大相撲の幕内、十両力士が集まる力士会で1日、会長を務める横綱朝青龍が「力士給与を上げるよう(相撲協会に)求めよう」と提案した。力士会は愛知県体育館で非公開で開催。原油価格をはじめ物価が上昇する中、力士給与が7年連続で据え置かれていることが理由という。関係者によると、賛同する拍手は起こったものの、正式な決を採ったわけではなく、相撲協会側に対してどう求めるかなどは決まっていない。
朝青龍は会の後、「みんなの考えでもあると思う。地方場所は交通費もかかるし」と語った。給与は例年、前年11月の九州場所の際に理事会で決める。月給は幕内で約130万円、大関が約235万円、横綱が282万円。北の湖理事長(元横綱)は「聞いていないから何も言えない」と話した。