病院や診療所など県内189施設で、糖尿病などの血糖値検査に使う採血器具の“使い回し”が判明しました。病院の他、市町村の健康相談会などで使用したケースもあり、影響が心配されます。
医療関係者は、針は極めて細く血液が飛び散りにくく、肌に触れるキャップ部分を多くの施設が消毒していたことなどから「危険性は極めて少ない」と説明しますが、万が一を考えると不安はぬぐえません。
危険性が低いことは頭では理解できますが、生理的には「何か気持ち悪い」と思うのが、市民の本音ではないでしょうか。(神)
毎日新聞 2008年7月4日 地方版