2008年7月2日 19時29分更新
水の事故が増える夏のシーズンを前に、消防隊員が身近な素材を使っておぼれた人の救助にあたる訓練が倉敷市で2日、行われました。この訓練は、倉敷市消防局が行ったもので市内の屋内プールには消防局の20代の若手職員らおよそ50人が集まりました。
訓練は、おぼれた人を助けるという想定で行われ、ペットボトルにロープをくくりつけたものや、空気を入れたゴミ袋など浮き輪の代わりになる身近な素材を使って救助にあたりました。
消防隊員たちはペットボトルを投げて、「落ち着いてしっかりつかまって下さい」などと声をかけながら、訓練を行っていました。
また服を着て泳ぐ訓練も行われ、服が水にぬれて泳ぎにくくなった状態でもいかに速やかに救助にあたるか方法を確認していました。参加した消防隊員の1人は「水に入るとこんなにも服が重くなるとは知らなかった。1人でも多くの命を救えるよう日ごろから訓練をしておきたい。」と話していました。
倉敷市消防局によりますと水の事故は7月から8月にかけてが最も多いということで、海や川など水辺に近づく際には十分に注意をするよう呼びかけています。