国が緊急的に医師を派遣するシステムに基づき、鰺ケ沢町立中央病院に日本赤十字社から派遣された名古屋第2赤十字病院の総合内科の横江正道副部長(38)が着任した。
横江副部長は7月末まで診察し、7月6~19日は同赤十字病院総合内科の丹羽一貴医師も勤務する。8月から12月までは、赤十字関連の病院から1カ月交代で医師が派遣される見通しだ。
町は、救急病院とへき地医療拠点病院の指定が中止となる事態も考えられたため、医師派遣を県に働きかけていた。横江副部長は「少しでも地域の力になればと思って来た」と語った。長谷川兼己町長は「本当に感謝している。半年後については、県や弘前大に派遣を働きかけていきたい」と話している。【塚本弘毅】
毎日新聞 2008年7月3日 地方版