岡山放送局

2008年7月3日 23時39分更新

労働災害の防止学ぶ


岡山県内の企業の安全管理担当者が集まって、職場での労働災害をなくすための対策を学ぶ大会が3日、岡山市で開かれました。

この大会は、転落事故などの労働災害を無くそうと、県労働基準協会などが開いたもので、県内の企業およそ250社から安全管理の担当者500人あまりが参加しました。

はじめに、事故の情報を会社内で共有するなどして、事故防止に積極的に取り組んでいる企業や個人が、岡山労働局から表彰されました。

つづいて、企業の安全管理の取り組みが報告され、JR西日本の担当者は、線路の点検や工事を行う関連会社と情報交換するため、危険を感じた場所を写真で示したり、安全対策のアイデアをアンケートでこたえてもらったりしていることを紹介しました。

岡山労働局によりますと、去年、県内で労働災害で死亡したり、けがをしたりした人は2274人と、前の年より62人増えたということで、県労働基準協会などでは大会で他の会社などの取り組みを学び、対策に生かして欲しいと話しています。