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駒・上伊那医師会と伊南行政組合が昭和伊南総合病院の夜間一次救急診療に関する協定書を締結


(2008/7/3)

 昭和伊南総合病院(駒ヶ根市)の医師の負担軽減策として、地域の開業医が夜間の一次救急診療の一部を担うことを検討してきた伊南行政組合(組合長・杉本幸治駒ヶ根市長)と上伊那医師会(神山公秀会長)が1日夜、協定を締結した。今後は週3日、南部地区の開業医22人が交替で、救急外来で午後7時〜10時の夜間一次救急診療を担う。開始は早ければ7月中の見込み。

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 医師不足が深刻化する中、仕事が激務化する公立病院勤務医の負担軽減を目的に、上伊那広域連合が上伊那医師会に協力を求めたもの。伊那中央病院(伊那市)は昨年7月に始まっている。

 報酬は1回につき5万円。時間延長または時間短縮があった場合は増減する。協定期間は来年3月31日まで。伊南地区は伊那地区より開業医の数が少ないため、協力日数を週3回に限定した。

 上伊那医師会の神山会長(68)は「開業医として、公立病院の夜間診療に何とか協力したいと考えた。夜間一次救急は『昼間行く時間がないから行く』というものではなく、明日の朝まで待てない人が来る場所。医師という資源に限度がある中、地域住民の皆さんには適切な利用をしてほしい」と呼びかける。

 伊那中央病院の開業医夜間一次救急診療では、1日平均で4・3人の患者を診察。6月30日までに訪れた患者数は延べ1199人になっている。

上伊那医師会「夜間診療所も視野に入れて今後を検討したい」

 上伊那医師会の神山公秀会長(68)は1日夜、昭和伊南総合病院の夜間一次救急診療に関する協定書に調印した場で「引き続き夜間の一次救急センターの開設も視野に入れ、今後の医師会としての協力方法を検討したい」と語った。

 開業医が夜間の一次救急を担うためのセンターの開設は、上伊那の公立3病院事務長、8市町村担当課長らでつくる上伊那医療問題研究会が、上伊那医師会に検討を求めているが、昨年10月「現時点で数カ所に開設した場合、医師供給は困難」などの理由から、上伊那医師会はセンター開設を当面見送る方針を示した。

 また、伊那市が旧中央総合病院跡地に保健センターを移転新築する機会に、夜間一次救急診療センターを併設する案もあったが、今年5月、センターの併設はしないことを明らかにした。

 しかし、神山会長は「諏訪地区などのように、夜間一次救急センターに開業医がつめて、診療に当たるということも視野に入れて今後の協力体制を検討している。センター構想も依然として検討課題として残している」と語り、検討を重ねながら、3月の段階で再び今後の方針を話し合いたいとした。

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