言語:-- / Ver:-- / プラットフォーム:-- ────────────────────────────────────── [VSUG News:Vol.0010] 2006.8.10 ────────────────────────────────────── http://vsug.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ -- INDEX --
◆ VSUGからのお知らせ:Tech-Ed コミュニティパーティご招待!
◆ フォーラムリーダー コラム
・Visual Studio 旧環境フォーラムリーダー:ShowG
・マイグレーション・COM 相互運用フォーラムリーダー:荻原 裕之
◆ 翔泳社からのお知らせ:開発の現場ワークショップ(9月1日)開催!
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┏━━━━━━━━━┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Oracle Grid Week ◆━Oracle Gridの最新情報を網羅した4日間━◆ 8/29~9/1 技術者必見!安定した統合インフラを実現する技術と ┗━━━━━━━━━┛その効果を示す事例・検証結果を一挙公開!! http://www.oracle.co.jp/events/grid_week2006/
┏━━━━━━━━━┓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ORACLE in TechEd ◆━ TechEd Yokohama 2006 に ORACLE出展 ━◆ 8/29~9/1 .NET開発者必見のデモを用意。抽選会もあります。 ┗━━━━━━━━━┛TechEdに参加の際は是非お立ち寄りを! Microsoft TechEdにORACLEがスポンサーとなり、出展することになりました。 当日は、デモンストレーション環境を持ち込んで、.NET開発者の皆様に必見の展示を いたします。Oracle Databaseとの組み合わせならではの機能や、Oracle RAC、 Security関連の実機デモをご覧頂けます。 名刺と引き替えで、素敵な賞品が当たる抽選会も行いますので、TechEdへ参加され る方は、是非ORACLEブースへもお立ち寄りください。
────────────────────────────────────── ■ デュアルコア対応 インテル ソフトウェア開発ツール ────────────────────────────────────── ・インテル C++/Fortran コンパイラー 9.1 日本語版
Visual Studio 2005 開発環境からインテル コンパイラーを呼び出して コンパイルを行うことで、最新のインテル プロセッサーが最も高速に 処理できるようにバイナリーを生成できます。 自動並列化と OpenMP 規格への対応により、デュアルコア プロセッサー上で 優れた並列処理を行うアプリケーションをすばやく作成できます。
・インテル スレッドチェッカー/スレッドプロファイラー 3.0 Windows 版
マルチスレッド プログラム特有の問題を検出するデバッガー&パフォーマンス チューニング ツールで、効率的で信頼性の高いスレッド アプリケーションを すばやく作成できるようにします。Visual Studio 2005 にプラグインするほか Win32、Win64、OpenMP スレッドに対応します。
詳細はこちらまで http://www.xlsoft.co.jp/jp/products/intel/index.html
────────────────────────────────────── ■ インテル ソフトウェア開発ツール in Microsoft Tech・Ed 2006 Yokohama: セッションを開催 ──────────────────────────────────────
・マルチスレッド アプリケーション開発におけるソフトウェア開発ツールの 有効性と新製品の紹介
8月29日から9月1日までパシフィコ横浜にて開催されるMicrosoft Tech・Ed 2006 Yokohamaのオープンステージにおいて Visual Studio 環境から簡単に使用できるマルチスレッド専用デバッガーと パフォーマンス検証ツールであるインテル スレッドチェッカー/スレッド プロファイラーの活用方法を紹介します。 また、次世代のスレッド アプリケーション開発手法の提案として、 まったく新しい開発製品を紹介します。 また、Tech・Edのインテルのブースにおいてもソフトウェア開発ツールの プレゼンテーションを随時開催します。
インテル ソフトウェア開発ツールについて http://www.intel.co.jp/jp/developer/software/products/
インテル株式会社 ソフトウェア製品部
────────────────────────────────────── ■VSUGからのお知らせ:Tech-Ed 2006 開催期間中の コミュニティパーティに20名ご招待! ──────────────────────────────────────
Tech-Ed 2006にてコミュニティパーティを開催いたします。 マイクロソフト様よりVSUG会員の皆様へのご招待枠(20名)をいただきました。 ご希望の方は8月11日(金)15時までにメールにてお申込ください。
【Community Party 2006 概要】 ■ 日時: 2006 年 8 月 31 日 (木) 19:00 - 21:00 ■ 会場: ヨコハマグランド インターコンチネンタル ホテル 3Fボールルーム
■ 登録受付:参加ご希望の方へ、8月上旬に登録用URLを御案内いたします。 ■ 参加者(予定): MVP, INETA加盟コミュニティ、Culminis準備フォーラム参加コミュニティ、VUSG, PASSJ, 他 * 本パーティへの参加は、Tech-Ed 2006 への参加者に限定されません
【申込方法】 以下の項目をご記入のうえ、VSUG事務局までメールをお送りください。 ※応募多数の場合は、抽選とさせていただきます。
・宛先:info@vsug.jp ・件名:コミュニティパーティ参加希望 ・本文:氏名 メールアドレス
■■□―――――――――――――――――――□■■ VSUG フォーラムリーダーコラム ■■□―――――――――――――――――――□■■
VSUG メールニュースでは、毎回フォーラムリーダーによるコラムを掲載いたします。 Web連動記事等もございますので、是非ご覧下さい!
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Visual Studio 旧環境フォーラムリーダー:ShowG ──────────────────────────────────────
VS2005が出て半年以上が経ちました。VS2003以前の旧環境での開発も一区切り付き、 新規開発や移行でVS200を使用している方も増えてきているかと思います。 と言いつつ、私自身はまだVS2003でASP.NETと、VB6でActiveXコントロールの開発が 中心で、VS2005には移行しきれていません。 同様にプロジェクトの方針や保守の関係で、VS2003以前の旧環境を使い続ける必要の ある方もいるかと思います。
旧環境とは言っても、全ての製品でサポートが終了しているわけではありません。 依然として、開発元であるマイクロソフト社からサポートを受けている製品が多く あります。 旧環境での開発から最新環境への移行は、このサポート期間に注目する必要がある かと思います。
開発製品のサポートに関してはこのページが基本です。 マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル http://support.microsoft.com/lifecycle/?LN=ja&c1=501
用語についてはこちらを参照してください マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル FAQ http://support.microsoft.com/gp/lifepolicy
リストを「メインストリーム サポート終了日」で並び替えると、2006/8/10時点で 終了しているのは Windows Services for NetWare 5.0 までとなります。 Visual Studioだけに注目すると、VS6はメインストリームが終了しているとなります。
その先の日付を見ると、VS.NET2002は2007/7/10に、VS.NET2003は2008/10/14に終了 することになります。 メインストリームの後は延長サポートがあるため、即座に危機的な自体にはなりませ ん。 開発関連情報なら数年間はインターネットのコミュニティやサイトに残ると思います から、情報不足に陥るという事も少ないでしょう。 サポート期間を意識しつつ、保守の体制や移行の計画を練ることが大事だと思います。
さて、旧環境と呼ばれる中で、最も多くの人が使っているのはVB6ことVisual Basic 6.0だと思います。 主流の開発製品としてはかなりの長期間現役であり、いわゆるパソコンが大きく成長 するタイミングと被ったため、VB6と共に業界を歩いてきた人も多いのではないで しょうか。 そのためシステムも専任開発者も多く、三世代後のVBが出た今でも現役なシステムが 多いと思います。
VB6のシステムは今後どうなるのか考えました。
・しかるべきタイミングで新しく開発したものでリプレース これは歴史的にずっと行われてきたことだと思います。 仕様を新しい時代に合わせてバージョンアップし、例えばVS2005のVC#で開発する。 Windowsアプリケーションとしての動作は同じですが、開発環境は全く別物になって いるというイメージです。
・マイグレーションをかけて移行する 仕様はそのままでコードを移行するイメージですね。 VB マイグレーション センター(http://www.microsoft.com/japan/msdn/vbasic/migration/)などを参考にし、VB6からVB8へ手動コンバートすると。 新しく仕様を練り込む必要は無いのですが、意外に手間暇がかかるので侮ってはいけ ません。
・アーキテクチャを変えるため、廃棄 かつてはVB6+SQL Server 2000でクライアント/サーバアプリケーションとして開発 されていたものを、ASP.NET+SQL Server 2005のWebアプリケーションに置き換える パターン。 意外にこのパターンが多いのではないでしょうか。 余程込み入ったユーザインタフェースで無い限り、VB6からASP.NETへの移行はスムー スだと思っています。
他にも色々な「今後」があると思いますが、余程の縛りが無い限りは旧環境から 新しい環境へ移行していくと思います。 そうしたとき、「いつまで使用するのか」と「いつまで開発環境と周辺コンポーネン トがサポートされるのか」を良く見極め、手遅れにならないように時期を判断して ください。
ちなみに時期主流OSであるWindows VistaでもVB6のサポートが表明されています。 ただ、WindowsXPになったときOSと同じインタフェースを使用するのにManifest ファイルが必要で、それもいくつか問題があったような事態がまた起きうる可能性があります。 Vistaでの運用を考えている方は、以下のページなどを参照し、今の内から評価しておきましょう。問題が出たなら是非報告を。
Visual Basic 6.0 リソース センター : WindowsR Vista(TM) における Visual Basic 6.0 のサポートについて http://www.microsoft.com/japan/msdn/vbasic/support/vistasupport.aspx
最後に宣伝。 VSUGでは旧環境フォーラム(http://vsug.jp/tabid/63/view/topics/forumid/43/Default.aspx)で旧環境の話題を取り扱っています。 また、マイグレーション/COM相互運用フォーラム(http://vsug.jp/tabid/63/view/topics/forumid/53/Default.aspx)では移行に関する話題も取り扱っています。 是非ご利用下さい。
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マイグレーション・COM 相互運用フォーラムリーダー:荻原 裕之 ──────────────────────────────────────
マイグレーション・COM 相互運用フォーラムリーダの荻原です。 長い梅雨が明けてようやく夏になりました。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 台風3本のニュースに釘付けになりながら、原稿を書いております。 さて今回は、今までのセミナーで個別質問された中で多かった、 Visual Studio 2005 と その他の環境の共存について、 詳しくみていきましょう。
以下の4つの視点で考えます。 (1) Express Editionとの共存 (2) 違うバージョンの Visual Studio との共存 (3) Visual Studio 6 との共存 (4) 共存の仕組みについて
--------------------------------------------------------- (1) Visual Studio 2005 と Visual Studio 2005 Express Edition --------------------------------------------------------- 【結論】共存可能です。
インストールディレクトリとexeファイル名は以下です。 ● Visual Studio 2005 の場合(TeamSystemで調べました) C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\Common7\IDE\ devenv.exe ● Visual Studio 2005 Express Edition の場合(C# Expressの場合) C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\Common7\IDE\ VCSExpress.exe なお、その他のExpress Editionは以下のようになります。 Visual Basic 2005 Express Editionは、 vbexpress.exe Visual Web Developer 2005 Expess Editionは、VWDExpress.exe Visual C++ 2005 Express Edition は、 VCExpress.exe
つまり、スタートメニューの位置、本体のexeの名前も異なるため、 これら全てを一度にインストールしても問題ありません。 なお、同時にデバッグ実行も可能です。
--------------------------------------------------------- (2) Visual Studio 2005 と Visual Studio .NET 2003 --------------------------------------------------------- 【結論】共存可能です。
インストールディレクトリとexeファイル名は以下です。 ● Visual Studio .NET 2003 の場合 C:\Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\Common7\IDE\ devenv.exe
同じdevenv.exe ですが、ファイルバージョンが異なっています Visual Studio 2005 の場合、8.0.50727.42 Visual Studio .NET 2003 の場合 7.10.3077.0 .NET環境では、dll, exeのアセンブリファイルにバージョン情報を 付加しているため、dll、exeの競合はおこりません。 (参考:VB5,VB6は同じ環境にインストールする、 dllが競合して痛い目に合われた方もいらっしゃるかと) このため、共存しても問題ありません。
注意点 コマンドライン等で自動ビルドする際、パス名を間違えると 意図していないバージョンのVisual Studio が起動される恐れが ありますので注意しましょう。 その他関連情報 ● Visual SourceSafe 2005 と Visual SourceSafe Ver.6.0d 【結論】IDEから呼び出す場合、 Visual SorceSafe 2005が起動します。 すなわち、Visual Studio .NET 2003の環境からVisual SourceSafeを 起動すると、Visual SourceSafe 2005 が動作します。 Visual Studio から使う分には問題ありません。 既存のVSS資産も問題なく利用可能です。 Visual SourceSafeの操作手順をスクリプト等で自動化している場合、 パスが変わるので注意しましょう。
--------------------------------------------------------- (3) Visual Studio 2005 と Visual Studio 6.0 --------------------------------------------------------- 【結論】共存可能です。インストール順に注意が必要です。
インストールディレクトリとexeファイル名は以下です。 ● Visual Basic 6.0 の場合 C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\VB98\ VB6.EXE
VB6 のプログラムを.NET化したい場合、この2つの開発環境を 同じマシンにインストールする必要があるため、共存しても 問題ないように設計されています。 ただし、後からVisual Studio 6.0をインストールすると、 .slnファイルが全て Visual Inter Devに割り当てられたり、 VB6アップグレードウイザードが必ず失敗して終了したりして、 よろしくない状態になります。 このようになった場合、Visual Studio 2005 を修復インストール することで問題が解決します。
--------------------------------------------------------- (4)共存の仕組み --------------------------------------------------------- Visual Studio 2005、Visual Studio 2005 Express Edition、 Visual Studio .NET 2003 で作成される、ソリューションファイルは、 .sln と、拡張子が同じファイルなのですが、アイコンをよく見ると、 7.1 とか 8 とか数値が書いてあります。 同じ拡張子なのに、なぜアイコンが異なっているのでしょうか?
つまり、この仕組みがないと、常にアップグレードウイザードが 起動されるなど、意図しない動作が割り当てられて大変だからです。 そういった問題の解決策として、、.sln には、 Microsoft Visual Studio Version Selector というツールが 割り当てられています。
確認する方法 エクスプローラの[ツール]->[フォルダオプション]の[ファイルの種類]タブ の登録されているファイルの種類で、拡張子 SLN に割り当てられている プログラムを確認する。
以下では、それぞれのエディション、バージョンの開発環境で 作成した.slnファイルについて中身を調べて見ます。
● Visual Studio 2005 - - - - - - - - - - - - - - - - .slnファイルここから
Microsoft Visual Studio Solution File, Format Version 9.00 # Visual Studio 2005 Project(... (以下省略) - - - - - - - - - - - - - - - - .slnファイルここまで
● Visual Studio 2005 Express Edition(C# Express) - - - - - - - - - - - - - - - - .slnファイルここから
Microsoft Visual Studio Solution File, Format Version 9.00 # Visual C# Express 2005 Project(... (以下省略) - - - - - - - - - - - - - - - - .slnファイルここまで
● Visual Studio .NET 2003 - - - - - - - - - - - - - - - - .slnファイルここから Microsoft Visual Studio Solution File, Format Version 8.00 Project(... (以下省略) - - - - - - - - - - - - - - - - .slnファイルここまで
いかがでしょう?共通点が見えてきましたね。 実験的に「Visual C# Express 2005」の部分を「Visual Studio 2005」に 書き換えてみると、アイコンがVisual Studio 2005 の物に変化し、 ダブルクリックして起動すると、Visual Studio 2005 が起動しました。 つまり、Microsoft Visual Studio Version Selectorはこの値をみて、 実際に起動するexeを切り替えているということが分かります。 さらに、見た目にもわかりやすいようにアイコンも変化します。
と、いうことで駆け足でVisual Studio 2005 と その他の環境の共存 について書いてみました。 Visual Studio 2005 にはこのほかにも様々な仕組みが 気づかないところにいろいろあります。 VSUGを活用していただいて、隠れた仕組みの意見交換ができると いいなと思います。
============================================================================ ★翔泳社からのお知らせ: 開発の現場ワークショップ(9月1日)開催! ============================================================================ 翔泳社刊行の実践ソフトウェア技術専門誌「開発の現場」執筆陣を講師に迎えた、 参加型ワークショップが遂に実現!
◆開発の現場ワークショップ【定員:25名】 日程:9月1日(金)/会場:翔泳社セミナールーム/参加費:32,000円(税込) ※ワークショップ終了後は講師を交えての懇親会も実施いたします。
▼参加申込み・詳細はこちら▼ < http://www.shoeisha.com/mag/kaihatsu/workshop/ >
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