ヘボメガネ一進一退 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-07-01

[]好きな人に振り向いてもらうための努力とか

 

 

ちょっと前まで僕は女の子にモテるために努力するってことが、どうにもしっくりこなかった。じゃあ何故しっくり来なかったのか。それは、そこには自分らしさが無いから。だって相手に気に入ってもらうために自分を変えていこうって努力は、どんどん自分らしさが損なわれていく気がする。オシャレに気をつかったり、話す内容を女の子が興味のあるだろうものにさ意識して変えたり。それって、うわべを取り繕ってうわべを好いて貰うための努力みたいに思えたから。それは本当の自分じゃない。自分じゃない奴をそんなので好きになって貰っても、それは厳密に言えば自分を好きになって貰ってる訳じゃないだろうし。なんて……。




だけど、今はちょっと考え方が変わってきた。別に努力することって悪いことじゃないなって。いやまぁ当たり前なんだけど、こう考えられるようになったことって、ちょっとした革命なんだよ僕にとっては。


ありのままの自分を好きになって欲しいから努力しないっていうのは、どうにも屁理屈のように思えてきたんだ。好きな子に惚れて欲しいなら、別に努力しても良いだろうし、しなくても良い。振り向いて欲しいけど、努力なんてしたくないって、なんだか格好悪い気がしたんだ。努力したら努力した分だけ見返りを求めてしまうから、その努力が報われなかった時の肩透かし感だとか、そういう虚しさに耐えられないだとか、そんなところを気にしていてたんじゃないのかな。人は自分のことでさえ、よく分からないところが多いけど、行動に移さないその理由って、いつも言い訳であることが多い気がする。


それにありのままの自分って何だって考えるとよく分からなくて、別に何かのために努力して変わろうとしてるその瞬間の自分だって自分であって、自分でしか無いんだよな。人間なんて生きている間、考え方なんてどんどん変わっていくものなんだから。今なら、誰かのために何かをしようと思う気持ちが自分の中にあることを、むしろ嬉しく思う。たぶん、それって尊いことなんじゃないかな。恋愛に限らず全てにおいてさ。






.fin

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/hebomegane/20080701/1214911096