岡山放送局

2008年7月1日 20時22分更新

県漁連が燃料高騰で支援要請


原油の高騰で経営が圧迫されているとして漁業団体の代表が1日、石井知事に燃料費の補てんを求める緊急の要請を行いました。
1日は、県漁連・県漁業協同組合連合会の奥野雄二会長ら3人が県庁を訪れ、石井知事に要請書を手渡しました。

要請書によりますと、現在の燃料費は4年前と比べて2倍以上にあがっているのに水産物には、燃料の高騰分をほとんど上乗せできず、休業を余儀なくされている漁業者もいるということです。

要請書では、漁業を続けられるよう、現在より3割ほど安かった昨年度の価格水準で燃料を購入できるよう差額を補てんすることを求めています。

要請について石井知事は、「県の財政が厳しいとはいえ、優先的に対応すべき課題だと認識しているので対応を検討していきたい」と話しています。

県漁連では、原油の価格の値下げを求めて、今月14日と15日の2日間、あわせて2100人余りの漁業者が一斉に漁を休むことを決めています。