岡山放送局

2008年7月2日 19時29分更新

バイオ燃料の利用を図ろう


使用済みの食用油などからつくるバイオディーゼル燃料の製造と利用促進をはかる協議会が2日、岡山市で設立され来年4月以降の製造と供給開始を目指すことになりました。

この協議会は、岡山市と民間企業などが共同で設立したもので、使用済みの食用油からバイオディーゼル燃料を製造しその利用を促進することを目的としています。
2日の設立総会には、岡山市や燃料の製造を担当する企業の関係者などあわせておよそ20人が出席しました。

まず、岡山市の高谷茂男市長が「省エネルギー、省資源が環境問題の解決に不可欠で、全市一体となって取り組んでいきたい」とあいさつしました。
続いて、事業計画案が事務局から説明され、承認されました。

それによりますと、一般家庭と飲食店から回収した使用済みの食用油を原料に、年間最大1200キロリットルのバイオディーゼル燃料を製造し、そのうち500キロリットルは岡山市が買い取ってゴミ収集車の燃料として使用し、残りも地元のバス会社などに販売する計画となっています。

計画通り事業が進めば、年間およそ2200トンの温室効果ガスの削減が見込めるということで、協議会では来年4月以降の供給開始を目指して準備を進めていくことにしています。