岡山放送局

2008年7月1日 20時22分更新

路線価 岡山市中心部で上昇


相続税などの算定の基準となる土地の評価額、路線価が発表され、岡山県内の平均価格は去年と同じでしたが、岡山市の中心部では3年連続で上昇しました。

路線価は、主な道路に面した土地の1平方メートルあたりの評価額で、相続税や贈与税を算定する際の基準になります。
1日発表された岡山県内の路線価の平均価格は5万3000円で、去年と同じでした。

県内で最も高かったのは、27年連続で岡山市本町の市役所筋のうち、デパートなどが建ち並ぶ一帯で114万円。
次いで岡山市下石井1丁目の市役所筋で97万円でした。
この2つの地点は去年に比べていずれも6パーセント余り値上がりし、3年連続の上昇となりました。

広島国税局は「岡山市では再開発ビルの建設やマンション用の土地の需要の高まりから、市街地を中心に土地の価格が回復する傾向にあるが、それ以外の地域は依然として下落傾向にあると考えられ土地の価格の格差が広がりつつある」と話しています。