ミカンと拳銃、陸自に送る 容疑で男性を書類送検奈良県警は1日、銃刀法違反(所持)容疑で奈良県王寺町の無職男性(75)を書類送検した。旧陸軍少佐だった父親の拳銃と実包に手紙とミカンを添えて、兵庫県の陸上自衛隊駐屯地に偽名で送っていた。 県警によると、遺品整理で発見。「届けたら逮捕されるし父親の名誉に傷がつく」と考え、手紙には「旧陸軍のものなのでお返しする」との内容を書いた。ミカンを入れた方が受け取ってもらいやすいと思ったという。 1月29日、コンビニから宅配便で送付。陸自はあて先に個人名がなかったので受け取りを拒否した。ミカンが腐り異臭がしたため宅配会社が開封。父親の名前と階級が書かれた荷札が付いており、男性が浮上した。 調べでは、男性は昨年11月から今年1月、王寺町内の空き家にベルギー製の軍用拳銃1丁と実包49個を所持した疑い。 軍用拳銃は形見や遺品でも所持が禁じられているが、進んで提出した場合には罪が軽減、または免除されるという。
【共同通信】
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