いじめ自殺を考える集会が10日東京都内で開かれ、いじめを苦に自殺した筑前町の中学2年生の男子生徒の母親が命の大切さを訴えました。
集会の中で母親は葬儀の時に参列した同級生に語った言葉を紹介しました。
母親は「息子は自殺する前、みんなになぜ「死にたい」と言ったのでしょう。自殺をみんなに止めてほしかったのでは。自分という人間を必要とされたかったのではないでしょうか」。
「みんながこれからの人生の中で、誰かから死にたいと相談されたり、聞いたりした時は「何かあったの?」と受け止められる人になってほしい」などと語ったことを涙ながらに訴えました。
また、集会で母親は「学校や大人はしっかりといじめの問題に向き合い解決に立ち向かって欲しい」とも語りました。