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高齢者の性:鍾路区が宗廟公園で初の調査

 首都圏全域から1日に4000人の高齢男性が集まり時間を過ごすのがソウル市鍾路区の宗廟公園。最近は高齢者の性問題が社会問題化していることから愉快とはいえない理由で注目されている。高齢者に接近して売春を行う中年女性150人の仕事場としても知られているからだ。

 最近は同性愛者が高齢者を金で買い性的な行為を行っているとのうわさまで飛び交っている。

 鍾路区が宗廟公園を訪れる高齢者を対象に「性生活の認識についてのアンケート調査」を行い、20日に結果を発表した。区レベルでの宗廟公園での大掛かりな調査は今回が初めてだ。

 アンケートに応じた226人(80代以上48人、70代120人、60代47人、50代以下11人)のうち希望者205人を対象に行ったエイズなどの性感染症検査では、エイズ感染者はいなかったが18人(8.8%)が梅毒の陽性反応を示した。年齢は80代3人、70代7人、60代6人、50代後半2人だった。

 しかし梅毒は若いときに感染して完治しても血液検査で痕跡が残るという特徴があり、一部の希望者だけを対象に行った調査なのでこの数値から中年売春女性たちから感染したと断定するのは無理があると鍾路区はみている。しかし「コンドームを使用するか」との質問に対しては123人(54%)が「使用しない」と回答し、安全な性生活のための教育が必要なことが明らかになった。半分以上の118人(52%)は過去2年で性病の検査を受けておらず、17人(8%)は最近性病にかかったことがあるという。

 「性関係の回数」については93人(41%)が「しない」と回答し、「2週間に1回」が37人(16%)、「1週間に1回」が34人(15%)、「1カ月に1回」が30人(13%)の順だった。「性関係パートナーの人数」については半分が回答せず、「1人」が84人(37%)、「2人」が20人(9%)の順だった。

チョン・ジソプ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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