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「中国、僧を再教育」 チベット亡命政府外相が批判

2008年7月3日23時20分

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写真チベット亡命政府のケサン・ヤンキ・タクラ外相

 インド・ダラムサラにあるチベット亡命政府のケサン・ヤンキ・タクラ外相(63)は3日、東京都内で記者会見し、3月のチベット騒乱以降、チベット自治区の僧院などで中国当局がチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世への批判を強要する「再教育」を進めていると批判した。

 タクラ氏は、「再教育」から逃れようと多くの僧が僧院を離れたと指摘。「僧院の衰退はチベット文化の存続にかかわる」として、日本を含む各国に対し、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席が出席する北海道洞爺湖サミットで「中国指導部に働きかけて欲しい」と訴えた。

 騒乱以降、外国人記者や旅行者の立ち入りが禁じられた同自治区ではチベット族に対する投獄や拷問が相次いでいるとも語った。

 タクラ氏は同自治区ラサ出身。インド亡命後、ロンドンのダライ・ラマ事務所代表などを務めた。(塚本和人)

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