福岡中2自殺 両親、いじめ根絶訴え 北九州で人権集会「真相、徹底究明を」
福岡県筑前町の中学2年男子(13)がいじめられたとの遺書を残し自殺した問題で、生徒の両親が26日、北九州市八幡東区で開かれた福岡県人権問題研究集会(同実行委員会主催、西日本新聞社など後援)で、同校でのいじめの実態や現在の思いについて報告した。両親は「同じ悲劇を繰り返さないためにも、学校や社会からいじめをなくしたい。その思いを筑前町から全国に伝えていきたい」と、約700人の参加者を前に懸命に訴えた。
福岡県内の小中高校教師や人権擁護団体でつくる同実行委員会側が両親に要望し実現。報告には父親(40)が立ち、1年生のころの担任教師が集中的に生徒をからかいの対象にし、同級生たちのいじめを誘発したと指摘。いじめがあったのに町教委に「ゼロ報告」をしていた学校や、調査委員会に遺族を加えない町教委を批判した。
その上で父親は「なぜ息子が死なねばならなかったのか真実を知りたい。徹底した真相究明を行い、それを学校で生かしてもらいたい」と要望。いじめの存在を正直に報告すると教師の能力が問われるのではなく、「いじめ解決に懸命に取り組む教師を評価する仕組みが、学校や教育行政に絶対必要だ」と訴えた。
=2006/11/27付 西日本新聞朝刊=
福岡県筑前町の中学2年男子(13)がいじめられたとの遺書を残し自殺した問題で、生徒の両親が26日、北九州市八幡東区で開かれた福岡県人権問題研究集会(同実行委員会主催、西日本新聞社など後援)で、同校でのいじめの実態や現在の思いについて報告した。両親は「同じ悲劇を繰り返さないためにも、学校や社会からいじめをなくしたい。その思いを筑前町から全国に伝えていきたい」と、約700人の参加者を前に懸命に訴えた。
福岡県内の小中高校教師や人権擁護団体でつくる同実行委員会側が両親に要望し実現。報告には父親(40)が立ち、1年生のころの担任教師が集中的に生徒をからかいの対象にし、同級生たちのいじめを誘発したと指摘。いじめがあったのに町教委に「ゼロ報告」をしていた学校や、調査委員会に遺族を加えない町教委を批判した。
その上で父親は「なぜ息子が死なねばならなかったのか真実を知りたい。徹底した真相究明を行い、それを学校で生かしてもらいたい」と要望。いじめの存在を正直に報告すると教師の能力が問われるのではなく、「いじめ解決に懸命に取り組む教師を評価する仕組みが、学校や教育行政に絶対必要だ」と訴えた。
=2006/11/27付 西日本新聞朝刊=
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