた。講演の最初はテロ対策のために異常警備が行われていることを自身の職務質問の経験から語った。そのとおりなのだ。長女が帰国して池袋を歩いている昨夜のこと。食事をするのに荷物が重いのでコインロカーに入れようとした。いくつかを探したがすべて閉まっている。駅員に聞いたところテロ対策だという。よく見ればコインロッカーの端っこに小さな紙が貼ってあった。27日から洞爺湖サミットが終わるまで閉鎖するとあった。おそらく日本中のコインロッカーに同じ処置がされているだろう。高齢者などが重い荷物を預けたいということもあるだろう。ところが一律管理の警備が当り前のように行われている。滑稽でもあり、異常でもある。いったいどこで決めたのだろうか。タクシーに乗っても後部座席はシートベルトをすることを求められる。昨年イギリスでシートベルトをするように言われたときは、「こういう国もあるんだな」と思っただけだった。安全のためには確かにそれでいい。ただし、疑問がある。いったい法律改正が、いつ、どのように議論されたのか。それをどれだけの人が知っていただろうか。国民生活に直接かかわる問題がいつの間にか実現している不気味さ。タクシードライバーに聞いても「国会で決めたんでしょ」というだけ。テレビを見ればグルメに旅に、低俗お笑いばっかり。もっと報じるべきことがあるだろう。まさしく「悪魔」ならぬ「善魔」が横行する。練馬の事務所に戻ってスタッフとこれからのことを打ち合わせ。帰宅してパソコンを見れば、ミクシィにMさんからメッセージ。それを読んで驚いた。練馬高野台駅で声をかけた視覚障害者はシンガーソングライターだった。立道聡子さんで26歳。すでにフジテレビの「スーパーニュース」などにも登場しているそうだ。テレビ世界から路上の世界に移動して1年。この出会いの数々がとっても貴重だ。

2008/06/28

諌早干拓事業についての画期的判決

 6月27日(金)練馬高野台駅で訴えているときのこと。朝の駅頭に立っていると、どこでも視覚障害者を必ず見かける。今朝はすぐ横を若い女性の視覚障害者が1歳ぐらいの赤ちゃんをおんぶして歩いていた。白杖で歩行ブロックを探しているのだが、右か左かを迷っていたので、声をかけた。タクシー乗り場に行きたいという。そこまで案内して、再びマイクで話をする。タクシーが来たところで再び介助。歩行環境にはまだまだ問題が多い。音声や触覚による移動環境が充分には整備されていない。位置確認ができるソフトの開発は急務だ。練馬駅前、中村橋駅前での長い「辻説法」では話の構成をこれまでとは変えたみた。すると聴衆の反応が明らかに違う。伝える事実は同じなのだが、論理構成を組み替えるだけで、届く力が変化する。立ちどまる人数で判断すればそう思わざるをえない。言葉というものは組み合わせによってエネルギーが増幅するようだ。しばらくはこの基本パターンを続けてみることにした。今日の締めくくりは宮沢賢治を引用して、古い政治家には日本を変えることなどできないことを語る。池袋で家人、二女と待ち合わせて成田空港。アメリカに留学している長女が1年半ぶりに一時帰国する。空港に着くと利用便は予定時刻より30早く到着していた。やがて到着ゲートから出てきたので空港内の喫茶店でおしゃべり。再び池袋へ。長男に電話をすると仕事が終わらないという。仕方なく4人で食事。服部真澄さんから「世の中は捨てたものじゃない」とメール。諌早干拓事業について佐賀地裁が排水門を5年間開門せよと命じたからだ。服部さんの新作『ポジ・スパイラル』は、まさに諌早湾の調整池を海に開くというもの。小説の構想力が現実に先んじた。巨大公共事業が農業と漁業の被害をどれほど大きくしているか。政府は控訴をすべきではない。

2008/06/27

歴史は「最も残忍な女神」なのか

 6月26日(木)役員会を終えてタクシーで新宿へ。運転手さんが「お久しぶりです」というので、前にも乗ったことがあるのかと思ったらそうではなかった。「ザ・ワイド」をよく見ていたというのだった。そういえば番組が終わってからもう9か月にもなる。新宿御苑にある小林クリニック。看護士さんが注射をするときに「あれっ」。普通は針を刺すと「(血管に)引っ張られる」のにそれがないという。「脱水ですよ」と言われた。日に焼けた顔がカサカサ。特製の化粧水をつけてもらうとヒリヒリする。新橋でゆっくりして銀座まで歩いて教文館。明治の華族制度の研究者でもある文藝春秋の浅見雅男さんと出会った。石牟礼道子さんと多田富雄さんの往復書簡集『言魂』(藤原書店)を入手。壹眞珈琲店で読書。多田さんの「受苦について」、石牟礼さんの「なふ、われは生き人か、死に人か」まで読んで、どうして「苦海」が「浄土」なのかが少しだけわかった。「苦海」に生きることを受容することではじめて見えてくる世界がある。石牟礼さんや多田さんにとっては、それが「浄土」だったという。受容することは仏教的な理解でもあるのだろう。浜松町で家人と待ち合わせて劇団四季の「思い出を売る男」を観る。戦後すぐの日本が舞台。創設メンバーの日下武史さんの演技がすごい。「演じている」のではない自然さがあるからだ。「辻説法」への大きなヒントを与えられた。銀座4丁目を歩いていると、街頭の大型テレビに横田早紀江さんの顔が映っていた。アメリカが北朝鮮のテロ支援国家指定解除のニュース。日本政府の無策を取り残して歴史は回る。「歴史はあらゆる女神の中でも恐らく最も残忍な女神であろう」というエンゲルスの言葉を思い出した。松本サリン事件からも14年になる。

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