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洗米排水からバイオ燃料生産 '08/5/27

 広島国際学院大(広島市安芸区)工学部の渡辺昌規准教授(36)らの研究グループが、洗米排水からバイオエタノールを生産する技術を開発した。バイオ燃料への転用などで穀物価格が高騰する中、原料が食料と競合しないのが特長。8月に仙台市である日本生物工学会大会で発表する。

 洗米排水に、でんぷんの分解能力がある米ぬかとアルコールを作る酵母を加え1―2週間保存する。保存温度は、雑菌が繁殖しにくく酵母の働きが活性化する15―20度。蒸留して気化したアルコールを冷まし、液体にして回収する。

 生成エタノール濃度は6―7%で、実用化されているサトウキビからバイオエタノール生産する際の濃度とほぼ同等を達成した。

 外食業界などで洗米済みの米の需要が高まり、無洗米製造工場では排水処理の負担が増えている。実用化されると、洗米排水量を半分程度に削減できるほか、乾燥処理をして家畜の飼料にするのに比べ生産時の排出熱量を抑えられるという。

【写真説明】洗米排水を活用した簡易バイオエタノール生成装置について説明する渡辺准教授


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