関東地方は30日、発達した高気圧に覆われて晴天となり、午前中から気温が上がり汗ばむ陽気となった。昼の予想最高気温は東京都心で25度、千葉、横浜で24度、埼玉県の熊谷で27度と5月下旬から7月上旬並みの暖かさ。東京・練馬では午前11時までに最高気温が25度に達し、初の夏日となった。東京都心、熊谷でも初の夏日となる見込み。
朝の最低気温は東京都心と千葉、横浜でいずれも約15度で、前日よりも1.5度―3.2度高くなった。高気圧の発達に加え、気圧の縁から暖かい南風が吹きこんだことが原因で、気象庁では「千葉や横浜でも初の『夏日』となるかもしれない」としている。
東京都江戸川区の葛西臨海公園では雲一つない空から強い日差しが降り注ぎ、訪れた半袖姿の家族連れらでにぎわった。波打ち際で、はだしになった孫と遊んでいた江戸川区の60代の男性は「暖かくなったので水辺に行こうと孫を誘った。ずいぶん日差しが強いので、水分補給をまめにしないと」とまぶしそうに目を細めていた。
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