2008年7月2日 13時1分更新
深刻な医師不足から移譲先となる民間病院を選考している武雄市民病院で、医師がさらに2人減ったため糖尿病などを担当する診療科の診察が1日から休止になりました。
武雄市民病院ではことし4月、12人いた医師が3人やめて9人に減ったため救急患者の受け入れをやめて午後の外来患者の診察を取りやめました。
6月2日にはさらに2人の医師がやめて7人になったため呼吸器内科の外来の診察がそれまでの週5日から週1日に大幅に減らされました。
さらに、6月30日付けで脳外科の医師と糖尿病や肝臓病などを担当する代謝内分泌科の医師の2人がやめたため1日から5人の医師で診察を行っています。
このため、担当の医師が1人しかいなかった代謝内分泌科では1日から診察が休止になりました。
病院の玄関などには代謝内分泌科の診察休止を知らせる紙が貼られ、代謝内分泌科に通っていた患者には同じ診療科がある近くの自治体にある2つの病院を紹介しています。
代謝内分泌科に通っていた61歳の男性は「患者としては同じ医師に診てもらいたいのに突然、医師がいなくなったのを知らされて困っている。
これからどうしていいのかわからない」と話していました。