白石・刈田病院 新院長に高林氏

風間市長(左)とともに記者会見し、新院長就任の抱負を述べる高林氏
 宮城県白石市の風間康静市長は1日、空席となっている公立刈田総合病院(同市)の新院長に、東北大大学院医学系研究科保健学専攻の高林俊文教授(62)が就くと発表した。8月1日着任する。

 高林氏は茨城県出身、東北大医学部卒。同産婦人科講師、東北大医療技術短大部部長、東北大医学部保健学科長、同副医学部長などを歴任し、今年4月から現職。

 記者会見に同席した高林氏は「『働きやすい病院』『やりがいのある病院』を目標に、より良い医療を提供できるような病院にしたい」と抱負を述べた。

 常勤医師が急減している問題については「東北大をメーンに、常勤医師を出してもらえるよう働き掛ける」と語り、8月に内科系の常勤医師1人を招請できる見通しを明らかにした。

 刈田病院の常勤医師は24人。昨年4月1日より14人少なく、18診療科のうち麻酔科など4科で常勤医師ゼロとなっている。

 風間市長は「新院長とともに、地元医師会などのつても頼って常勤医師招聘(しょうへい)に努めたい」と話した。

 前院長は昨年10月末に退職。11月から顧問を務めていたが、6月30日付で引退した。
2008年07月02日水曜日

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