2008年06月25日 00:00 [Edit]
News - 大聖堂の三大光景
さっそく痛いニュースでも痛くとりあげられてるけど...
岐阜市立女子短大生6人、フィレンツェの大聖堂壁に落書き : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)岐阜市の市立女子短大(松田之利学長)は24日、学生6人が今年2月に海外研修旅行でイタリア・フィレンツェ市を訪れた際、13世紀から15世紀にかけて建設された「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の壁に落書きしたと発表した。
同短大は修復費用の負担を申し出たが、大聖堂側から「謝罪してもらえば責任は問わない。費用負担は不要」と連絡があったという。
というのには、神の許し以外にももう一つわけがある、多分。
実は、すでに落書きだらけなのよ。
あれは1996年だから12年前のこと。かなり強引にスケジュールを組んで、籍を入れる前の妻とイタリア旅行した。ローマ→ヴェネツィア→フィレンツェ→ローマを9日間。で、当然あの Santa Maria del Fiore にも行って、Duomo のてっぺんまでえっちらおっちら登った。
で、待ち受けていたのは、トスカーナの真っ青な空、ルネサンスの面影を残すフィレンツェ市街全景、そして落書き。それもサインペンとかじゃなくて、ナイフとかで刻んである。
さまざまな国の、さまざまな時代の落書きがあったけど、圧倒的に多かったのが、"ti amo"。19世紀以前に刻まれたとしか思えないものも確かにあった。古今東西、無数のバカップルが訪れたわけですな。
フィレンツェ市内に限らず、イタリアでびっくりしたのが、旧跡の扱いのぞんざいさ。たとえばフィレンツェ旧市街は石畳で舗装されているんだけど、イタリア人、平気で吸殻を落としやがる。なぜわかったかというとドイツ人がそれを咎めて捨て台詞を吐いたのを耳にしたから。しかもそこには "Vietato Fumare", 「禁煙」のサインが。
ヴェネツィアでは、ゴンドラが"Senso Unico"(一方通行)の看板をがんがん無視してたし。
このイタリア体験は、後に中国で役立つことになった。「请勿吐痰」を見て、すでに一児の母となった妻とともに、「イタリアみたい」とうなずきあったものだ。
もっとも、これは12年前の話。当時は金まで€でなくてLiraだったし(でもいろんなところで日本円がそのまま使えたりした。しかも日本の銀行のレートよりよかったりした!)、このあたりの事情は変わったのだろうか....
Dan il Giapponese
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しかし署名入りってところがお間抜けですね。
署名入りの落書きの方が数百年後には歴史の記録として意味あるものになるかも知れないけど。
いたずらなら、
しらを通せるが、
自分では、いたずらのつもりの
「モロだしボン」(エロトラセブンの人間の姿)のエロ写真とか
エロビデオに自作出演で
ネット上に放り投げちまった人は、
メディアが残る限り、
ネットを経由して、
メディアに、
ずっと、刻み続けられる。
100年以上前の欧米で撮影された、
白黒エロ写真が、
「エロクラシック」として、未だにメディアを変えながら、
流通しつづけるように、
今、30年前のビデオ本とか、
裏ビデオとかが、
「日本マニア」の人向けに、
ネット販売されてますからね。
出演者は、ほんの出来心で
出たんでしょうけどね。
「ぬぁあにぃー。やっちまったなぁー」
記録するということは、
そういうこと。
観光ガイドが神殿でタバコのポイ捨ては当然。
修繕作業員がピラミッドの玄室内でタチションするものだから、赤のピラミッドは入り口からずっとアンモニア臭。途中で引き返す人もいるくらい。
イタリアに観光に来たドイツ人は、イタリア人のマナーの悪さにいちいち怒るんだよね。南仏あたりでならそれも分かるけど。よく一緒に戦争なんてできたもんだ。