現在位置:
  1. asahi.com
  2. スポーツ
  3. 一般スポーツ
  4. 国外
  5. 記事

五輪セーリング会場に大量の藻 レース海域の3割覆う

2008年7月1日11時2分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真藻に覆われた青島の海岸線=AP ※写真をクリックすると拡大します 写真藻の海をかきわけて進む男性=AP ※写真をクリックすると拡大します

 【北京=阿久津篤史】北京五輪でセーリング会場となる青島海域周辺で藻が大発生し、五輪レース海域の約3割を覆う事態になった。当局は撤去作業を続けているが、8月の期間中の再発を心配する声も出ている。

 中国国営新華社通信によると、藻の大発生は5月末に黄海で初確認され、五輪セーリングで使う海域約50平方キロのうち約16平方キロを覆った。数万人を動員して6月29日までに約10万トンを取り除いたが、完全な撤去にはさらに約2週間かかるという。

 地元メディアは発生原因について「温暖化で大気中の二酸化炭素が増えるにつれ、海中でも増えたこと、最近続いた雨の影響で海中のリンや窒素の濃度が高くなり、水温も上がったため」との青島市気象局の見解を伝えている。

 現地を訪れていた日本セーリング連盟幹部の山田敏雄氏は「たとえ藻があっても開催が決まれば、やらなければいけない。しかし、障害になって避ける必要があり、困る」と心配していた。

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内