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落書きと割れ窓
2008-07-02
/
Misc
日本人の旅行者がフィレンツェの大聖堂に落書きして停学や懲戒処分を受けたことを、
イタリアの新聞
が批判しているが、これはお門違いだ。上のようにイタリアの遺跡は落書きだらけで、これがイタリア経済の低迷する原因を象徴している。
こういう軽犯罪は、一つ許されると広がり、放置すると手の施しようがなくなる、という事実が
割れ窓理論
として知られている。みんなが書いていると、自分がひとつぐらい書いても目立たないから、「落書きなし」と「落書きだらけ」の二つのナッシュ均衡があるのだ。この場合、一定の臨界値を越すと、一挙に悪い均衡に移るので、初期の段階で厳罰を科すことによって、割れ窓が広がるのを防がなければならない。
日本は割れ窓の少ない社会だが、ウェブの世界だけは別だ。2ちゃんねるという割れ窓が、日本の
ネット上の言論を壊滅させてしまった
。ウィキペディアでも「はてな」でも、落書きは当たり前で、システム管理者も放置している。おかげでFacebookのような実名の人的ネットワークが、日本では育たない。
ただ先日の秋葉原事件以来、殺人予告で逮捕されるケースが増えてきた。将来のことを考えると、まだ割れ窓は広がり始めたばかりともいえるので、今のうちに管理者が落書きを厳重に取り締まるべきだ。「死ね」「殺す」の類は削除するのが当然だ。このまま放置すると、ネット規制は未成年だけではすまない。
コメント (
13
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コメント
言論破綻
(
コノハズク
)
2008-07-02 21:38:37
私はまだ電電公社が「電話線というものは音声を流す所であって、モデムでデータを流すなどきつい御法度」などと言ってた頃からインターネットに絡んでおりますが、ネット上での言論の質が一気に低下したのは、2ちゃん以前にそもそもニフティが参入してBBSから大挙して大勢が押し寄せてからのように感じております。こういうベースがあって、あの掲示板が誕生したとも言えるのでは。
2ちゃんについてはご指摘のとおりですが、またああいうサイトの愚発言をメディアが面白がってせっせと取上げる風潮も問題です。落書きとの比喩は面白いと思われますが、いかんせん、世の中にはそういう形でしか自己の存在を示す事が出来ないのも大勢いる訳で、いくら問題発言を削除し続けても料理屋とゴキブリとの戦いと同じで無限に決着はつかないのではないかと思いますね。
ちなみに私はああいう手合いの掲示板は全く目を通しません。誰がどこでどんな事を書いてたなどと難癖付ける事しか出来ない愚鈍てのは幾らでもいるので、基本的に相手にしないのが一番だと思います。ああいう書込みなど、所詮はスラム街の壁とでも比較すべきで、文化財への落書きとは違うのではないかという感もあります。
あの2ch管理人が
(
文京区在住
)
2008-07-02 22:05:08
ネットでの殺人予告の増加に懸念を示しています。
http://www.asks.jp/users/hiro/46756.html
http://netallica.yahoo.co.jp/news/39849
彼のいう“無敵な人”の出現はこれから社会に深刻な影響を与えると思います。
ひろゆきは言論の自由という建前をよく使いますが、2ch上での膨大な非モラルの暴走を放任しているように思えます。
私は多様性という面からは2chは好きです。ただ、何かしらの歯止めを考えないと必ず公権力が介入するような事態を招くでしょう。それで、2chが潰れたら、海外のサーバーを利用したよりアンダーグラウンドなサービスにユーザーは散らばるでしょう。
例えば2ch内に設置されている地域bbsのようにプロバイダIDの一部分を強制表示するなど、何かしらの社会的なアクションをひろゆきには起こして欲しいです。
そのとりでしょう。
(
infantrytank
)
2008-07-02 22:18:51
まったく同感です。あのような落書きに対して寛大な対処をすれば、まさに「割れ窓」は世界中に拡散し、日本の信用を落としかねません。第一、そのようなことをする人が野球部の監督にとどまるなどということになれば、ルールを守ることの意味を、指導を受ける者がどれほど真に理解することができるか、はなはだ心許なくなります。
国内でも、新幹線に落書きをした愚か者がいますが、あのような輩もあらゆる面で責任を追及すべきです。落書きを軽くすませないでほしいものです。
ひろゆき氏にはちょっといいたいことがあります。ネット上で殺人予告をする社会的信用力のない人を「無敵の人」と称して得意げに語っているようですが、「あなた、その前にやるべきことが山ほどあるでしょう。」
共感
(
壮麻 陣
)
2008-07-03 00:32:24
池田さんの「実名」(オンライン上での特定自己表示)見解については、日頃から共感しています。
管理者、特にgooだけで考えますと、かなり「事無かれ」思想ですね。「当事者同士で解決してくれ」と、gooスタッフから返信をもらったこともあります。
オンライン発言=「無責任捌け口」的な日本の今の状況、なんとかなりませんかね?
Unknown
(
東方不敗
)
2008-07-03 00:42:31
閉め窓理論か…。
>コノハズクさん
(
シッキム王国
)
2008-07-03 03:00:36
その論法でいくと、「スラム街を撤去する。スラム街を作らせない。」というのも、割れ窓理論の範疇では?
これのみ単独で存在する問題ではない
(
X
)
2008-07-03 07:23:45
やはり、ネットの匿名性は、社会の流動性と強くリンクしているのでは?
日本のように流動性が低いムラ社会では、実名での本音の議論など到底不可能で、匿名でのみ活発な批判や内部告発が可能になるのでしょう。
社会の流動性を高めて、然る後でないと、匿名性の減少=ネット界の活力の減少になってしまいます。まあ、放って置いても2ちゃんで暴れるようなコアなネット人口は減少・衰退に向かっているとは思いますが。
補足
(
池田信夫
)
2008-07-03 10:14:53
同じようなコメントがいくつも来たけど、削除しました。Broken windowという現象が広く存在することは明らかで、それがニューヨークに当てはまるかどうかはこの記事と関係ありません。最初の落書きは、明らかにbroken windowになっているのだから、それをさせないことが重要なのです。
Re: これのみ単独で存在する問題ではない
(
池田信夫
)
2008-07-03 10:25:15
これまで何度も書いたように、匿名性の問題は、日本人のムラ的な根性が若者にまで受け継がれていることを示していますが、たしかに雇用の流動性ともからんでいますね。企業でも官庁でも、辞めるという外部オプションがあれば、思い切ったことがいえるわけです。
ゆびとま
(
tanakac
)
2008-07-03 12:33:38
株式会社ゆびとまのように、日本にも実名登録型SNSが進化していく機会はありましたが、創業者・小久保徳子が長崎の知事選に出馬している最中に経営の実権を暴力団関係者らに握られたという経緯があります。「株式会社ゆびとまは2006年2月以降暴力団のフロント企業となっていたことが公になった。」ウィキペディアより。日本に実名登録社会が根づかない理由として暴力団の存在もあると思います。米国はFBIはじめ防諜や市民防衛あたりまえという社会です。凶悪犯や暴力団には強い態度でのぞむのが普通で市民やメディアも協力的です。日本はどうでしょう。メディアや弁護士は市民の味方を偽装していますが実態は暴力団や凶悪犯の従属変数か影法師のようです。振り込め詐欺とかの事例などを考えると、日本が実名登録社会になるためのハードルは案外大きいと思います。
Re: 言論破綻
(
池田信夫
)
2008-07-03 14:40:25
管理者がいないと荒れるのは、ネットニュースなどの実名の掲示板でも同じです。93年ごろから、そこにAOLやNIFTYなどのハンドルネームで匿名IDが大量に流れ込んできたため、ネットニュースは崩壊しました。ただ、モデレーターのいるニュースグループは今でも生き残っており、Linuxを生み出したのもcomp.os.linuxというグループです。
こういう問題は「表現の自由」とは無関係です。表現の自由というのは、公権力の言論統制を禁止するもので、私人間の問題には適用されない。gooの自主規制が気に入らなければ、はてなへ行けばよい。最終的にはユーザーが選択できるので、信号とノイズを分別することが重要なのです。国家権力が出てくることを防ぐためにも、システム管理者がもっと介入すべきです。
Unknown
(
濃縮還元
)
2008-07-03 19:54:40
2ちゃんねるは果たして「割れ窓」でしょうか?
自分の感覚では「居酒屋」のような気がします。酔っ払いも居るでしょう。大言壮語する者も居るでしょう。しかし大半は世間話、馬鹿話をしてストレス発散する。そりゃあ馬鹿話が過ぎる場合もありますが、酒の席の話(2ちゃんねるでの話)として軽くいなされるのも似ています。
そして、今。
識者の方やメディアが軽んじる2ちゃんねるを発信源として『毎日.jp』のトップ画面から広告が消える事態になっています。この件は、知れば知るほど毎日新聞に同情できないし、ネットでの馬鹿騒ぎとは言えない深刻な問題を孕んでいます。
是非とも池田先生の分析をご拝聴したいです。
Unknown
(
fox
)
2008-07-04 01:20:56
海外ゲームを日本で発売するときにメーカーが困る点のひとつに、メーカー主導のユーザーコミュニティを形成しづらい、というのがあるそうです。実際、メーカーの公式サイトにユーザーが交流できるようなBBS等があった場合でも、ほとんどの場合それとは別に2ちゃんねるでのユーザーコミュニティが築かれ、しかもそれが本家を上回る参加者を獲得する、ということがよくあります。最近では2ちゃんねらーを中心とした攻略Wikiもたくさんストックされてきて、その情報の量と精度は他の攻略情報サイトを寄せ付けない。
2ちゃんねるが巨大化したことで、日本のインターネットは他国とは少々異なった、池田先生の言葉を借りればmonetizeしづらい環境ができているように思います。
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痛いニュース(ノ∀`) :「落書きで停学・解任、わが国ではありえない」 日本の厳罰処分にイタリア驚愕 …毎日新聞 「教員、大聖堂に落書きで解任の危機」−−。イタリア・フィレンツェの大聖堂に落書きをした日本人が、日本国内で停学や務めていた野球部監督の解任など厳...
2ちゃんについてはご指摘のとおりですが、またああいうサイトの愚発言をメディアが面白がってせっせと取上げる風潮も問題です。落書きとの比喩は面白いと思われますが、いかんせん、世の中にはそういう形でしか自己の存在を示す事が出来ないのも大勢いる訳で、いくら問題発言を削除し続けても料理屋とゴキブリとの戦いと同じで無限に決着はつかないのではないかと思いますね。
ちなみに私はああいう手合いの掲示板は全く目を通しません。誰がどこでどんな事を書いてたなどと難癖付ける事しか出来ない愚鈍てのは幾らでもいるので、基本的に相手にしないのが一番だと思います。ああいう書込みなど、所詮はスラム街の壁とでも比較すべきで、文化財への落書きとは違うのではないかという感もあります。
http://www.asks.jp/users/hiro/46756.html
http://netallica.yahoo.co.jp/news/39849
彼のいう“無敵な人”の出現はこれから社会に深刻な影響を与えると思います。
ひろゆきは言論の自由という建前をよく使いますが、2ch上での膨大な非モラルの暴走を放任しているように思えます。
私は多様性という面からは2chは好きです。ただ、何かしらの歯止めを考えないと必ず公権力が介入するような事態を招くでしょう。それで、2chが潰れたら、海外のサーバーを利用したよりアンダーグラウンドなサービスにユーザーは散らばるでしょう。
例えば2ch内に設置されている地域bbsのようにプロバイダIDの一部分を強制表示するなど、何かしらの社会的なアクションをひろゆきには起こして欲しいです。
国内でも、新幹線に落書きをした愚か者がいますが、あのような輩もあらゆる面で責任を追及すべきです。落書きを軽くすませないでほしいものです。
ひろゆき氏にはちょっといいたいことがあります。ネット上で殺人予告をする社会的信用力のない人を「無敵の人」と称して得意げに語っているようですが、「あなた、その前にやるべきことが山ほどあるでしょう。」
管理者、特にgooだけで考えますと、かなり「事無かれ」思想ですね。「当事者同士で解決してくれ」と、gooスタッフから返信をもらったこともあります。
オンライン発言=「無責任捌け口」的な日本の今の状況、なんとかなりませんかね?
日本のように流動性が低いムラ社会では、実名での本音の議論など到底不可能で、匿名でのみ活発な批判や内部告発が可能になるのでしょう。
社会の流動性を高めて、然る後でないと、匿名性の減少=ネット界の活力の減少になってしまいます。まあ、放って置いても2ちゃんで暴れるようなコアなネット人口は減少・衰退に向かっているとは思いますが。
こういう問題は「表現の自由」とは無関係です。表現の自由というのは、公権力の言論統制を禁止するもので、私人間の問題には適用されない。gooの自主規制が気に入らなければ、はてなへ行けばよい。最終的にはユーザーが選択できるので、信号とノイズを分別することが重要なのです。国家権力が出てくることを防ぐためにも、システム管理者がもっと介入すべきです。
自分の感覚では「居酒屋」のような気がします。酔っ払いも居るでしょう。大言壮語する者も居るでしょう。しかし大半は世間話、馬鹿話をしてストレス発散する。そりゃあ馬鹿話が過ぎる場合もありますが、酒の席の話(2ちゃんねるでの話)として軽くいなされるのも似ています。
そして、今。
識者の方やメディアが軽んじる2ちゃんねるを発信源として『毎日.jp』のトップ画面から広告が消える事態になっています。この件は、知れば知るほど毎日新聞に同情できないし、ネットでの馬鹿騒ぎとは言えない深刻な問題を孕んでいます。
是非とも池田先生の分析をご拝聴したいです。
2ちゃんねるが巨大化したことで、日本のインターネットは他国とは少々異なった、池田先生の言葉を借りればmonetizeしづらい環境ができているように思います。
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