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韓国政府、潜水艦のインドネシア輸出を推進

代わりに海上哨戒機購入へ

 韓国政府は、209級潜水艦(1200トン)をインドネシアに輸出する代わりに、インドネシアから海上哨戒機を購入する方針であることが明らかになった。

 政府消息筋は1日、「来週、インドネシアで両国防衛産業軍需共同委員会が開催される予定だ。今回の会議では、潜水艦の輸出と、インドネシアの海上哨戒機CN‐235‐220購入が話し合われると聞いている」と語った。インドネシアへの潜水艦輸出が実現すれば、韓国が海外に潜水艦を輸出する初のケースとなる。同消息筋は「交渉を続け、年内契約を目標に計画を推進している」としている。

 政府は、技術移転という形で、潜水艦2隻を現地で建造する一方、インドネシアが発注した潜水艦修理施設の建設事業を受注する方向で検討している。また、インドネシアは海上哨戒機CN‐235‐220(1600億ウォン=160億円相当)8機を韓国に供給する方向で交渉を進める計画だ。

 2006年、当時の尹光雄(ユン・グァンウン)国防長官がインドネシアを訪問し、潜水艦輸出を正式に提案して以来、両国政府は交渉を続けてきた。209級潜水艦はもともとドイツ製で、韓国海軍は計9隻を保有している。海上哨戒機CN‐235‐220は輸送機CN‐235を改造したもので、導入後は海洋警察が使用するのではといわれている。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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